トピック

いまや貴重なバッテリ交換も可能! 新旧要素満載で900g台のパナソニック製2in1「レッツノートQV9」

~アナログRGBとThunderblot 3、3:2液晶が同居。伝統のホイールパッドも搭載

パナソニック「レッツノートQV9」
テレワークで使うためのPCのニーズが、企業でも個人でも高まっている。この企画では、テレワークにオススメのノートパソコン7製品をピックアップして評価していく。

 パナソニックの「レッツノートQV9」は12型の2in1。同シリーズ伝統のデザインと軽量&高耐久のコンセプトを維持しつつ、アナログRGB出力やSDカードスロットといったビジネスシーンでニーズの高い要素も残しており……と、聞くと保守的なモデルと感じるかもしれない。

 だが、ここからがすごい。“加えて”縦横比3:2の高解像度液晶、Thunderbolt 3インターフェース、Wi-Fi 6対応、高画質カメラ&高音質マイクと、イマドキの要素をふんだんに取り込んでおり、レガシーとモダンを両立する超実践的な仕様を実現しているのだ。2in1スタイル含めて、これが900g台に収まっているのだから素直に驚かされてしまう。


モビリティ~2in1としては珍しくバッテリを脱着可能~

 今回は、Windows 10 Pro 64bit/Core i5-10210U/メモリ16GB/ストレージ256GB(PCIe接続SSD)/12型WQXGA+液晶という構成のモデルを評価した。カスタマイズモデルでは、CPUはCore i5-10310U/Core i7-10810U、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBから選択できる。

 本体サイズは約273×209.2×18.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約949g。2in1の変形機構を含めて1kgを切っていることは評価に値する。またA4以下のフットプリント、レッツノート史上最薄の18.7mmを実現しつつも、100kgfの加圧振動試験、76cm落下試験、局部加圧試験をクリアしている点も、頻繁に持ち運ぶマシンとしては安心感が高い。

天板部。レッツノート史上最薄の18.7mmを実現しつつも、100kgfの加圧振動試験、76cm落下試験、局部加圧試験をクリアしている
2in1の変形機構を含めて1kgを切っている
ACアダプタの重量は実測265.5g

 バッテリ駆動時間はカタログスペックで約11時間。実際にディスプレイ輝度50%でバッテリーベンチマーク「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、6時間58分動作した。ディスプレイ輝度は30%まで下げても室内灯下で十分な視認性が確保できる。

 また、2in1としては非常に珍しくバッテリを脱着できる仕様だ。予備バッテリを複数用意すれば、いくらでもバッテリ駆動時間を延長できるとことは、バッテリ脱着可能なレッツノートQV9ならではの大きなアドバンテージだ。

 2in1であるメリットは過去に弊誌で何度も紹介しているが、普通のクラムシェルノートPCとしての使い方以外に、ディスプレイを反転させて相手に見せたり、ちょっとした操作をタッチで行なったりと、ビジネスの場面でもいろいろと役に立つ。

バッテリの設計容量は38,150mWh、フル充電容量は38,220mWh
「PCMark 10 Modern Office Battery Life」のスコアは6時間58分(ディスプレイ輝度50%時)
2in1としては非常に珍しくバッテリを脱着可能。複数バッテリを携帯してバッテリ駆動時間を延長できるメリットがある

 そして、12型と一回り小さめの液晶ながら、解像度は2,880×1,920ドットと、一般的なフルHDより一回り以上精細だ。また、縦横比は3:2となっており、A4書類と同等なので、2in1スタイルと相まって、ドキュメントの視認性も高いのがウリだ。別売のアクティブペンを使えば、紙のノートのように利用することができる。

12型のディスプレイは、縦横比3:2となる2,880×1,920ドット


性能~高速ストレージでキビキビと動作~

 今回の評価機はCPUに第10世代(Comet Lake)の「Core i5-10210U」(4コア8スレッド、1.60~4.20GHz) を搭載している。比較対象として、2016年頃に登場した13型クラスのモバイルのノートのスコアも掲載している。このノートの主なスペックは、Core i5-6300U(2コア/4スレッド対応)、メモリ8GB、SSD 256GB(SATA 3.0対応)だ。これに近いスペックのPCを使っている方も多いと思われるので参考にしていただきたい。主要ベンチマークの結果は下記のとおりだ。

検証機の仕様
レッツノートQV9
CPUCore i5-10210U(4コア8スレッド、1.60~4.20GHz)
GPUUHD Graphics(300MHz~1.10GHz)
メモリLPDDR3-2133 SDRAM 16GB
ストレ-ジ256GB PCIe NVMe SSD(SAMSUNG MZVLB256HBHQ-0000)
ディスプレイ12.0インチ、2,880×1,920ドット(288ppi)
TDP15W
OSWindows 10 Pro 64bit バージョン1909
サイズ約273×209.2×18.7mm(幅×奥行き×高さ)
重量約949g
ベンチマ-ク結果
基本性能を測定するベンチマークソフト、PCMark 10のスコア。総合スコアの「PCMark 10」、Webブラウジングなど基本操作の快適さの指標「Essentials」、オフィスアプリ利用時の性能指標「Preoductivity」、動画や写真編集の性能指標「Digital Contents Creation」の全項目でレッツノートQV9の方が高いスコアをマークしている。ビジネス用途ならじゅうぶんな性能を実現していると言える
ゲーム性能を測定する「3DMark」の結果。こちらもレッツノートQV9の方が高いスコアとなっている。GPUの世代も新しくなっているので、旧世代PCでは動かなかった、⽐較的新しい世代のマシンを意識したライトなゲームを想定したWild Lifeも問題なく動作
ストレージ性能を測定する「CrystalDiskMark」の値。レッツノートQV9は、旧世代のモバイルノートを凌駕。同じSSDであっても、SATAと比べてPCIe接続のものは、ひじょうに高速で、大きなデータの読み書きやOS/アプリの起動も高速化される

