イベントレポート

ASUS、レザー仕上げの世界最小ノートや512GBのZenFone 6など30周年限定モデル

 ASUSは、COMPUTEX TAIPEI 2019開催に合わせて発表会を開催し、ノートPCをはじめとした多数の新製品を公開した。その新製品の多くは、すでに関連記事で紹介しているので、本稿では、発表会で披露されたノートPC、スマートフォン、マザーボードのASUS創業30周年記念限定モデルについて紹介する。

 発表会では、冒頭にASUS会長のジョニー・シー氏が登壇。ジョニー氏は、「今年、ASUSの創業30周年を迎えたことに感激している。その30年間にわたり、創業時からのエンジニアリングの精神を忠実に守り、ハードコアコミュニティやエンスージアストゲーマー、クリエイターのためのさまざまな製品を送り出してきたことを誇りに思っている。そして、今後もその精神を忘れずに、さまざまな製品を開発し、お届けすることを約束したい」と述べ、30周年記念モデルとなるノートPC「ZenBook Edition 30」、スマートフォン「ZenFone 6 Edition 30」、マザーボード「Prime X299 Edition 30」の3製品を発表した。

ASUSは、今年2019年で創業30周年を迎えた
発表会冒頭に登壇し、これまでの歩みをふり返りつつ、創業30周年記念の限定モデルを発表する、ASUS会長のジョニー・シー氏
30周年記念モデルは、ノートPC、スマートフォン、マザーボードの3製品が用意される

ZenBook Edition 30

30周年記念ノートPC「ZenBook Edition 30」

 ZenBook Edition 30は、モバイルノートPCのZenBookシリーズをベースとして、30周年記念モデルとして特別な装飾を施した製品。天板には熟練の職人が選別し手縫いを施したイタリアンレザーが貼られ、18Kローズゴールドを利用した30周年記念ロゴが取り付けられた、記念モデルに相応しいゴージャスな装いとなっている。カラーはパールホワイトで、気品あふれる雰囲気となっている。記念ロゴはパームレスト部にも用意され、特別仕様であるということをさりげなく主張している。

 ディスプレイは13.3型液晶で、4辺狭額縁仕様によって筐体サイズは13.3型ノートPCとして世界最小を実現。また、CPUにCore i7、ディスクリートGPUにGeForce MX 250を採用し、性能面での妥協もない。この他、製品パッケージには本体と同じパールホワイトのマウス、マウスパッド、革製のスリーブケースが同梱され、革の質感を再現した化粧箱に収められて販売されるという。

天板には、職人が選別したイタリアンレザーを採用
レザーは手縫いされ、18Kローズゴールドの30周年記念エンブレムが取り付けられる
13.3型ノートPCとして世界最小サイズを実現し、スペックも充実
本体と同じパールホワイトのマウス、革製スリーブケースが同梱され、革の質感を再現した化粧箱で販売される
ZenBook Edition 30。ScreenPad 2.0搭載のZenBook最新モデルがベースとなっている
正面
左側面
背面
右側面
イタリアンレザーを採用した天板は、非常にゴージャスだ
18Kローズゴールドの30周年記念ロゴのエンブレムが取り付けられている
底面
4辺狭額縁仕様の13.3型フルHD IPS液晶を搭載
キーボードはアイソレーションタイプで、ディスプレイ一体型タッチパッド「ScreenPad 2.0」を搭載
パームレストにも30周年記念ロゴが配置されている

ZenFone 6 Edition 30

5月16日に発表された最新スマートフォン「ZenFone 6」にも30周年記念モデルを用意

 ZenFone 6 Edition 30は、5月16日(現地時間)に発表した最新スマートフォン「ZenFone 6」の30周年記念限定モデルだ。ユニットが180度回転し背面カメラとしても前面カメラとしても利用できる独特なカメラをはじめ、基本的な仕様はそのままに、30周年記念モデルとして一部スペックが強化されている。

 SoCやディスプレイの仕様は標準モデルと変わらないが、ZenFone 6 Edition 30ではRAMを12GB、内蔵ストレージを512GBに増量している。筐体カラーはマットブラックを採用し、背面には30周年記念ロゴが彫り込まれている。加えて、30カ月の長期保証も付帯する。販売数は3,000台限定となる。

筐体カラーにマットブラックを採用し、RAMを12GB、内蔵ストレージを512GBに増量。30カ月の保証も付帯。3,000台限定で販売される
ZenFone 6 Edition 30
筐体カラーはマットブラックで、Zenシリーズおなじみの同心円状のヘアラインデザインを採用
背面下部に30周年記念ロゴがあしらわれている

Prime X299 Edition 30

30周年記念マザーボードとして、ASUSのマザーボード関連技術を総動員して開発された「Prime X299 Edition 30」

 Prime X299 Edition 30は、Intel X299チップセットを採用する30周年記念マザーボードだ。詳しい仕様は関連記事(ASUS創業30周年記念のIntel X299マザー)のとおりで、ASUSが誇るマザーボード関連技術を総動員して完成させた、ハイエンドマザーボードとなる。

 背面I/Oパネルやヒートシンクカバーなどがホワイトで統一され、背面I/Oパネルには30周年記念ロゴが装飾されている。こちらも、仕様だけでなく見た目にも記念モデルらしい出で立ちとなっている。

Intel X299マザーボードのハイエンドモデルとなる。I/Oパネルやヒートシンクカバーのホワイトが記念モデルらしさを醸し出している
I/Oパネルに30周年記念ロゴがあしらわれている

 以上の30周年記念モデルの発売時期および価格は、現時点では未定となっている。