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新生活で作業環境をアップデート。おすすめ電動昇降デスク6選

 在宅ワークや自宅でのPC作業が増える中、作業環境を大きく変えてくれるのが「電動昇降デスク」だ。これは、ボタン操作だけで天板の高さを変えられるデスクで、座り作業と立ち作業を切り替えられるのが特徴。長時間同じ姿勢になりがちなデスクワークにおいて、姿勢を変えながら作業できる。

 筆者も昨年(2025年)自宅内に導入したが、意外にもPCのメンテナンス時に便利だと感じた。デスクの下にPC本体を置いている場合、配線の整理やメモリ/ストレージの交換などの軽作業をする際に天板を上げれば、PCを抱えて引き出すことなく作業できる。また、PCケース内部や周辺などを掃除する際も、デスクの高さを変えるだけで、作業がグッと楽になる。

 また、最近では価格帯も広がり、1万円台から購入できるモデルも増えてきた。新生活のタイミングでデスク環境を整えたい人にとって、導入しやすい製品が増えているのもポイント。かくいう筆者も2万円台のモデルを使用している。

 一見どれもほぼ同じようにみえる電動昇降デスクだが、選ぶ際にチェックしたいポイントは、幅と奥行きや耐荷重といった主要スペックのほかに、2点存在すると筆者は考えている。

 1つ目は「天板の構造」だ。製品によっては天板が1枚板タイプと2枚構造(場合によっては3枚)タイプに分かれており、それぞれにメリットとデメリットがある。

 1枚天板タイプは継ぎ目がないため見た目がすっきりしており、高級感があるのが特徴。マウス操作や書き物の際に段差を感じにくい。デスクをインテリアとして使いたい人にも向いている。しかし、いかんせん1枚板なので、家に着荷するパッケージのサイズが巨大となり、組み立ての際も広いスペースが要求される。

 一方、2枚天板タイプは中央に継ぎ目があるため、加工と組み立ての精度によっては段差/隙間が生じやすい。ただ、組み立てはしやすく、さらに価格が抑えられているモデルが多い。そのため、電動昇降デスクの入門機として選びやすく、Amazonなどで販売されている低価格モデルの多くがこの構造を採用している。

これはSANODESK製電動昇降デスクの例。幅110cmモデルは1枚板だが、140cmモデルは2枚板からなる

 2つ目は「昇降の高さ範囲」で、ここは意外なポイントだと筆者は感じている。特に廉価帯のほとんどの電動昇降デスクは70cm前後なのだが、たとえばデスク自体の移動を容易にするため、オプションのキャスターを選ぶとその分高さが上がり、小柄な方だと「天板が高い」と感じてしまう可能性がある。

 一般的な72~74cm前後のデスクに慣れている方であれば、多少天板が上がってもワークチェアの昇降でカバーできると感じるかもしれないが、その時点で高いと感じているユーザーは、より低い位置まで下げられるモデルを考慮に入れたほうがいいだろう。

ErGear製デスクのオプションのキャスター。直径50mmとあるので、高さ72cmのデスクが77cm超になる計算だ

 今回は、新生活でも導入しやすい価格帯を中心に、定番メーカーからAmazonで人気の格安モデルまで、電動昇降デスクをいくつかピックアップして紹介する。スペックとしてはサイズや耐荷重、昇降幅など、購入時にチェックしておきたいポイントもあわせて整理したので、参考にされたい。

FlexiSpot E7

FlexiSpot E7

 電動昇降デスクの定番メーカーとして知られるFlexiSpotの人気モデルが「E7」だ。デュアルモーターを採用し、安定した昇降と高い耐荷重を実現している。

 なお、FlexiSpotの主力モデルは基本的に「フレーム(脚)」の価格表記となっており、天板はユーザーが自由に選ぶ形となっていることが多い。もちろん、迷ったらセットもあるので、購入前はチェックしておきたい。

主な仕様
天板サイズ幅120~200cm、奥行き60~80cm、厚さ2cm以上
耐荷重125kg
昇降範囲58~123cm
天板-(公式直販は1枚が中心)
カラーブラック/ホワイト(フレーム)
価格4万40円~(フレームのみ、3月6日時点の価格)

