西川和久の不定期コラム

2022年を振り返る。痛い円安と市民権を得た?第3のx86系OS、ChromeOS Flex!

 今年(2022年)も早いもので残すところ後数日。毎年恒例の掲載した記事からの振り返ると、後半は筆者が今年購入したものを中心に思うところをつらつら書いてみた。最後までお付き合いいただければ幸いだ。

今年2022年扱ったもの

 今年本連載で扱ったのは計48で以下の通り。ご覧のように、これまでそのほかで数も少なかったソフトウェア関連が大幅に増えている。内容的には仮想環境、Ubuntu系、ChromeOS Flex、AndroidでLinux、Universal ControlやMouse without Bordersなどツール系、そしてGitHub。特に今年Core i9-12900でメインマシンを組み、OSをUbuntuにした事もあり、前調査も含め Ubuntu/Linuxネタが多くなっている。

 またデスクトップPCはNUCライクなものがほとんど、多くのノートPCはパネルがOLEDと、今年からピックアップするネタの方針を変えたこともあり、筆者の個人的な好みが結構反映されている。

  • デスクトップPC ×11(内2回はCore i9-12900の自作PC)
  • ノートPC ×7
  • 分離型2in1/タブレット ×5
  • スマートフォン ×11(内1つ番外編)
  • その他 ×3(ミニLED搭載27型モニター、DAS、NAS)
  • ソフトウェア ×12

 以下、印象に残ったものをいくつかピックアップした。まず何と言っても今年はChromeOS Flexだろう。従来CloudReadyとしてあるにはあったが、本家Googleが買収し、より多くの人が使うようになった。

 Androidアプリが動かない以外はBuildも含めChromeOSと同じものがPC/Mac(Intel)へインストール可能になった意味は非常に大きい。Windows、Linuxに次ぐ3番目のx86系OSの登場だ。

 古いPCを蘇らせる的に扱うことが多い同OSだが、当然新しいPCだと快適に作動する。実際i9-12900マシンへインストールした時は爆速だった。SlackやOffice系を含めWebブラウザのChrome上で過ごすことが多い人ほど使い勝手の良い環境となる。

 また当初条件が厳しく第8世代以上でしか動かなかったLinuxも、いつの間にやら条件が緩み、多くのマシンでLinuxが動くようになったため(ちょっとファイルシステムが遅いものの)開発系も問題ない。

 ただ画面のキャリブレーションができず、画像処理系でのプロフェッショナル用途は現状厳しい感じだろうか。今後アプリも含め充実を期待したい。注意点としては現状、Macの日本語キーボードには(配列的に)未対応。特にMacBook系にはちょっと痛い。

 逆に本家のChromebook(ChromeOS)にはほとんど興味がなくなってしまった。理由は“Androidアプリはあれば使うが、なくても困らない”こと。適当なマシンへChromeOS Flexを入れた方がいろいろな意味で自由度が高い。Googleにとっては痛し痒しなのか、ChromeOS (Flex)自体が流行ればそれでいいのか……。

 次はOLED搭載のノートPCが増えたこと。去年のまとめでも書いたが、スマホやタブレットの方がOLED化が早く、ノートPCは遅れを取っていたが、それがじわじわ追いついてきている感じだ。扱った中では

 これら4台。中でも「XPS 13 Plus」は、第12世代Alder Lake、OLED(16:10/非光沢)、重量約1.2kg、キーボードバックライトあり、そして今っぽいデザインと、筆者的には好みのマシンだ。

 3番目はミニPCの性能がどんどん上がっていること。筆者が好きなのでこのクラスを数多く扱っているが、搭載しているプロセッサがモバイル用のSKUなので=ノートPCの性能も上がっているという話になる。中でも印象的だったのが最後に扱ったこのマシン。

 Geekbench 5によるベンチマークテスト は、同じプロセッサを搭載したBeelink「GTR6 6900HX」と、Apple M1シリーズとの比較だが、電源/パフォーマンス時、Geekbench5のシングルは僅差で負けているものの、マルチになると超え、M1 Proに迫るスコアを叩き出している。

 メモリ帯域やiGPU性能、発熱/消費電力の差があるとは言え、純粋にプロセッサのパワーだけだと既にこのクラスでも同レベルということだ。もちろんIntelの第12/13世代も同等に凄い。x86系プロセッサは、イメージ的にZen3もしくは第12世代以降で大きなジャンプがあった感じだ。

 最後はスマホのカメラ。今年もいろいろなスマホを触ったが、アプローチ的に面白かったのは「LEITZ PHONE 2」/Leitz Looksのレンズシミュレーション、Summilux 28、Summilux 35、Noctilux 50。

