トピック
1kg切りで米軍MIL規格準拠テストクリアの高耐久! 充電式アクティブ静電ペンもつくノートPC「dynabook V83」
~デュアルカメラなどスマホの機能性も盛り込んだ意欲的な2in1
- 提供:
- 日本マイクロソフト株式会社
2021年4月21日 06:55
テレワークで使うためのPCのニーズが、企業でも個人でも高まっている。この企画では、テレワークにオススメのノートパソコン7製品をピックアップして評価していく。
在宅勤務を中心に、週に何度かのオフィス通勤もしている、という人は少なくないはず。そういった人がPCをさまざまな場所で気兼ねなく使うためには、性能だけでなく、使い勝手や耐久性も重要だ。「dynabook V83」は最新CPUによる高性能、2in1スタイルに充電式アクティブ静電ペンを組み合わせた高い生産性、MIL規格準拠テストもクリアした高耐久性を1kg以下にまとめた先進のモバイルノートだ。
また、業務のあらゆるシーンで活躍するだろうこの製品の実力をさっそくチェックしてみよう。
モビリティ~13.3型でもワンサイズ下の扱いやすさ。MIL規格準拠テストもクリアし堅牢性も高い~
dynabook V83は、タッチ対応の液晶ディスプレイが360度開いてタブレットとしても使えるようになる、コンバーチブル2in1タイプの13.3型ノートPCだ。
13.3型と聞くと、オーソドックスなサイズのビジネスノートというイメージがあるかもしれない。そのうえでコンバーチブルとなると、強度を確保するため厚みのある重くガッシリした筐体になりそうなものだが、このdynabook V83は違う。従来の13.3型とは思えないコンパクトさで、厚みも17.9mmと13.3型ノートの標準的なレベルだ。
実際、2020年7月に発売された、ひと回り小さいはずの12.5型dynabook VC72と比べると、幅こそ5mmアップしているものの、奥行きは197.4mmでV83の方が21.6mmも短い。見た目も、手に持った感じでも、明らかに一般的な13.3型よりワンサイズ下の印象だ。重量が1kgを切る約979g(実測したところでは946g)ということもあり、軽快に持ち歩ける。
ACアダプタはUSB PD対応で最大65W出力。高出力ながら実測63×63×27mm(幅×奥行き×高さ)と、縦横サイズと厚みは比較的抑えられている。汎用的なUSB PD対応充電器が使えるので、ACアダプタをわざわざ持ち歩かなくても充電しやすいのはありがたいところ。もしバッテリが切れても、たった30分間の充電で40%まで急速充電できる仕様だ。
そもそも満充電では、カタログスペックで約24時間もの長時間にわたってバッテリ駆動できるスタミナをもつので、ACアダプタや充電器を持ち運ばずとも活用可能だ。実用を想定したバッテリ駆動時間を計測する「PCMark 10」の「Modern Office Battery Life」のテストでは、高パフォーマンス設定かつディスプレイ輝度50%の条件で「5時間47分」の結果。輝度を下げれば、就業時間まるまるバッテリだけで運用できそうだ。パフォーマンス値は「7760」と高く、省電力設定時の駆動時間に大いに期待できるスコアだろう。
筐体の素材は天板と、キーボード面のカバー部、底面のベース部という大部分でマグネシウム合金を採用。これによってコンバーチブルに必要な剛性と軽さを両立しているものと思われるが、耐久性については、さらに米国防総省の物資調達基準として知られるMIL-STD-810に準拠したテストを実施している。26方向からの落下のほか、振動、衝撃、粉塵、低気圧、高温、低温などの各種耐久テストをクリアしており、頑丈さは折り紙付きだ。
性能~最新世代CPUで実用アプリケーションもゲームも文句なし~
今回テストしたdynabook V83は、CPUに第11世代Intel Core i7-1165G7(4コア8スレッド、2.80~4.70GHz、Tiger Lake)を、GPUに3D性能を高めたCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsをそれぞれ搭載。メモリ8GB(最大16GB)、ストレージ256GB(PCIe接続SSD、最大512GB)のWindows 10 Pro 64ビットプリインストールモデルとなっている。
