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低価格でも機能は充実!1万円未満のお手頃スマートバンドPickup
2025年2月6日 06:12
スマートフォンの周辺機器として定着したスマートウォッチ。時間管理という時計の基本機能はもちろん、健康管理や運動時の計測などスマートフォンだけではできない多彩な機能を備えている。
機能や価格に応じて多彩な製品が存在するスマートウォッチだが、製品は大きく分けて「スマートウォッチ」と「スマートバンド」に分類される。両社に厳密な分類はないのだが、スマートバンドと呼ばれる製品はディスプレイが縦長かつ小型のバンド形状で、機能もスマートウォッチに比べると基本的なものにとどまるというのが大まかな違いだ。
今回はスマートバンドの中でも1万円以下の製品を中心に取り上げる。価格こそ安価なものの基本的な機能は充実しており、睡眠管理や運動管理といった機能などはどの製品も利用可能。中には位置情報や音声通話など高価格帯の製品顔負けの機能を搭載しているものもある。
高価格帯の製品と比較した際の違いは、Suicaのような決済機能は搭載していないこと。また、ディスプレイサイズも1.5型前後が中心で、ディスプレイの大きなスマートウォッチに比べると視認性は高くない。一方そのぶん本体サイズは軽く、バッテリ駆動時間も10日以上、長い製品では20日以上を公称するなど、小型ならではのメリットもある。
今回は現在購入できる製品の中から1万円以下の製品をピックアップ、それぞれの特徴とともに紹介する。
もっとも充実したラインナップのXiaomi
低価格帯のスマートバンドに注力しているのがXiaomi。約1万円の「Xiaomi Smart Band 9 Pro」のほか、約5,000円の「Xiaomi Smart Band 9」、約3,000円の「Xiaomi Smart Band 9 Active」と3つもの製品をラインアップしている。
最上位のXiaomi Smart Band 9 Proは、低価格モデルながらもGNSSチップやコンパス機能を搭載、位置情報機能を搭載しているのが最大の特徴だ。ディスプレイ形状も正方形に近いスマートウォッチのような外観で内容を大きく表示できるなど視認性も高い。
メーカー | Xiaomi |
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製品名 | Xiaomi Smart Band 9 Pro |
価格 | 9,280円 |
製品URL | https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-9-pro/ |
本体サイズ | 43.27×32.49×10.8mm |
重量(本体のみ) | 約24.5g |
カラー | オブシディアンブラック ローズゴールド ムーンライトシルバー |
ディスプレイサイズ | 1.74型 |
ディスプレイ仕様 | 有機EL |
ディスプレイ解像度 | 336×480ドット |
防滴 | 5ATM |
ヘルスケア | 睡眠 心拍 血中酸素 ストレス測定 月経周期 深呼吸トレーニング |
特徴 | 位置情報 |
フィットネス | 150種類以上 |
最大使用時間 | 21日間 |
対応手首外周 | 135~205mm |
対応OS | Android 8.0またはiOS 12.0以降 |
対応アプリ | Mi Fitness |
続くXiaomi Smart Band 9は位置情報機能は搭載しておらず、ディスプレイサイズもXiaomi Smart Band 9 Proに比べると小さいが、健康管理やスポーツモードはほぼ同等で、代わりにカラーバリエーションが豊富な点が主な違いとなる。
メーカー | Xiaomi |
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製品名 | Xiaomi Smart Band 9 |
価格 | 5,480円 |
製品URL | https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-9/ |
本体サイズ | 46.53×21.63×10.95 mm |
重量(本体のみ) | 15.8g |
カラー | ミッドナイトブラック グレイシャーシルバー ミスティックローズ アークティックブルー チタングレー |
ディスプレイサイズ | 1.62型 |
ディスプレイ仕様 | 有機EL |
ディスプレイ解像度 | 192×490 ドット |
防滴 | 5ATM |
ヘルスケア | 睡眠 心拍 血中酸素 月経周期 ストレス測定 深呼吸トレーニング |
特徴 | - |
