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今買いの“1kg切り”超軽量ノートPCを一斉比較【2019年春版】

NEC PC LAVIE Note Mobile(NM550/MA)の製品情報

※ここでは、NEC PC LAVIE Note Mobile(NM550/MA)の製品情報を掲載しています。今回レビューしているほかの8製品およびライターごとの評価結果をご覧になりたい方は、ページ最下部にあるリンク付きの目次を参照ください。

NEC PC LAVIE Note Mobile(NM550/MA)
本体色は写真のメタリックピンクのほかに、パールブラックとパールホワイトが用意されている
キーボード
天板
左側面
右側面
背面
底面
天板を閉じた状態
天板を最大まで開いた状態
USB PD対応のACアダプタ
本体重量の実測値
液晶ディスプレイの色階調
NEC PC LAVIE Note Mobile(NM550/MA)のスペック
LAVIE Note Mobile NM550/MA
CPUCore i5-8200Y(2コア/4スレッド、1.3~3.9GHz)
GPUCPU内蔵(Intel UHD Graphics 615)
メモリLPDDR3 8GB
ストレージSATA SSD 256GB
光学ドライブ-
ディスプレイ12.5型フルHD IPS非光沢液晶
解像度1,920×1,080ドット
OSWindows 10 Home
バッテリ駆動時間約11.5時間(JEITA V2.0)
バッテリ容量36Wh
USB PD充電5V/2A(10W)、9V/3A(27W)、15V/3A(45W)、20V/5A(100W)
モダンスタンバイ非対応
USBUSB 3.0 Type-C(USB PD対応)、USB 3.0×2
カードリーダSDXCカードスロット
映像出力HDMI
無線機能IEEE 802.11ac、Bluetooth 5
有線LAN-
Webカメラ92万画素
その他指紋認証センサー、音声入出力
付属ソフトMicros Office Home & Business 2019
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)289×196×17mm
重量約910g
税別店頭予想価格144,800円前後

NEC PC広報のコメント

 「LAVIE Note Mobile NM550」は、コンパクトなボディに12.5型ワイドのちょっと広めな画面でも、いつものカバンにラクラク収まるコンパクト&約908gの軽量化を実現し、バッグ内での圧迫を想定した面加圧試験や落下試験もクリアしている堅牢ボディで安心して持ち運びできます。

 キーボードは、キートップの印字とキーのサイズを従来モデルより大きくしたことで、見やすさと打ちやすさが向上。また、約11.7時間のバッテリ駆動で1日中使用できます。USB Type-Cの電源などコネクタ類を背面に集中させ、教室などのせまい机での使いやすさに配慮しています。


 評価は下記のとおり。

※レーダーチャートの点数は評価者4名の評点の合計値を平均化したものです
NEC PC LAVIE Note Mobile(NM550/MA)の評点(※5点満点)
携帯性画面拡張性使い勝手デザイン合計
ライター笠原一輝3443317
ライター山田祥平4454522
大学生 鈴木悠斗3221111
社会人女性 勝又楓5323417

ライター笠原一輝の評価

 LAVIE Note Mobileはビジネスパーソン向けの製品というよりは、大学生などの学生向けの製品で、コストを抑えつつ、使い勝手の良さとデザイン性の高さをバランス良く実現した製品となる。このため、ビジネスパーソン向けに設計された製品に比べると、CPUがYシリーズだったりと、ディスプレイが12型だったりと、やや不利な面があることは否めない。

 しかし、Celeronを搭載した下位モデルは店頭予想価格が11万円弱と価格が抑えられており、そこがなによりも学生向けの製品としては大事だろう。個人的にはもう少しお小遣いを追加してでも高いモデルを買ってもらったほうが長期間(4年間)の使用によりよいと思うが、さまざまな事情を考慮すればこうした高品質な製品がそれなりの価格で買えることは歓迎して良いのではないだろうか。

ライター山田祥平の評価

 「大学生向けモデル」を称し、用途特化を狙った製品だ。個人が自分のために使うPCとしての位置づけを追求している。13.3型ではちょっと大きい、10.1型では小さすぎるという常用ノートPCには最適のサイズ。Yプロセッサということで過度な性能を求めるには無理があるが、日常的な利用にはとくに不満を感じることはないだろう。それに価格も魅力だ。カラーバリエーションが豊富なところに魅力を感じるユーザーも多いかもしれない。

大学生 鈴木悠斗の評価

 やや筐体や電源ボタンなどにチープさが否めないものの、税別約14.5万と聞けば納得できる。大学生がPCを使ってやるであろうレポートやプレゼンのスライド作成、YouTubeや動画配信サービスなどの用途には申し分ないスペックだ。

 特徴的なのは、充電端子を含むすべてのインターフェイスが背面に配置されている点だ。この設計により、ケーブルが自分側に垂れずにスペースが確保できるのだが、「一長一短」な構造だとも感じた。

 机がせまく、同時にテキストを参照せねばならない場合や、自分のPCを持ち込んでプロジェクタにそのまま接続して、プレゼンのスライドを見てもらう場合などにはコードが邪魔にならず使いやすいと思うのだが、USBメモリを抜き差しするさいに、いちいち画面を閉じなければならないといった手間がかかったり、イヤフォンの長さが短いとそもそも耳まで届かないなど、かなり不便を強いられることにもなるだろう。

 そのほかの気になった点としては、高負荷時にキーボードの数字列(上から2列目)あたりや背面がかなり熱を持つ点だ。温度計で測ったところ、およそ40℃ほど(室温は約15度)。老婆心ながら、夏などの高温時に膝の上などに置けば低温やけどをしてしまうのではないかと心配になってしまった。

 ただ、Webブラウジングや書類作成などの軽作業用には好適であり、価格も安いので「初心者」には十分なノートPCと思う。

社会人女性 勝又楓の評価

 携帯性は抜群で、小さくて軽くていい。ただそのせいでタッチパッドの縦幅が短くなっていて自分には使いにくい。あと、USBとかのポート類が後ろに集約されているので、USBケーブルを挿すときとかに、いちいち後ろを確認しないといけないのがめんどうだった。色は上品な桜色で本当にきれいだと思う。色では一番好み。