ベンチマークの結果はどうだろうか。⽐較対象として、2016年頃に登場した13型クラスのモバイルのノートのスコアも用意した。主なスペックは、Core i5-6300U(2コア/4スレッド対応)、メモリ8GB、SSD 256GB(SATA 3.0対応)。主要ベンチマークの結果は下記のとおりだ。
dynabook V83 | |
---|---|
CPU | Core i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.70GHz) |
GPU | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | LPDDR4X-4266 SDRAM 8GB |
ストレ-ジ | 256GB PCIe NVMe SSD |
ディスプレイ | 13.3型、1,920×1,080ドット |
OS | Windows 10 Pro 64bit |
サイズ | 約303.9×197.4×17.9mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 約979g |
現状の最新世代のCPUということもあり、PCMark 10のパフォーマンスは上々だ。2016年頃のCore i5-6300U搭載機との比較では、1ランク、あるいは2ランク上の性能を叩き出している。とりわけ、昨今の状況から利用することの多い、オンライン会議やクラウドサービスなどに関係するテスト項目を含む「Essentials」のスコアは高く、安心感がある。その他のスコアも十分にハイレベルで、実用性能については文句なしと言えるだろう。
3DMarkによる、主にゲーム向けの3D性能においてもIntel Iris Xe Graphicsの実力をいかんなく発揮している。スコアとしてはエントリークラスのディスクリートGPUと同等で、多くのゲームはスムーズに動いてくれそうだ。ストレージの3,500MB/sを超えるシーケンシャル読み込みも間違いなくシステム全体の体感速度アップに貢献している。
拡張性~Thunderbolt 4ポート×2で高解像度マルチディスプレイも~
拡張性の面では、充電兼用のThunderbolt 4(USB 4)ポートを2つ装備しているのが目を引く。仕様上は最大40Gbpsという高速なデータ転送が可能なこのポートは、DisplayPort Alt Mode対応で、4K解像度の外部ディスプレイを2台接続可能。もちろん高速な外付けストレージも最大限に活用できる。2ポートあることで1つを充電に、もう1つをデバイス接続に、といったような同時使用もでき、業務効率のアップにも結びつく。
通常のHDMI出力端子も用意しており、会議室のプロジェクタなどへの接続も容易。外付けマウスや外部メモリ/ストレージなど、従来型のUSBデバイスを接続するためのUSB Type-Aポートや、microSDカードスロットもある。データを受け渡しするシチュエーションでも対応しやすい、バランスの取れたインターフェイスになっている。
ネットワーク~最大2.4GbpsのWi-Fi 6対応。LTEモデルも用意~
dynabook V83は、近年のトレンドであるWi-Fi 6にも対応している。最大速度は2.4Gbpsで、対応するWi-Fiルーターとの組み合わせなら、1GbEの有線LANを凌駕する速度でデータ転送できるだろう。あいにく有線LANポートは内蔵していないものの、Wi-Fi 6がそれを代替できる高速さを実現しているため、むしろノートPCを持ち歩くことの多いユーザーにとっては好都合ではないだろうか。
また、LTE対応のワイヤレスWANを装備したカスタマイズモデルの選択も可能だ。安価で大容量のデータ通信プランが各キャリアから提供されているいまは、PCで直接LTE通信できるという使い勝手の良さを、より実感しやすいタイミングとも言える。この点もやはり外出や移動の多いユーザーにメリットのある部分だろう。
カメラとマイク~フロント&リアの2カメラ構成でデジカメ的な使い方もOK~