フィットネス | 150種類以上 |
最大使用時間 | 21日間 |
対応手首外周 | 135~210mm |
対応OS | Android 8.0またはiOS 12.0以降 |
対応アプリ | Mi Fitness |
Xiaomi Smart Band 9 Activeはディスプレイが有機ELではなく液晶などハードウェア面でのコストダウンが図られているほか、対応するスポーツモードやバッテリ駆動時間も上位モデルに比べると少ないが、スマートバンドとしての機能は十分。価格を優先して考えるのであればコストパフォーマンスに優れたモデルといえる。
メーカー | Xiaomi |
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製品名 | Xiaomi Smart Band 9 Active |
価格 | 2,980円 |
製品URL | https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-9-active/ |
本体サイズ | 45.9×26.94×9.99mm |
重量(本体のみ) | 16.5g |
カラー | ブラック ベージュホワイト ピンク |
ディスプレイサイズ | 1.47型 |
ディスプレイ仕様 | TFT液晶 |
ディスプレイ解像度 | 172×320ドット |
防滴 | 5ATM |
ヘルスケア | 睡眠 心拍 血中酸素 ストレス測定 月経周期 |
特徴 | - |
フィットネス | 50種類 |
最大使用時間 | 18日間 |
対応手首外周 | 135~215mm |
対応OS | Android 8.0またはiOS 12.0以降 |
対応アプリ | Mi Fitness |
やや高価格帯のHUAWEI
HUAWEI Band 9は約9,000円と、今回取り上げる製品の中では高めの価格帯だが、健康管理や100種類以上のスポーツモードを搭載、同価格帯のXiaomi Smart Band 9 Proと比べてカラーバリエーションが5色など選択の幅が広いのが特徴だ。ただし、Androidの場合は対応アプリ「Huaweiヘルスケア」がGoogle Playで公開されておらず、ブラウザから独自アプリをダウンロードしてインストールする必要がある点は注意が必要だ。
メーカー | HUAWEI |
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製品名 | HUAWEI Band 9 |
価格 | 8,580円 |
製品URL | https://consumer.huawei.com/jp/wearables/band9/ |
本体サイズ | 43.45×24.54×8.99 mm |
重量(本体のみ) | 約14g |
カラー | ホワイト ブラック ピンク イエロー ブルー |
ディスプレイサイズ | 1.47型 |
ディスプレイ仕様 | 有機EL |
ディスプレイ解像度 | 194×368ドット |
防滴 | 5ATM |
ヘルスケア | 睡眠 心拍 血中酸素 月経周期 ストレス測定 |
特徴 | - |
フィットネス | 100種類 |
最大使用時間 | 約14日間 |
対応手首外周 | 120~190mm(ホワイト、ピンク) 130~210mm(ブラック、イエロー、ブルー) |
対応OS | Android 8.0またはiOS 13.0以降 |
対応アプリ | HUAWEIヘルスケア |
テニス機能にこだわったOPPO
Xiaomi、HUAWEIに続く中国勢のOPPOによるスマートバンド「OPPO Band 2」は8,480円とこちらも今回のラインアップでは高価格帯に入るスマートバンド。
機能面ではXiaomi、HUAWEIとほぼ同等だが、OPPOが拘るのは独自開発というプロテニスモード。フォアハンドのスライスやバックハンドのトップスピンなどテニスショットの種類を認識できるという。
メーカー | OPPO |
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製品名 | OPPO Band 2 |
価格 | 8,480円 |
製品URL | https://www.oppo.com/jp/accessories/band2/ |
本体サイズ | 45.3×29.1×10.6mm |
重量(本体のみ) | 約20g |
カラー | ライトブルー マットブラック |
ディスプレイサイズ | 1.57型 |
ディスプレイ仕様 | 有機EL |
ディスプレイ解像度 | 256×402ドット |
防滴 | 5ATM |
ヘルスケア | 睡眠 心拍 血中酸素 ストレス測定 |
特徴 | テニスモード |
