ニュース

PowerToys、生成AIを使った貼り付けに対応

 Microsoftは、便利ツール群「PowerToys v0.81.0」を配信開始した。このバージョンでは新たにOpenAI APIを利用し、AIが介入することによって多彩なコピー(カット)&ペースを実現する「Advanced Paste」が実装された。

 Advanced Pasteの利用自体はWindows+Shift+Vで行なえる。デフォルトでは「マークダウンとして貼り付ける」機能と「JSONとして貼り付ける」機能が有効になっているほか、Windows+Ctrl+Shift+Vで「プレーンテキストとして貼り付ける」ことも可能だ。

 一方でAIを活用した「Paste with AI」の利用にはOpenAIのAPI Keyが必要(有料)。これにより貼り付ける前にAIが介入してその結果を貼り付けることができる。例としてはCのソースコードに自動的にコメントを付加して貼り付けることがデモされていたが、試してみたところBASICで書かれたプログラム(というより命令文)をC#に変換して貼り付けるといったことも可能だった(ただし手直しが必要)。

 このほかいくつかの古いCPU上で.NET 8.0.4にアップデートするとクラッシュする問題やアクセシビリティの改善、Command Not FoundツールのPowerShell Galleryの利用およびARM64の対応など、いくつかのツールの強化が行なわれる。

Paste with AIの利用にはOpenAIのAPI Keyが必要だ(有料)
BASICをC#にしてもらうことは可能だが、不要な行番号なども入ってしまうためご利用は計画的に