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Macのメニューバーを徹底カスタマイズ!定番ソフトの「Bartender」で

Macのデスクトップ上部に表示されるメニューバーには、アップルメニューやアプリケーションメニュー、さらにはステータスメニューに各種アイコン(モジュール)が表示され、クリックするだけでさまざまな操作や機能を素早く実行できます。以前お届けした記事「Macのゴチャゴチャした「メニューバー」をすっきりさせよう!」では、このメニューバーをmacOS標準機能を使ってカスタマイズする方法を紹介しましたが、サードパーティ製ソフトを使えばもっと細かなカスタマイズが可能です。定番ソフト「Bartender」を使った方法を解説していきます。

Bartenderを使えば、必要なときに必要なステータスメニューだけを表示できます。スペースが限られたメニューバーを自分好みに変更してみましょう

Bartenderってどんなソフト?

 Bartender(バーテンダー)は、メニューバーの右サイドに表示されるステータスメニューをカスタマイズするソフトです。

 macOSの「システム設定」にある[コントロールセンター]でもステータスメニューのアイコンを表示する/しないの設定はできますが、Bartenderを使えば普段はステータスメニューのアイコンを消しておき、必要なときにワンクリックで表示することができます。

 Bartenderは10年以上もmacOS向けに提供されている実績あるソフトなので安心して使えますし、Appleシリコン搭載Macや最新のmacOS Sonomaもサポートしています。記事執筆時点の価格が2,700円前後の有料ソフトですが、4週間試用できるので興味のある方は是非ダウンロードして試してみてください。

Bartenderのサイトにアクセスしたら[Download Free Trial]をクリック。ダウンロードが完了すると、[ダウンロード]フォルダに「Bartender 5.dmg」というファイルが格納されます

インストールと設定画面の表示方法

 まず初めに、Bartenderのインストール方法と設定画面の表示方法について簡単に説明しておきます。App Storeからダウンロードしたアプリと異なり、Bartenderを使うにはユーザー自身でアプリのインストール作業が必要です。とはいっても、操作は難しくありません。

 [ダウンロード]フォルダを開いて「Bartender 5.dmg」をダブルクリックすると[Bartender 5]と[Applications]フォルダのエイリアスが入ったウィンドウが開きます。そのまま[Bartender 5」を[Applications]フォルダにドラッグすればインストールは完了です。

 そして次に、アプリを起動して設定画面を開きましょう。起動後に最初に表示されるウェルカム画面を先に進めて[Open Preferences]をクリックすれば、設定画面が表示されます。

 または、ステータスメニューのBartenderアイコンを副ボタンクリックしてメニューから設定画面を開くこともできます。

ダウンロードした.dmgファイルを開いて、アプリを[アプリケーション]フォルダにドラッグ&ドロップしてインストールします
Bartender 5を初めて起動すると、インターネットからダウンロードしたアプリであるため開いてもよいかを尋ねられます。[開く]をクリックしましょう
ウェルカム画面が表示されるので[Next]をクリックします。その後、BartenderでmacOSのシステム変更ができるように、システム設定の[アクセシビリティ]および[プライバシーとセキュリティ]で画面収録の許可を与えます
最新のBartender 5の新機能を紹介するウィンドウに切り替わるので[Open Preferences]をクリックすると設定画面が表示されます
ステータスメニューにあるBartenderアイコンを副ボタンクリックして、メニューから[Bartender Settings]を選んでも設定画面を開くことができます
設定画面は一般的なソフトと同様、ウィンドウの左側にカテゴリ、右側にそのカテゴリで設定できる項目が表示されます。最上部の[General]タブではログイン時の自動起動など、主にBartenderのソフト自体の設定が行なえます
ステータスメニューのBartenderアイコンは[…]と表示されますが、[Bartender menu bar item]の[Bartender menu bar icon]で別のアイコンに変更できます