コンバーチブルタイプのため、タブレットモードでもカメラを使えるよう、フロントとリアの2個のカメラを内蔵しているのがdynabook V83のユニークなところでもある。前面(液晶ディスプレイ上部の)カメラはおもにWebカメラとして使うもので、有効画素数は92万(HD画質)。プライバシー保護を目的とした、カメラを物理的にオフにするシャッターも用意している。音声はフロントカメラ周辺にあるデュアルマイクで拾うかたちだ。
Microsoft Teamsで、このフロントカメラとデュアルマイクを使ったWeb会議をテストしたのが下記の動画となる。CPU使用率は8%前後で、当然ながら画面共有やWebブラウジングなどを同時に行なってもWeb会議に支障はないし、全体的な動作のスムーズさも変わらない。画質面と音質面のどちらもWeb会議用途にはまったく不満のないレベルだ。
一方、(キーボード奥側にある)背面カメラは800万画素の高画質なセンサーを採用している。こちらはタブレットモード時に画面で被写体を確認しながら撮影するデジカメ的な使い方が可能なものだ。会議室でホワイトボードに書かれた内容をメモ代わりに撮影したり、外の現場を撮影したりするようなときに、わざわざデジカメやスマートフォンを取り出す必要がない、というのがポイント。PCで直接撮影して画像保存できるため、意外と手間がかかる「記録」と「画像データの再利用」を素早くこなせるのだ。
タブレットモードにおけるカメラ機能をより便利に使えるようにする手段として、ホワイトボードや紙の資料を見やすい画像メモとして保存できる「TruCapture」という独自アプリケーションもプリインストールされている。カメラを活かすためのツールをネットで探し回ることなく、はじめからすぐにフル活用できるのはありがたいところだ。
生体認証~次の操作につなげやすいタッチパッド内の指紋認証と顔認証~
dynabook V83のタッチパッドには、カスタムメイドでWindows Hello対応の指紋認証センサーを搭載可能。ここを指でなぞることで、簡単かつ安全にWindowsへのログオンなどが可能になる。指紋センサーはキーボード面の右奥や右手前に位置していることが多いが、タッチパッド内にあることで、認証した後、そのままスムーズにタッチパッド操作に移れる、というメリットがある。
ログオン直後はキーボードよりマウス(タッチパッド)を操作することが多いので、センサーがタッチパッドから離れた場所にあるより使い勝手の面ではプラスになるところが多そうだ。
また、カスタムメイドでWindows Hello対応の顔認証機能を選ぶことも可能。企業のセキュリティレベルや操作性の好みなどから選ぶと良いだろう。
実際に使ってみた率直な感想
モビリティ、処理性能、拡張性など、どれも満足度の高い完成度を誇るdynabook V83だが、個人的に一番魅力を感じるところは「充電式アクティブ静電ペン」が標準で付属していることだ。Type-C接続のアダプタとともにマグネットでくっつけて充電できるようになっており、使いたいときにさっと取り外し、使い終わったらサクッと戻して充電できる、シンプルな使い勝手。紙やポケットなどに引っ掛けておけるキャップもあるので、dynabook V83とともに携帯するのも楽だ。
筆圧検知にももちろん対応。プリインストールされている手書きメモアプリケーションの「TruNote」などでは、力の入れ方で線の太さを変えながら書き込める。繊細な線も、力強い太い線も自由自在。反応速度も良く、素早くペン先を動かしても描画が正確かつほとんど遅延なしで追従してくれるので、紙に書くような感覚で扱えるのが何より楽しい。タブレットモードをもっと積極的に使いたい、という気持ちにさせてくれる。
Microsoft Teamsのホワイトボード機能などでも、文字や絵で説明したいときに細かく書き込めるペンは有用だろう。正確にイメージを伝えられることでコミュニケーションミスを防止し、結果的にチームの生産性のアップにつながる。細いペン先で正確にタップ操作できる点は、ボタンや選択項目が小さい業務用アプリケーションにおいてもメリットがある。
バランスの取れた高性能に、充電式アクティブ静電ペンによる実用性の高いタブレットモードが加わることで、多目的に使いこなせるdynabook V83。内でも外でもアクティブに動く人、さまざまな業務を掛け持ちしているような人にぜひ所有してほしい1台だ。
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