フィットネス | 100種類以上 |
最大使用時間 | 14日間 |
対応手首外周 | 130~210mm |
対応OS | Android 6.0またはiOS 13.0以降 |
対応アプリ | OHealth |
Galaxyとの連携で転倒検出できるSamsung
Samsung ElectronicsのGalaxy Fit3は税込9,900円とギリギリ1万円を切る価格。機能面では前述の製品とほぼ同等だが、Galaxyスマートフォンと連携することで転倒検知やSOS通知といったハイエンドスマートウォッチ並みの機能も利用できる。Galaxyユーザーに取っては魅力的な製品だ。
メーカー | Samsung Electronics |
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製品名 | Galaxy Fit3 |
価格 | 9,900円 |
製品URL | https://www.samsung.com/jp/watches/galaxy-fit/galaxy-fit3-gray-bluetooth-sm-r390nzaaxjp/ |
本体サイズ | 約42.9×28.8×9.9mm |
重量(本体のみ) | 18.5g |
カラー | シルバー ダークグレー ピンクゴールド |
ディスプレイサイズ | 1.6型 |
ディスプレイ仕様 | 有機EL |
ディスプレイ解像度 | 256×402ドット |
防滴 | 5ATM IP68 |
ヘルスケア | 睡眠 心拍 血中酸素 ストレス測定 |
特徴 | 転倒検知 |
フィットネス | 100種類以上 |
最大使用時間 | 13日間 |
対応手首外周 | - |
対応OS | Android 10.0以降 |
対応アプリ | Samsung Health |
コミュニケーション機能充実のAmazfit
Amazfit Bip 5 Unityも9,900円とほぼ1万円だが、1.91インチとほぼ2インチ近い画面サイズに加えて、音声通話機能やAndroidのみのLINE返信、Alexa対応など、コミュニケーション機能の充実が特徴だ。
メーカー | Amazfit |
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製品名 | Amazfit Bip 5 Unity |
価格 | 9,900円 |
製品URL | https://www.amazfit.jp/products/amazfit-bip5unity |
本体サイズ | 約45.8×37.08×10mm |
重量(本体のみ) | 25g |
カラー | グレー チャコール |
ディスプレイサイズ | 1.91型 |
ディスプレイ仕様 | TFT液晶 |
ディスプレイ解像度 | 320×38ドット |
防滴 | IP68 |
ヘルスケア | 睡眠 心拍 血中酸素 ストレス測定 月経周期 |
特徴 | 音声通話 |
フィットネス | 120種類 6種類の自動検出 |
最大使用時間 | 11日間 |
対応手首外周 | 155~210mm |
対応OS | Android 7.0またはiOS 14.0以降 |
対応アプリ | Zepp |
サンキュッパでお手頃なグリーンハウス
グリーンハウスのGH-SMWBシリーズは3,980円と、Xiaomi Smart Band 9 Activeほどではないが比較的安価に入手できる。
機能は低価格ゆえに充実しているとは言いがたいものの、アプリの通知やスポーツモード、健康管理機能や防水仕様など基本的な機能は備えている。また、着せ替え用にバンドが2種類同梱されているため、別途購入せずにベルトを気分で選ぶこともできる。
メーカー | グリーンハウス |
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製品名 | GH-SMWBシリーズ |
価格 | 3,980円 |
製品URL | https://www.green-house.co.jp/products/gh-smwb/ |
本体サイズ | 約13.5×44.5×10.5mm |
重量(本体のみ) | 約25g |
カラー | ブラック シルバー |
ディスプレイサイズ | 0.96型 |
ディスプレイ仕様 | TFT液晶 |
ディスプレイ解像度 | 80×160ドット |
防滴 | IP67 |
ヘルスケア | 睡眠 心拍 血中酸素 |
特徴 | 交換バンド付属 |
フィットネス | 6種類 |
最大使用時間 | 5〜10日間 |
対応手首外周 | 130mm~200mm |
対応OS | Android 5.0またはiOS11.0以降 |
対応アプリ | GH Smart |