トピック
2in1スタイルで、ビジネスだけでなくエンタメにも活用できるデル「Latitude 5320」
~性能に加え、画質やマイク&スピーカー音質までこだわった玄人仕様
- 提供:
- 日本マイクロソフト株式会社
2021年3月31日 09:55
テレワークで使うためのPCのニーズが、企業でも個人でも高まっている。この企画では、テレワークにオススメのノートパソコン7製品をピックアップして評価していく。
今回紹介するデルの「Latitude 5320」はその名のとおり13.3型の2in1。2in1と聞くと、エンタメ志向の個人向けではと思う人もいるかもしれないが、対面での資料紹介などビジネスの局面でも有効活用できる。とくに、業務にもプライベートにも使うのであれば、エンタメにも幅広く使える2in1は魅力的な選択肢の1つとなってくる。
評価機は、Windows 10 Pro、Core i5-1145G7、メモリ8GB、SSD 128GB(PCIe接続)、13.3型フルHD液晶、42Whrバッテリという構成だ。なお、カスタマイズモデルでは、CPUはCore i3-1125G4/Core i5-1135G7/Core i5-1145G7/Core i7-1185G7、メモリは8GB/16GB、ストレージは128GB/256GB/512GB/1TB/2TB、バッテリは42Whr/63Whrから選択できる。
モビリティ~42Whrバッテリで約9時間動作、63Whrバッテリも用意~
Latitude 5320のサイズは約305.7×207.5×16.96mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.32kg。1kgをオーバーしているが、変形してタブレットPCとしても利用できる。タブレットとノートPCを持ち運ぶよりは荷物の重量を減らすことが可能だ。
バッテリ駆動時間は公表されていないが、42Whrと63Whrのバッテリが用意されている。42Whrのバッテリを内蔵する今回の貸出機で、ディスプレイ輝度50%でバッテリーベンチマーク「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、8時間56分動作するというスタミナ性能を見せつけた。
軽量性よりもバッテリ駆動時間を優先させるなら63Whrのバッテリを選択しよう。ディスプレイ輝度50%のままでも、軽く10時間を超えることは間違いない。
性能~Core i5-1145G7搭載機のコスパは高い~
今回借用したLatitude 5320には、CPUとして第11世代(Tiger Lake)の「Core i5-1145G7」(4コア8スレッド、4.40GHz)が搭載されている。⽐較対象として、2016年頃に登場した13型クラスのモバイルのノートのスコアも用意した。主なスペックは、Core i5-6300U(2コア/4スレッド対応)、メモリ8GB、SSD 256GB(SATA 3.0対応)。主要ベンチマークの結果は下記のとおりだ。
検証機の仕様 | |
---|---|
Latitude 5320 | |
CPU | Core i5-1145G7(4コア8スレッド、4.40GHz) |
GPU | Intel Iris Xe Graphics(1.30GHz) |
メモリ | DDR4-3200 SDRAM 8GB |
ストレ-ジ | 128GB PCIe NVMe SSD(NVMe CL1-3D128-Q11 NVMe SSSTC 128GB) |
ディスプレイ | 13.3インチ、1,920×1,080ドット(166ppi) |
OS | Windows 10 Pro 64bit バージョン20H2 |
サイズ | 約305.7×207.5×16.96mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 約1.32kg |
cTDP(up)が28W、cTDP(down)が12Wの第11世代Core i5-1145G7を搭載しているだけに、PCMark 10 Scoreで4598という高スコアを記録している。ドキュメント作成はもとより、軽い映像編集まで対応できる性能となる。3DMarkもIntel Iris Xe Graphicsにより、カジュアルゲームにも対応できる性能だ。ストレージはデスクトップPC並に高速で、さまざまなタスクをストレスなくこなせるだろう。
拡張性~レガシー端子に加えてThunderbolt 4を2基搭載~
インターフェイスは、Thunderbolt 4(USB4、USB PD、DisplayPort Alt Mode対応)×2、USB Type-A 3.2 Gen1×2、HDMI×1、3.5mmコンボジャック×1、microSDメモリーカードスロット×1を搭載している。レガシーなUSB Type-AやHDMIを装備しつつ、Thunderbolt 4を2基搭載している点はバランスがよく、変換アダプタなどを使うことなく新旧インターフェイスの周辺機器を接続できる。
microSDメモリーカードスロットも、アクションカメラやドローンなどで撮影した動画や写真を取り込むなど、やはりプライベート用途でも重宝するはずだ。
なお、今回は借用していないが、オプションでドッキングステーション「Dell Universal ドック- D6000」が用意されている。最大3台のディスプレイに4K解像度で映像出力可能なので(3台目は30Hz)、手軽に多画面環境を脱着したい方にお勧めのアイテムだ。
ネットワーク~豊富な選択肢が魅力。LTE対応も可~
Latitude 5320はネットワーク機能の選択肢が豊富。まず無線LANとBluetoothについては、Wi-Fi 5(11ac)+Bluetooth 5.0、Wi-Fi 6(11ax)+Bluetooth 5.1、Wi-Fi 6(11ax)+Bluetooth 5.2と3通りの組み合わせがある。今後長く活用するのであれば、最上位でもプラス900円の投資なので、上位を選択することを強く推奨する。
加えて、プラス24,200円でLTE機能も搭載できる。基本的には後付けできないので、こちらも予算が許せばぜひ追加しておきたい。Wi-Fiがない場所でも、各種データのダウンロードやサービスにアクセスできるだけでなく、PCを開いたときにメールなどがつねに最新の状況になっているというのは、ビジネスを効率化する上で頼もしい武器となる。
カメラとマイク~明るめに設定されたウェブカメラは使い勝手が良好~
Latitude 5320のカメラは、なし、HDカメラ、HDカメラ+IRカメラ、フルHDカメラ+IRカメラの4種類を選択できる。今回はHDカメラ+IRカメラを借用しているが、デフォルトでかなり露出を上げており、室内でも明るくビデオ会議できた。画角が比較的広めな点も、複数人でビデオ会議に参加するときに好都合だ。扱いやすいウェブカメラと言えよう。
また、Webカメラには物理シャッターを装備。カメラが不要な会議で、不意に顔や室内が写らないようにしたいとき、ハード的に写らなくできるのはありがたい。
Microsoft Teams利用時のCPU使用率は10%前後で、PowerPointやWordなどほかのアプリを同時に起動していても、カクツクようなことはない。
生体認証~近接センサーと連動できるIRカメラが便利~
本製品でオプション設定できる生体認証はIRカメラ(顔認証カメラ)。ノートPC、タブレット、ビューワーとさまざまなモードで利用する2in1だが、どんなスタイルでも必ずディスプレイを正面から見る。生体認証としてはIRカメラが最も相性がいいと思う。
また、近接センサーが搭載されており、PCに近づくとIRカメラで自動認証させたり、離席するとロックをかけることも可能だ。不特定多数の人がいる共有スペースなどでPCワークするさいに心強い機能だ。
実際に使ってみた率直な感想
Latitude 5320の意外な美点はAV品質。ディスプレイの輝度は300cd/平方mと明るく、グレア(光沢)仕様なので鮮やかな映像を楽しめるが、オーディオ品質も非常によかった。伸びやかで、広がりを感じさせるサウンドで、音量もかなり大きい。ビジネスだけに使うにはもったいないレベルだ。ひと仕事終わったら、映画やミュージックビデオの鑑賞にもぜひ活用してほしい。
もちろんディスプレイはタッチ対応。スクロールだけでなく、画面の拡大縮小なども指で操作できるのは、ビジネス、エンターテインメントを問わず、重宝する。
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