メニューバーに表示するアイテムを設定する

 では、ここからさっそくBartenderを使ったMacのメニューバーのカスタマイズ方法を紹介していきましょう。まず、Bartenderを使って最初に設定したいのが、ステータスメニューに表示するアイテム(モジュール)のカスタマイズです。

 サイドバーの[Menu Bar Items]タブをクリックすると、[Shown menu bar items][Hidden menu bar items][Always Hidden menu bar items]の3つの枠が表示されますので、それぞれにアイテムをドラッグして振り分けていきます。

 [Shown menu bar items]が常時表示するアイテム、[Hidden menu bar items]がBartenderアイコンをクリックすると表示するアイテムです。いつも隠しておきたいアイテムは[Always Hidden menu bar items]に設定しましょう。

 どの枠にどのアイテムを登録するかは人によって異なりますが、時々しか使わないアイテムは、Bartenderアイコンをクリックしたときだけ表示するように設定しておくと使いやすくなると思います。

[Menu Bar Items]タブを開くと、[Shown menu bar items][Hidden menu bar items][Always Hidden menu bar items]の3つの枠が表示されます
3つの枠内にあるアイコンをドラッグ&ドロップして振り分けていきます。たとえば[Hidden menu bar items]にあるアイコンを[Shown menu bar items]にドラッグすれば、常時表示するアイテムになります
[Hidden menu bar items]に登録したアイテムは、Bartenderアイコン(…)をクリックしたときだけ表示されます

グループ分けしてアイテムを管理する

 [Menu Bar Items]には上記の3つの枠に加えて、最下部に[Menu bar items palette]という枠があります。

 ここには、アイテム間に空間を挿入する[Add a Spacer]に加えて、[Add a menu bar item group]があります。これは、ステータスメニューに表示するアイテムをグループ化するためのものです。

 [Add a menu bar item group]を上部の3つの枠にドラッグ&ドロップすると設定画面が表示されるので、グループ名やアイコンを設定してアイテムを追加しましょう。

 設定を完了すると、ステータスメニューにはグループ名やアイコンが表示され、クリックすると登録したアイテムだけが表示されます。

[Add a menu bar item group]を3つの枠にいずれかにドラッグして登録します。表示される設定画面でグループ名やアイコンを設定したら、[Group Items]にアイテムをドラッグして登録しましょう
設定したグループ名もしくはアイコンをクリックすると、そのグループに設定したアイテムだけが表示されます

メニューバーの見た目をがらりと変える

 サイドバーにある[Menu Bar Style]では、メニューバーの「見た目」をカスタマイズできます。たとえば、macOSではデスクトップの壁紙に合わせたカラーでメニューバーが表示されますが、[Menu bar tint]という設定項目から色合いを変更することができます。

 また、[Border Thickness]と[Border Color]を使えばメニューバーとデスクトップの間に仕切り線を表示したり、メニューバーの四隅のコーナーを丸くしたりできます。macOS標準のメニューバーの表示スタイルが何だかしっくりこないと感じている人は、じっくりと触って自分好みに表示を変えてみましょう。

[Menu bar tint]にある[Color the menu bar]をクリックすると好みの色を指定できます。[Add Color Stop for gradient]をクリックすればグラデーションを使った色合いにもできます
[Border Thickness]と[Border Color]を使えばメニューバーとデスクトップの間に仕切り線を表示できます
[Rounded menu bar]のスイッチをオンにするとコーナーが丸まったメニューバーになります。[Rounded separate sides]をオンするとメニューバーとステータスバーが分離できます
[Rounded corners]にある[top of display]や[below menu bar]、[bottom of display]のスイッチをオンすればディスプレイのコーナーを丸くしたりメニューバーの下(デスクトップの上)のコーナーを丸くできます

プリセットを用意して使い分ける

 Bartenderではさまざまなメニューバーのカスタマイズが可能ですが、Macの利用用途によっては別のカスタマイズをしたいことがあるでしょう。

 その際に、いちから新たにメニューバーをカスタマイズし直すのはかなり面倒です。そこでおすすめなのが、Bartenderに用意されているプリセット機能を活用する方法です。