Cinema Classic+Noctilux 50 / 日中
Cinema Classic+Summilux 35 / 夜景

 物理的なセンサーやカラーフィルタの配列、レンズ、そして広角/望遠などカメラの組み合わせはいろいろあったが、レンズシミュレーションを真面目にやったのは初ではないだろうか。そしてこのジャンルは、老舗になるほど持ち玉が多く有利。

 LEITZ PHONE 1ではモノクロのみで、軽くジャブ程度だったが、LEITZ PHONE 2ではいよいよライカが本気を出してきた。当たればスマホのカメラらしからぬ写りは作例の通り。第3弾、 第4弾など、今後に期待したいし、ほかメーカーも挑戦してほしい機能だ。

気になった業界動向@2022年

 これはいうまでもなく円安だ。PCのみならず、サブスクも含むソフトウェア、そして身の回り(例えばコンビニで買うものやラーメン屋)など軒並み値上がった。比例して所得も増えていればいいが、そんな事はなく、去年(2021年)までと同じことをしても、出費だけが増え続けている。特にタイミング的に直撃だったのがiPhone 14シリーズ。13 Proでは下位モデルが12万2,800円だったのに対し14万9,800円と、2万7,000円も上がった。ノートPCもiGPUなハイエンドクラスは20万円超えがほとんど。

 これは筆者個人的な感覚かもしれないが、5万、10万、15万、20万のレンジで購入するか考えることが多く、20万を超えるとよほどのことがない限り対象に入らない。レンジは2段下がるが、例えば、Armを搭載した「Windows 開発キット 2023」は、USでは599.99ドルだが、国内では9万9,880円とほぼ10万円。このため(用途的にも)買うのを躊躇している状況だ。多分8万切ってれば即買いだったと思う。

 執筆時点では1ドル137.33円だが、このまま維持するのか、また安くなるのか読めず、おそらく値上げしたものは当面そのままだろう。と、この原稿をまさに書いている最中に、日銀が緩和縮小。一気に133円台に(逆に日経平均は急落)……。さてさてこれから年末にかけて、そして2023年どうなることやら!?

 あと筆者の記事ではないが、ポータブル量子コンピュータが(実用的ではないものの)頑張れば手が届く価格帯まで落ちてきたこと。

 その昔、PC-9800一式やApple一式が100万円オーバーの時期があったので、イメージがそれと重なる。初代PC-9800が1982年なので、ちょうど40年前だ。40年後、ポータブル量子コンピュータは、どこまで量子ビット数が増え、どこまで価格が下がるのか……。場合によってはローカルに今のようなPCはなく、何かの端末+全てサブスクになっている可能性もある。いずれにしても筆者は年齢的にそこまで付き合えないものの、今後が楽しみなカテゴリと言えよう。

 余談になるが、個人的には量子コンピュータは不勉強で全く分からず。関連記事を読んでも何を書いているのかさっぱり。PC苦手な人の気持ちが理解できた(笑)。

 Twitterの騒ぎもちょっとこれまでにない大騒動だ。イーロン・マスクが買う買わない、買った後も超ドタバタ。大量の解雇から始まり(これは赤字なのである程度理解できる)、最近だと、自身の進退を問うアンケートをしたり(結果負け)、Mastodon排除やFacebookやInstagramなど大手SNSへのリンクはNGなど(後日すべて撤回)、そのハチャメチャぶりは、はた目で見ていると面白いが、中の人やヘビーユーザーには深刻な問題だ。そして乗り換え先として、Mastodonがまた盛り上がっている。

 このドタバタ。ずっとドタバタなのかある程度経つと収まるのか。それさえも不明であるが、少なくとも来年もしばらくの間は続いていると思われる。

 最後はAI関連。身近なAIと言えば、スマホカメラのシーン認識だろうか。何を撮ろうとしているのか、AIを使い、夜景だったり人だったり食事だったりを認識し、最適なパラメータを自動的に設定する。お世話になっている人も多いだろう。

 そんな中、今年は面白そうなのが2つ登場した。1つは(プレビュー版は去年からあったが)コードを書いてくれる「GitHub Copilot」、もう1つは対話式でいろいろ答え、検索サイトを脅かすかもと言われている「ChatGPT」。どちらもエンジンにOpenAIのGPT-3.5を使っている。このOpenAI、設立者がイーロン・マスクだったりするのも興味深い(既に会長を退任。後にMicrosoftも出資)。

 GitHub Copilotは、現在60日間無料、その後、月10ドルまたは年払い100ドル。できることはザックリ、コメントから予測してコード生成、ファンクション名にそれらしい名前(例えばquick_sort)を使えば自動生成、連続入力予測、テストコード自動生成、他言語へのコンバート……など。

 筆者は特に必要としないので試していないが(とは言え先のquick sortどうだっけ?っと検索するより速いかもしれないし、テストコード自動生成は楽できる)、使った複数の友人の話だと結構いけるとのこと。ただ本当の正しいのかを含め熟練者が使うのはいいかも知れないが、初心者が使うと、検索してコピペ同様、なぜそうなるのか? を理解できないままで危ういかもしれない。

