やじうまPC Watch

iPhoneを高画質Webカメラにできるアプリ、5月末まで無料入手可能

〜Windows/Mac両対応

Cameraアプリの動作イメージ

 米NewTekは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、多くの国でライブビデオストリーミングの需要が高まっていることを受け、本来有償の2つのiOS向けアプリを5月末までの期間限定で無料入手可能な状態で提供している。iOSのカメラをWebカメラにできるアプリ「HX Camera」と、iOS上の画面をカメラソースにできるアプリ「HX Capture」で、通常価格はそれぞれ20米ドルと10米ドル。

 WindowsやMacに「NDI Tools」の「NDI Virtual Input」を、Macの場合は「NDI HX Driver」も併せてインストールすれば、「HX Camera」との組み合わせでiOSのカメラをPCの仮想カメラにすることが可能になる。

NDIシステムのワークフロー

 「HX Camera」と「HX Capture」の両アプリとも、同社が開発したLAN上で映像データを伝達するIPビデオ伝送方式「NDI(ネットワークデバイスインターフェイス)」規格を採用しており、同規格に互換のシステムであれば相互伝達が可能。配信するPCに必要なソフトをインストールし、かつiOS端末と同じネットワーク内に接続することで、NDI対応ソフト(OBS、XSplit、Wirecast、TriCaster、NDI Toolsなど)を通じ、iPhoneやiPadの画面からストリーミングができる。

 「HX Camera」は、iPhone/iPadのカメラをWebカメラとして使用できるもので、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなどで利用できる。オートフォーカスやAFロックといったフォーカスオプションや、自動露出やオーディオミュートコントロールなどの各種制御機能も実装しており、iOS端末側がサポートをしていれば4K解像度での配信もできる。最小システム要件はiOS 11以降のデバイス。

 「HX Capture」は、iOS上の画面をカメラソースとして使用できるアプリ。最小システム要件はiOS 13.1以降のデバイス。

 ちなみに同等のアプリとして「iVCam」が挙げられるが、NewTek製品の場合、ホストがMacでも対応できるのが特徴。