イベントレポート

Lenovo、コンシューマ向けPCも一挙に展示

~YOGA 900Sからゲーミングノートまで

 Lenovoは、CES 2016開催に合わせて、コンシューマ向けPCの新製品を発表し、CES 2016のプレビューイベント「Unveiled」においてThinkPadシリーズの新製品とともに展示した。

 展示されたのは、YOGAシリーズ最新モデル「YOGA 900S」や、狭額縁ディスプレイ搭載の「ideapad 710S」、ディスクリートGPU搭載の「ideapad 700」など。また、GeForce GTX 980M搭載のゲーミングノート「ideapad Y900」や、ゲーミング周辺機器ブランドとしておなじみのRazerとのコラボレーションによるゲーミングデスクトップ「ideacenter Y900 RE(Razer Edition)」なども展示されていたので、本稿ではそれらを写真で紹介する。なお、各製品の仕様は、掲載済みの記事を参照願いたい。

YOGA 900S

YOGA 900S
本体正面
左側面。高さは12.8mmと、12.5型2in1世界最小を謳う
後部側面
右側面
重量は999gと1kgを切る軽さで、片手でも軽々持てる
液晶ヒンジは、従来モデル同様のウォッチバンドヒンジを採用
液晶はなめらかに360度開閉する
タブレットモードの状態。液晶は12.5型で表示解像度は2,560×1,440ドット
キーボードはYOGA 3 Proと異なり6列キーボードを採用しており、操作性が向上
こちらは、YOGAシリーズのオプションとして用意されるYOGA mouse
本体が中央でひねる構造となっており、収納時には水平に、使用時には山形となる
バッテリ内蔵で、microUSB経由で充電可能。2.4GHz無線とBluetooth 4.0双方に対応
プレゼンテーション用のコントロールボタンも備える

ideapad 710S

ideapad 710S
本体正面
左側面。高さは13.9mm、重量は1.16kg
後部側面
右側面
天板部分。フットプリントは307×214mm(幅×奥行き)
底面
液晶は、13.3型IPSで、表示解像度は1,920×1,080ドット。液晶ベゼルを狭額縁化することにより、フットプリントの小型化を実現している
キーボードは、YOGA 900S同様に5列キーボードを採用

ideapad 700

ディスクリートGPU搭載のideapad 700。15.6型液晶搭載モデルと17.3型液晶搭載モデルをラインナップするが、展示機は15.6型液晶搭載モデルだった
本体正面
左側面。高さは22.7mm
後部側面
右側面
天板部分。フットプリントは384×265mm(幅×奥行き)、重量は2.3kg
液晶は15.6型IPSで、表示解像度は1,920×1,080ドット。ディスクリートGPUとしてGeForce GTX 950Mを搭載する
ヒンジ部左右にはJBLブランドのステレオスピーカを搭載
キーボードは6列仕様で、テンキーも搭載している

ideapad Y900

第6世代Core i7“K”プロセッサ、GeForce GTX 980M搭載のゲーミングノート、ideapad Y900
専用ツールを用意し、CPUやGPUのオーバークロックが可能
本体正面
左側面。高さは35.9mm以下、重量は4.6kg以下
後部側面
右側面
天板部分。フットプリントは425.4×315.2mm(幅×奥行き)
液晶は17.3型IPSで表示解像度は1,920×1,080ドット。表面はアンチグレアとなる
キーボードはマクロキーやテンキーを標準搭載。バックライトもフルカラーで設定可能

ideacenter Y900 RE(Razer Edition)

 最上位となるゲーミングデスクトップideacenter Y900 RE(Razer Edition)。CPUは第6世代Core i7のロックフリーモデル、ビデオカードはGeForce GTX 970搭載カードを2枚搭載可能。ケースにはフルカラーLEDライティングシステム「Chroma」準拠のイルミネーション機能を搭載。デザインも含め、Razerと共同で開発されたという。また、標準でRazerのゲーミングキーボード「BlackWidow Chroma Mechanical Keyboard」と、ゲーミングマウス「BlackMamba Chroma Mouse」が添付される。

Y27g RE Curved Gaming Monitor(Razer Edition)

 こちらも、Razerと共同開発されたゲーミングディスプレイ。27型の湾曲VAパネルを採用するとともに、NVIDIA G-Syncにも対応。表示解像度は1,920×1,080ドット。リフレッシュレートは最大144Hz、レスポンスタイムは8ms。こちらも、背面にフルカラーLEDライティングシステム「Chroma」準拠のイルミネーション機能を搭載する。

本体背面
本体側面
ideacenter Y900 REとY27g RE Curved Gaming Monitorのセット

ideacenter 610S

小型プロジェクタ付属の小型デスクトップ、ideacenter 610S
本体上部に装着できる小型プロジェクタで、映像を表示可能。表示解像度は720pで、明るさは220lm。2.4mの距離で100型の映像を表示可能
プロジェクタ部はWiHD準拠の60GHz帯域無線で本体と接続。本体から切り離しワイヤレスで映像を表示可能
プロジェクタ上部には操作ボタンを用意
本体は三角柱のような形状となっている。上部コネクタはプロジェクタ部との接点
横から見た様子
背面
背面には、USB 3.0×4、ギガビットイーサネット、HDMI出力などを用意

ThinkVision X24 Pro Monitor

ThinkVisionシリーズの23.8型液晶ディスプレイ新モデル、ThinkVision X24 Pro Monitor
右側面にRealSense 3Dカメラを搭載
カメラは角度や位置を自由に調節可能
LEDライトも搭載し照明として利用できる
左側面
左側面にはヘッドフォン/マイクジャックとボリュームボタンを配置
背面
右側面
右側面には電源ボタンやOSD操作ボタンなどを配置
ThinkVision X24 Pro Monitorは「WiGig Bar for Wireless Connectivity」を装着可能。ThinkPadシリーズなどとWiGig接続が可能となる
下部にWiGig Bar for Wireless Connectivityを装着した様子
ThinkPad X1 CarbonとWiGig接続し、ワイヤレスで映像を表示している様子
スタンド部は、A4WP準拠のワイヤレス給電機能を備える「A4WP Wireless Charging Stand」も利用可能

(平澤 寿康)