FlexiSpot E7 Pro

FlexiSpot E7 Pro

 「E7 Pro」は公式直販限定のモデル。速度ループと位置のオープンループ制御が追加されたモーターにより、動作中に必要な速度をアルゴリズムによりリアルタイムに計算し、発進/停止時の加速がスムーズになっている。

 また、エの字型のフレームが多い中、本機は「コ」の字型のフレームを採用するのが特徴。支柱が中央にないため、デスクの下のスペースを有効活用しやすい。

主な仕様
天板サイズ幅120~200cm、奥行き60~80cm、厚さ2cm以上
耐荷重100kg
昇降範囲60~125cm
天板-(公式直販は1枚が中心)
カラーブラック/ホワイト(フレーム)
価格4万3,120円~(フレームのみ、3月6日時点の価格)

FlexiSpot E7 Pro販売ページ

COFO Desk Premium

COFO Desk Premium

 「COFO Desk Premium」ワークチェアやモニターアームなどでも知られるCOFOが繰り出す電動昇降デスク。高級家具に用いられる無垢材を採用するほか、天板裏に反りを防止する強化スチールを採用するなど、家具としての質感や堅牢性を重視した高級モデルだ。

 デュアルモーター仕様で昇降速度も速く、昇降範囲も63~128cmまで広い。さらにBluetoothでスマートフォンと連携して操作できるなど、機能的にはまったく申し分ない。

主な仕様
天板サイズ幅120/140/160/180cm、奥行き70cm
耐荷重125kg(天板含む)
昇降範囲63~128cm
天板1枚
カラーマットブラック/マットホワイト(フレーム)、ナチュラル/ウォルナット/ブラック/ホワイト(天板)
価格8万5,999円~(3月6日時点の価格)

COFO Desk Premium販売ページ

ErGear EGESD67V

ErGear EGESD67V

 ErGearの「EGESD67V」は、幅が140cmと広めの1枚板天板の中で、比較的リーズナブルな価格を実現したモデルで、筆者も現在使っている。後部中央に配線整理用のケーブルマネジメント機構が用意されているのが便利だ。

主な仕様
天板サイズ幅140cm、奥行き60cm
耐荷重80kg
昇降範囲72~118cm
天板1枚
カラーナチュラル木目調+白/ビンテージ+黒/ブラウン+黒/黒+黒
価格1万9,149円~(3月6日時点の価格)

ニトリ 電動デスク(UP009 1260)シリーズ

ニトリ 電動デスク(UP009 1260)シリーズ

 「電動デスク(UP009 1260)」シリーズは、インテリア大手のニトリが投入するエントリーモデルだ。同社の主力モデルは天板1枚板の「UP006 1260」シリーズで、3万円台半ばだったのだが、UP009では天板3分割とすることで、1万9,990円に低価格化している。

 上に挙げたFlexiSpotおよびCOFO2製品と比較すると昇降範囲が狭くなっているが、大手の信頼感と基本性能を押さえつつ、価格も重視したいユーザーに向いたモデルとなる。

主な仕様
天板サイズ幅120cm、奥行き60cm
耐荷重約60kg
昇降範囲70~115cm
天板3枚
カラーホワイトウォッシュ/グレーウォッシュ/ミドルブラウン
価格1万9,999円(3月6日時点の価格)

ニトリ 電動デスク(UP009 1260)販売ページ

SANODESK QS1

SANODESK QS1

 SANODESKの「QS1」は、とにかく安価に導入してみたいユーザー向けの製品。記事執筆時点でのクーポン適用後の価格は1万3,350円で、これなら普通のデスクとほぼ変わらないレベルだろう。

 幅110cmということでやや小さめだが、デスクトップPCを卓上に置かない、ミニPCを使っている、もしくはノートPC作業が中心なら十分だろう。メーカー3年保証も付属しており安心できる。ちなみに、2枚板となるが、幅140cmと160cmのモデルも比較的安価だ。

主な仕様
天板サイズ幅110cm、奥行き60cm
耐荷重約60kg
昇降範囲72~117cm
天板1枚
カラー白+メープル/黒+ブラック
価格1万3,350円~(3月6日時点の価格)