 レッツノートQV9で突出しているのはストレージ速度。サムスン製「MZVLB256HBHQ-0000」を搭載しているだけに、シーケンシャルリード(1M Q8T1)で3540.859 MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)で2345.757 MB/sという好成績を叩き出している。体感速度に直結するOS、アプリの起動、ファイルの読み書きなどで高速ストレージの恩恵を実感できるはずだ。

 全体的な性能に関しても、CPU性能を引き出す独自のチューニングにより、ビジネス用途で大きな不満を感じることなく、さまざまなタスクをこなせるだろう。


拡張性~新旧インターフェイスを網羅しておりUSB Hubは不要~

 本製品は新旧インターフェイスを網羅。コンパクトな筐体にThunderbolt 3(USB Power Delivery対応)、USB 3.0×3、HDMI、ミニD-Sub15ピン、有線LAN(Gigabit Ethernet)、3.5mmコンボジャック×1を搭載。

 とくにミニD-Sub15ピン、有線LAN、SDメモリーカードスロット×1を本体に内蔵しているのはポイントが高い。ミニD-Sub15ピンは古いプロジェクタと接続するさいに重宝するし、これだけインターフェイスが揃っていればUSB Hubなども不要。どこへ持ち出しても、ポート類の不足に悩まされることはないだろう。

右側面には電源端子、HDMI、Thunderbolt 3(USB Power Delivery対応)、USB 3.0、有線LAN、ミニD-Sub15ピン、3.5mmコンボジャックを装備
左側面にはUSB Type-A 3.0×2、SDメモリーカードスロット、セキュリティーロックスロットを配置
有線LAN(RJ-45)はキーボードに干渉しない絶妙な位置に配置。引き出したり、展開するような手間なしに手軽に抜き差し可能だ


ネットワーク~WWANモデルは3ヵ月無料SIMカードが付属~

 通信機能は前述の有線LANに加え、無線LANは最新のWi-Fi 6(11ax)をサポート。もちろんBluetooth 5.0に対応している点は言うまでもない。

 また、今回の評価機には搭載されていないが、直販サイトからカスタマイズ購入する際にはLTE(WWAN)搭載を選択できる。キャンペーンで、2021年4月27日13時までにLTEモデルを購入すると、3カ月無料で利用できるSIMカードが装着された状態で発送されるのが嬉しい。WWAN機能の使い勝手や、自分の行動範囲の通信速度を試してから、そのSIMカードを延長するか、ほかの事業者のSIMカードに乗り換えるかを決められるわけだ。

 スマートフォンを持ち歩くので、テザリングすればPC本体にWWANは不要と考える人もいるかもしれないが、内蔵製品では、もちろんテザリングのオン/オフが不要なだけでなく、スリープ時でも定期的にメールの受信などができるので、PCを開いた瞬間にデータが最新の状態になっているメリットがある。


カメラとマイク~総合性能の高いWebカメラ、マイク音質も良好~

 本製品はディスプレイ上部に約207万画素のWebカメラとアレイマイクが内蔵されている。Webカメラの映像は高精細で、色味がよく、また画角も広い。総合性能の高いWebカメラとして太鼓判を押せる。

 そしてさらに高く評価できるのがアレイマイクの音質。アレイマイクは一般的に指向性を持たせ、環境音を低減させることが目的だが、実に自然な音質でビデオ会議することができた。実用コミュニケーション用途なら外付けマイクを用意する必要はない。いま仕事用のPCを選ぶさいに、カタログからはわかりにくいが重要なポイントだ。

 Microsoft Teams利用時のCPU負荷は8.1%前後と、CPUの世代こそ最新ではないが、CPUの性能を引き出す独自のチューニングを施しており、快適にビデオ会議を行なえる性能を持っている。

約207万画素のWebカメラでは背景のディテールも細かく描写される
「Microsoft Teams」でビデオ会議中のCPU使用率は8.1%前後で推移した
本体内蔵カメラとマイクを使ったMicrosoft Teamsでの録画例


生体認証~変形モードによってデュアル生体認証を使い分け~

 生体認証システムはデュアル仕様で、IRカメラ(顔認証カメラ)をディスプレイ上部に、指紋認証センサーをパームレスト右側に配置している。2in1はノートブックモード、タブレットモード、スタンドモード、テントモードとさまざまなスタイルで利用する。その時々で使いやすい生体認証システムを利用できるわけだ。

ディスプレイ上部にはIRカメラ(顔認証カメラ)を搭載
指紋認証センサーはパームレストに装備。小指球が触れないように右端に配置されている


実際に使ってみた率直な感想

このようなスタイルで相手と画面を共有しながら、タッチ操作も可能

 レッツノートQV9で一番気に入ったのがキーボードの使い勝手。コンパクトなボディにキーピッチは15.2×19mm(縦×横)、キーストロークは2mmが確保されており、打鍵感が心地いい。パームレストも広めなので、どっしりと手を預けられる。レッツノートQV9は長時間のテレワークを快適にこなせる2in1だ。

レッツノートのアイディンティティとも言える「ホイールパッド」。円状になぞることで画面スクロールできる快適な入力デバイスだ

 そして重くなりがちな2in1を900g台に抑え、有線LANを装備し、LTEにもオプション対応するなど、さまざまな場所で仕事をするテレワーク時代に好適な仕上がりになっている。


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