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carって書けば車を即認識。「NVIDIA Jetson」が生成AI対応へ
2023年10月19日 00:00
米NVIDIAは、エッジデバイス向けの開発プラットフォーム「NVIDIA Jetson」(主にOrionを対象している)において、生成AIを提供開始したと発表した。これにより、自然言語インターフェイスを使用したゼロショット学習(トレーニング時にこれまで見たことがないものを認識する能力)を提供し、エッジAIにおける開発や展開、管理を簡素化できるという。
JetsonはエッジAI開発プラットフォームで、監視カメラに写ったものを認識したりする能力を持っているが、認識させたいものを“学習”させる必要があった。生成AIなら自然言語で認識してほしいものを記述すれば、Jetson側がそれを推測して認識可能になる。
生成AIは「NVIDIA Jetson Generative AI Lab」を介して提供され、オープンソースのLLMやインタラクティブなイメージを生成できるDiffusionモデル、ビジョン言語モデルやビジョントランスフォーマーを展開するための最適化ツール、チュートリアルなどを用意する。また、「NVIDIA TAO Toolkit」と呼ばれる正確なAIモデルを効率的に作成できるツールも提供しているが、欠陥検査用の新しいトランスフォーマーベースのモデルも用意した。
さらに、ビジョンAIソリューションを効率よく導入するための「NVIDIA Metropolis」において、Jetson上で動くMetropolis APIの拡張セット、およびマイクロサービスも年末までに提供予定としている。
このほか、ロボット開発者向けの「NVIDIA Isaac Robotics」プラットフォームもアップデートし、「NVIDIA Isaac ROS 2.0」および「NVIDIA Issac Sim 2023.1」を提供開始した。