イベントレポート

ASUS、アンテナ内蔵型のWi-Fi 6対応トライバンドメッシュルーター「AiMesh AX6600」

アンテナ内蔵型のWi-Fi 6対応トライバンドメッシュWi-Fiルーター新モデル「AiMesh AX6600」

 ASUSは、COMPUTEX 2019開催に合わせ、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)準拠のメッシュWi-Fiルーター新モデル「AiMesh AX6600」を発表した。

 AiMesh AX6600では、アンテナを本体に内蔵する点が大きな特徴となっている。昨年(2018年)のCOMPUTEXに合わせてASUSが発表したWi-Fi 6対応のルーターやメッシュルーターでは、本体外部に大きなアンテナが備わっている。外にアンテナがあるほうが、アンテナ利得という点では有利になるが、サイズが大きく、デザイン的にもリビングなどへの設置がはばかられる場合がある。

 それに対しAiMesh AX6600では本体内にアンテナを格納することで、リビングルームにも違和感なく設置できるデザインを実現している。

 機能的には、5GHz帯域×2と2.4GHz帯域×1のトライバンドに対応しており、5GHz帯域は2バンドともWi-Fi 6をサポート。Wi-Fi SoCには、BroadcomのBCM6755とBCM43684が採用されており、BCM6755が5GHz×1と2.4GHz×1、BCM43684が5GHz×1をコントロールする。

 背面にはGigabit Ethernet対応のLANポートを3ポートと、2.5GbE対応のWANポートを用意。2.5GbEのWANポートの搭載によって、Wi-Fi 6の速度も最大限活用できるとしている。

 なお、AiMesh AX6600は単体だけでなく2個セットモデルも用意される。発売時期および価格は未定。

 ASUSでは今後、ノートPCで5製品、マザーボードで6製品、ミニPCで2製品のWi-Fi 6対応製品を投入するとともに、デスクトップPC用のWi-Fi 6拡張アダプタも投入する予定とのことだ。

アンテナを本体に内蔵することで、デザイン性を一新。Wi-Fi SoCにはBroadcomのチップを採用している
正面
上部にはアンテナがないため、すっきりとしている
背面。こちらに電源やLAN、WANポートがある
LANポートはGigabit Ethernet対応、WANポートは2.5GbE対応。高速なWANポートの用意でWi-Fi 6の速度も最大限活用できるという
今後、ノートPCで5製品、マザーボードで6製品、ミニPCで2製品、デスクトップPC用拡張アダプタでWi-Fi 6対応の製品を投入する計画