 Bartenderではカスタマイズした設定をプリセットとして保存し、用途に合わせてプリセットを素早く切り替えることができるようになっています。サイドバーの[Presets]からプリセットの作成が行なえます。

新規プリセットを作成したいときは[+]をクリックするか、[Add Preset]をクリックします
必要に応じてプリセット名を書き換え、そのプリセットで表示/隠したいアイテムをドラッグ&ドロップして設定します。設定が完了したら[Done]をクリックします
設定したプリセットは設定画面の[Presets]から[Apply]をクリックすると切り替えできます

そのほかにもBartenderアイコンを副ボタンクリックしてメニューの[Presets]からも切り替えできます。

条件が満たされたときにアイテムを表示する

 Bartenderで作成したプリセットは手動で切り替えるだけでなく、トリガーを使って自動で切り替えることも可能です。

 たとえば、特定のアプリを開いたとき、または指定した時刻になったときにプリセットを切り替えることができます(または、特定のアイテムを表示することも可能)。サイドバーに用意された[Triggers]から設定が可能です。

新しくトリガーを設定したいときは[+]をクリックするか[Add Trigger]をクリックします
新規トリガーの画面が表示されるので区別しやすいトリガー名に書き換えましょう。そのトリガーでプリセットを切り替えたい場合は[Activate Preset]の[Select a Preset]をクリックして選択します
特定のアイテムを表示したいときは[Show Menu Bar Items]の[Select menu bar items]をクリックしてアイテムにチェックを入れます。設定が完了したら[Done]をクリックしましょう
トリガー時の動作が設定できたら[Add Trigger Condition]をクリックしてトリガー条件を指定します。たとえば特定のアプリを開いたときをトリガーにしたい場合は、まずは[App]を選びます
そして[App to trigger on]からアプリを選択、[Trigger when]で[App is open]を選びます。設定が完了したら[Done]をクリックしましょう
これで指定したアプリを開くと指定したプリセットに切り替わります

「Hotkeys」を使えばキーの組み合わせで操作できる

 Bartenderで設定したステータスメニューを表示するのに、Bartenderアイコンをクリックするのを面倒に感じる人がいるかもしれません。そんなときに便利なのは、サイドバーの[Hotkeys]からホットキーを設定しておくことです。

[Shift]キーや[Control]キー、[Option]キー、[Command]キーとアルファベットキーの組み合わせたホットキーを設定することで、隠していたアイテムを表示したり、アプリケーションメニューを消したり、すべてのメニューバーアイテムを表示したりできます。

薄いグレーで表示されている[Enter Hotkey]の部分をクリックしたら設定したいキーの組み合わせを押して設定します
[Add menu bar item hot key]をクリックすると指定したアイテムにホットーキーを割り当てることもできます

スペースが足りないときは「Bartender Bar」で表示

 さて、ここまでBartenderの主な使い方を解説してきましたが、macOS標準機能と比べて詳細にメニューバーをカスタマイズできることが分かってもらえたと思います。

 Macを長年使っていたり、サードパーティ製アプリをたくさんインストールすると、知らず知らずのうちにステータスメニューが溢れかえってしまうことがあります。

 それによってステータスメニューがなかなか見つけづらくなり、操作性が落ちているなら、ぜひBartenderを使ってカスタマイズしてみてください。自分が使いやすい形で、すっきりとスタータスメニューを整理できるでしょう。

 また、Bartenderは「ステータスメニューにできる限り多くのアイテムを表示したい!」といった願いも叶えてくれます。

 ステータスメニューに表示したいアイテムがたくさんあるにもかかわらず、スペースが足りなくて全部表示できないときは、[General]タブにある「Bartender Bar」を使ってみましょう。ステータスバーの代わりにBartender専用のバーを使って、たくさんのアイテムを表示できるようになります。

[General]タブにある[Bartender Bar]のスイッチをオンすると、ステータスバーの代わりにBartender Barにアイテムを表示してくれます