Windows 11便利テク
ウィンドウを縦横きれいに並べるWindows 11のスナップレイアウトを使いこなす
2021年11月19日 06:50
ウィンドウを自由に配置できるスナップレイアウト
Windows 11では、ウィンドウの右上にある[最大化]ボタンにマウスカーソルを合わせると、デスクトップ上のどこにウィンドウを整列させるかを選択できる「スナップレイアウト」が表示される。
左右の2画面、上下左右の4画面、左中右の3画面と、いろいろなレイアウトを選択して、ウィンドウを整列させることができる。
この機能は好き嫌いがはっきり分かれる機能のようで、個人的にはあまり使わないが、身近には「きっちり整列してないと気持ち悪いからよく使う。すごく便利」という人もいて、「きっちり派」なのか「適当派」なのか、人間性を見分けるふるいのようでもある。
従来のショートカットキーでの操作も健在で、[Win]+[Alt]+[←/→]でスナップすることもできるが、確かに配置場所を一発で選べる分、スナップレイアウトからの操作の方が利便性は高いと言えそうだ。
スナップの機能をカスタマイズ
ウィンドウのスナップは、[設定]の[システム]にある[マルチタスク]からオン/オフできるうえ、細かな動作をカスタマイズすることも可能だ。
具体的には、以下の機能をオン/オフできる。標準ではすべてオンなので、不要な機能がある場合はオフにしておくといいだろう。
- ウィンドウをスナップしたときに、横に配置できるものを表示する
開いているほかのウィンドウのどれを配置するかを選択できる。 - ウィンドウの最大化ボタンにカーソルを合わせたときにスナップレイアウトを表示する
Windows 11の新機能であるスナップレイアウトをオン/オフできる。 - タスクバーのボタンにカーソルを合わせたときに、アプリが含まれているスナップレイアウトを表示する
スナップしているアプリ以外をアクティブにした時に、アプリごとにアクティブウィンドウを切り替えると、スナップ以外のアプリが一部のウィンドウに重なることがあるが、それを避けて、元のスナップレイアウトに戻せる。 - ウィンドウをドラッグしたときに、画面の端までドラッグしなくてもウィンドウをスナップできるようにする
マウスでウィンドウをドラッグしたときに、画面端の少し手前でスナップが始動する。 - ウィンドウをスナップするときに、利用可能な領域に合わせて自動的にサイズを変更する
デスクトップの空いているスペースに合わせてスナップできる。 - スナップされたウィンドウのサイズを変更するときに、隣接するスナップウィンドウのサイズも同時に変更できる
ウィンドウの境界を移動することで、双方の領域を同時に増減するイメージ。
前述したように、スナップは好みの分かれる機能なので、よく使う人はすべてオンの標準のままでかまわないが、シンプルにウィンドウは常に最大化したいという場合などは、スナップレイアウトをオフにしておくといいだろう。