ニュース
オーディオデバイスなのにLinuxやレトロDOSゲームも動く「Sound Blaster Re:Imagine」
2025年12月26日 11:14
Creativeは、Kickstarterにおいて“究極のオーディオハブ”と銘打った複合サウンドデバイス「Sound Blaster Re:Imagine」の出資を募っている。製品を入手するのに必要な最小出資額は453シンガポールドル(約5万5,000円)だ。
Sound Blaster Re:Imagineは10月末にKickstarterに登場したサウンドデバイス。ベースユニットの上に、磁力でくっつく小型のスマートスクリーン、ボタン、ボリュームノブ、デュアルスライダーの4モジュールがあり、好きな配置や構成にできるのが特徴。現在は5つのスロット(2つはスマートスクリーン用、残りは空き)が横一列に並んだ「Horizonベースユニット」が用意されているが、ストレッチゴールとして2×3の「Vertexベースユニット」が設定されている。
このデバイスが斬新なのは、8コアと6TOPSのNPUを内蔵したArm SoC、8GBのLPDDR4メモリ、16GBのeMMC、そしてmicroSDカードを備え、内部でオープンソースのLinuxが動作している点だ。SDKやサンプルソースコードも提供されるので、開発者はrootアクセスによるアプリの自由な開発が可能だ。
出荷時点では、DOSエミュレータを介したレトロPCゲームのプレイ、1990年代にSound Blasterにバンドルされた音声合成ソフト「Sound Blaster Parrot」および「Dr. Sbaitso」の“AI強化版”、AI DJによる音楽生成、ワンタップの録音/ビジュアライザー機能などが利用可能。開発コミュニティによってさまざまなアプリや機能が充実していくことを目指しているという。
基本的なオーディオ機能/性能としては、32bit/384kHz/SNR比120dB対応のスタジオグレードを謳うDACを内蔵しており、最大300Ωまで対応できるヘッドフォン出力、マイク入力、ライン入力、ライン出力、Toslink光入力、USB Type-Cオーディオ入力、USB Type-Cホスト、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0などを搭載。PCやスマートフォン、ゲーム機など複数の入力から、ヘッドフォンやスピーカーなど複数の出力先をスムーズに切り替えられる。
開発の背景として、既存のサウンドカードの閉鎖性や、Stream Deckのような入力デバイスにおけるオーディオ連携の欠如、複数のオーディオデバイスのシームレスな切り替えといった課題を挙げ、本製品をオープンなプラットフォームとして提供することで、それらの解決を図るとしている。














![[Amazon限定ブランド]CCL い・ろ・は・すラベルレス 2LPET ×8本 ミネラルウォーター 無味 製品画像:2位](https://m.media-amazon.com/images/I/41h0MHfvhkL._SL160_.jpg)







