ついに約698gまで軽量化。強度も増した富士通13.3型モバイルノート

UH-X/C3

　富士通クライアントコンピューティング株式会社は、13.3型で約698gの世界最軽量モバイルノート「LIFEBOOK UH-X/C3」を発表した。11月15日より販売を開始し、税別価格は25万円弱。

　前モデルのUH75/B3で実現していた約748gからさらなる軽量化を達成。“UH-X(ユー・エイチ・テン)”の新製品名を引っさげ、重量600g台へと記録を更新した。外観に大きな変化をもたらさず、内部の基板面積を従来から15%縮小するなどして軽量化を実現。一方で、天板側面の肉厚が25%増となったほか、液晶面の開閉時に指がかかる部分に金属カバーによる補強が加わっており、むしろ堅牢性は向上している。

UH-X/C3のシースルー

天板側面の肉厚が25%増しで強度向上(左がUH-X/C3、右は旧機種)

液晶面の開閉時に指をかける部分に金属カバーを入れて補強

　また、排気ファンの位置を調整し、ヒートパイプから伝わるCPUの熱が、排気ファンの風量が弱かった内側から風量の強い外側で吐き出されるようになるとともに、ファンの実装領域を5mm拡大することで、効率的な排気ができるようになり、静音化もなされたとしている。

　UH-X/C3ではWindows 10 Proを採用し、Windows Hello対応カメラを搭載。ストレージも512GBのSSDに拡大された。インターフェイスには、USB 3.1規格でPower DeliveryとDisplayPort Alternate Mode対応のType-Cポートが追加。これまでもType-Cポートは備えていたが、USB 3.0までの対応にとどまっていた。

　このほか、ボックス型スピーカーの採用による音質向上、タッチパッドとクリックボタンの立体化、本体側面部の1枚板化によるデザイン性の向上など、細かい部分にも改良を施した。

若干の配置変更と実装領域が5mm拡大されたファン

スピーカーが変更され音質向上

新スピーカー

旧スピーカー

　UHシリーズにはUH-X/C3以外にも、前モデルと同筐体の「UH90/C3(税別21万円弱)」と「UH75/C3(税別19万円強)」の2機種を用意しており、前者はCore i7-8565Uを、後者はCore i5-8265Uを搭載。全機種Intel第8世代(Whiskey Lake)の4コアCPUとなっている。UH75/C3の店頭モデルはアーバンホワイトとガーネットレッドの2色で展開される。

　重量はUH90/C3が約898gで、UH75/C3はガーネットレッドが約747g、アーバンホワイトが758g。本体サイズはUH-X/C3を含む3機種共通で、309×212×15.5mm(幅×奥行き×高さ)。

UH90/C3

UH75/C3(アーバンホワイト)

UH75/C3(ガーネットレッド)

LIFEBOOK SH75/C3

　ノートPC製品では、光学ドライブを搭載するLIFEBOOK SHシリーズの13.3型モバイルノート「SH75/C3」も新機種として登場する。11月8日発売で、税別価格は20万円強。

SH75/C3

　従来モデルからバッテリ駆動時間が6.6時間増しの約22.8時間になったほか、付属のオフィスアプリがOffice Home & Business Premium プラス Office 365 サービスから、Office Home & Business 2016に変更されている。CPUは変わらず、Kaby Lake RefreshのCore i5-8250U(4コア、1.6GHz)を搭載。