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Macの「リマインダー」の真価を発揮するテクニック
2023年12月19日 06:59
「どう活用したらよいのか分からない」と言われる代表的なアプリの1つが「リマインダー」です。タスクやToDoなどを書き込んで、実行したらリストから削除する。基本的な使い方は分かっているものの、それ以上どう使いこなせば便利なのかイマイチ活用できずに悩んでいる人も多いことでしょう。今回はそんなMacの「リマインダー」の活用テクニックを紹介します。さまざまな便利技を知っていれば「リマインダー」をもっと活用できますので、これを機会に使いこなしてみましょう。
リマインダーを忘れないように期日を設定
Macの「リマインダー」でリマインダーリストに項目(リマインダー)を追加するのは非常に簡単です。しかし、せっかくリマインダーを書き込んだのにチェックすることを忘れてしまい、大事な内容を見逃してしまったことはないでしょうか。
それを避けるには、リマインダーに日付や時刻を追加しておくと良いでしょう。指定した期日になると、通知で知らせてくれます。
買い忘れをなくしたいなら「場所を追加」
「ショップに行ったら忘れずにコレを買う!」。そういったケースならリマインダーに場所を指定しておくのがおすすめです。指定した場所に近づくと、通知で知らせてくれます。
ただし、Macで指定した場合は、その場所にMacを持ち込んでいないといけません。Macを持ち歩くことがない場合、Macの「リマインダー」で設定した内容をiCloud経由で、自分のiPhoneやiPadと同期させておくと良いでしょう。iPhoneやiPadを持ってその場所に向かえば通知してくれます。
なお、場所で通知を受け取るためには「リマインダー」を利用するデバイスで位置情報サービスを有効化しておく必要があります。Macの場合は「システム設定」の[プライバシーとセキュリティ]→[位置情報サービス]から設定できます。
「早期リマインダー」を使って事前にお知らせ
リマインダーに日付や時刻を指定しておけば、その時間にジャストタイムで通知してくれます。しかし、リマインダーの内容によっては、事前に通知してほしいときがあるでしょう。
その際は「リマインダー」に搭載された「早期リマインダー」の機能を使ってみましょう。その名の通り、指定した期日が来る前に事前に通知してくれます。
「買い物リスト」でカテゴリ別に自動分類
macOS Sonomaの「リマインダー」には、新たに「買い物リスト」が追加されています。この機能を使えば入力したリマインダーが自動的にカテゴリ別に分類されます。
たとえば、オレンジは「野菜・果物」のカテゴリに、卵は「乳製品・卵、豆腐など」のカテゴリに、薄力粉は「製菓材料・粉類」のカテゴリに自動で分類されます。買い物の内容をジャンルごとに把握しやすくなるので、スーパーの中で売り場を行ったり来たりする無駄がなくなります。
「セクション」を追加して手動で分類
「買い物リスト」はリマインダーを自動であらかじめ決められたカテゴリに分類してくれますが、時には別のカテゴリにリマインダーを分類したいこともあるでしょう。そんなときは、自分でカテゴリ(「リマインダー」ではセクションと呼ばれます)を作成して手動で分類しましょう。
リマインダーリストをカラム表示で見やすく
1つのリマインダーリストにたくさんのリマインダーが登録されていると、内容が分かりづらくなってしまいます。そこでおすすめなのが、リマインダーリストの表示方法の変更です。
macOS Sonomaではこれまでのリスト表示(上から下に順にリスト内のセクションや各リマインダーが並ぶ)のほかに、リスト内のセクションを横に並べて表示するカラム表示が可能になっています。買い物リストなどでセクションが多くある場合はカラム表示にしたほうが見やすくなりますので試してみましょう。
なお、カラム表示はリストタイプが初期設定の「標準」または「買い物リスト」であるときのみ利用できます。リストタイプが「スマートリスト」の場合は利用できません。
「インデント」を使ってサブタスクで管理
リマインダーリストに多くの項目が追加されている場合は、一部のリマインダーをインデントして1つ上にあるリマインダーの「サブタスク」にすると整理されて見やすくなります。
1つ以上のリマインダーを選択した状態でコンテキストメニューや[編集]メニューから[リマインダーをインデント]を選択したり、別のリマインダーに上にドラッグしたりするだけと操作は簡単。また、上位の項目を実行済みにすれば、サブタスク全部を同時に実行済みにできます。
よく使うリストはピンで固定
「リマインダー」のサイドバーにある[マイリスト]には、自分で作成したリマインダーリストが表示されています。人によってはたくさんのリマインドリストを作成しているため、サイドバーを上下にスクロールしないと目的のリマインドリストを選択できない場合もあるでしょう。
そこでおすすめなのは、頻繁に利用するリマインダーリストをピン留めしておくことです。すると、サイドバー上部に常に表示されますので、サイドバーをいちいちスクロールしなくてもすぐに選択できます。
タグを使って目的のリマインダーを探す
リマインダーの検索や分類、整理をスマートに行なうならタグ(#)を活用しましょう。たとえば、リマインダーに「#買い物」などのようにタグを追加しておけば、複数の異なるリマインダーリストに登録されているリマインダーでも、検索窓に「#買い物」と入力して抽出することができます。
また、リマインダーリストの下部には作成したタグの一覧が並びますので、それをクリックして目的の項目だけをピックアップすることも可能です。
繰り返し使うリストはテンプレート化
リマインダーリストの中には、たとえば旅行に行くときの持ち物や、仕事で利用する道具など繰り替えし利用するものがあるでしょう。それらをその都度いちから作成するのはリマインダーの数が多くなればなるほど大変ですので、テンプレートとして保存しておけば毎回作成する手間が省けます。