イベントレポート
ASUS創業30周年記念のIntel X299マザー
2019年5月27日 21:00
ASUSは27日(現地時間)、創業30周年を記念したIntel X299マザーボード「PRIME X299 Edition 30」を発表した。
ASUSは1989年に創業してから30周年を迎える。当初はわずか4人で、ビルの一室からはじまり、同社初となるマザーボード「ISA-386C」をリリース。のちに台湾の北投に2フロアの本社を設立し、規模を拡大。そして2004年に現在のオフィスに移り、今にいたる。
PRIME X299 Edition 30はそんな同社の30周年を記念し、ASUSが持てる技術をほぼすべて投入している。16フェーズのVRMには、40mm角ファンを装備して冷却性を向上。Stack Cool 3+と呼ばれる銅PCBの採用により、オーバークロックの安定性を引き上げたという。
機能面ではWi-Fi 6を標準装備するほか、2ポートのThunderbolt 3、AQUANTIA製の5Gigabit Ethernetを搭載する。
また、外付けモジュール「Smart Control Console」が付属。このモジュールには720p対応解像度のWebカメラとWindows Hello対応の赤外線カメラ、マウス移動や音量調節が行なえるジェスチャーコントロール、マイクによる音声コントロール、2インチのLiveDash OLED、深度センサー、光量センサーなどを搭載。マザーボードとはUSBで接続できる。
このほか、ハイエンドデスクトップの次期コンセプトも公開。多コアCPUに向け、VRMといった発熱の多い電源部をマザーボード背面に移設して一体型水冷で冷やし、ビデオカードも背面に置く構成とする。
表面にはシステムをリアルタイムで監視できる大型ディスプレイを配したほか、1つのコネクタで4つのファンをサポートできる「Hydra Cortex Fan Header」、Mini PCIeによるモジュールでカスタマイズ可能な背面パネルI/Oといったコンセプトを提示している。