 ChatGPTは、現在無償、アカウント登録(Google/Microsoftアカウント使用可)さえすれば使え、日本語にも対応する。例えば「Ubuntu 20.04 LTSへMastodonをインストールする方法」でGoogleなど検索サイトを使うと、それについて書かれている記事の一覧が表示される。中には古かったり、嘘が書いてあったりするので複数のサイトを行ったり来たりして、目的の情報を得ることになる。

 対してChatGPTは、画面キャプチャのようにそのものズバリをチャット形式で表示する。ただし、現在、ネットには接続せず、2021年までの情報らしいので、例えば「ワールドカップ2018年優勝国」は出てくるが「ワールドカップ2022年優勝国」は出てこない。

ChatGPTで「Ubuntu 20.04 LTSへMastodonをインストールする方法」を聞いた結果(一部)

 確かにこれだと検索のように複数のサイトを行ったり来たりする必要もなく、そのものズバリなので、検索サイトが危ういと言うのも頷ける。信憑性は検索サイトでも嘘や間違いが多いので五十歩百歩か。

 広告が出せないという話もあるが、そこはよくある関連するものを「こちらもいかがですか?」と、リコメンド的に表示すれば、結構行けるのではないだろうか。

 ちょっと気になるのはチャット形式に見せるため、回答が1文字ずつ出てくること。先のMastodonなどは、全て表示するだけも時間がかかる。一気に表示するモードも欲しいところ。先に書いた通り現在は無償。ただAIエンジンにコストがかかり、有償化を考えてるとのことなので、興味のある人は今のうちに試して欲しい。

趣味@2022年

 今年、何と言っても大きな購入/変化は、メインマシンをMac mini(M1/16GB/256GB)@macOSから、自作PC(Core i9-12900/32GB/512GB)@Ubuntuへ乗り換えたこと。人生初のUbuntuメインだ。この辺りの話は前編/後編と2回に分けて書いているので興味のある人はご覧頂きたい。

 開発/執筆/事務処理/SNSなどネットを中心に使っているが、肝は、画像処理関連をmacOSに分けたことだろう。もちろんUbuntuにも画像処理アプリはあるものの、PhotoshopやCapture Oneはさすがに動かない。と言って代替えになるアプリも残念ながらなく、ならば……と完全にワークフローを分離した。

 実は、Mac miniとMacBook Pro 16 Late 2019(Core i7/16GB/512GB/Radeon Pro 5300M)を売却、MacBook Pro 14(M1 Pro/16GB/512GB)の中古をほぼ“行って来い”で購入。MBP16はもともと何かあったらこれだけ持ち出せば仕事を継続可能的な意味で購入したものの、このご時世、逆に引きこもることになり、ほとんど出番がなかったのと、このまま持ち続けると売却価格が下がることを予想したため踏み切った。

 M1 Mac miniも同時に売却すると画像処理用のMacが1台もなくなるので、代替として探したのは予想売却価格合計の20万円未満で16GB/512GBのMacBook Air@M2、MacBook Pro 13@M2、そしてMacBook Pro 14@M1 Proの中古もしくは整備済製品。前2つは標準メモリ/ストレージが8GB/256GBということもあり、16GB/512GBはあるにはあるが、20万円オーバー。

 逆に16GB/512GBが標準でプロセッサがM1 ProなMBP14の方が安かった。欠点は重量が約1.6kgと重いことだが、それ以外はプロセッサ、パネル、サウンド……全てにおいて上なので用途的にはベストとなる。

MacBook Pro 14。通常はクラムシェルモードで外部モニターへ接続。ほぼ写真編集専用

 現在通常はクラムシェルモードで使い(つまりMac miniをそのままリプレイス)、メインモニターへ接続、 GbEはType-Cアダプタ、そして記事にしたDASを接続。快適に使用中だ。

カフェで被写体自らCapture Oneを使いセレクト中

 1度外へ持ち出したが、カバンに入れてしまえば、さほど重たくもなかった。この時、Capture Oneで、セレクト/RAW現像/書き出しをカフェで約1時間半ほど行なったが、バッテリの減りはたった8%。もちろん熱くもならない。(滅多にないが)外で重めの作業をする時、心強い味方になりそうだ。通常の軽い打ち合わせは、MacBook 12(Core i5/8GB/512GB/2017)か、iPad Pro 12.9(M1/128GB/Wi-Fi) の1kg未満級を持ち出している。

 次に大物は「Galaxy Z Flip4」(楽天モバイル版)。価格的にはiPhone 14 Proの下位モデルとあまり変わらないので、普通の感覚ならこれは選ばないと思うが(笑)、今年の一台はこれにした。購入後、2カ月ほどメインのスマホとして使っているが、後悔もなく非常に満足している。また先日Android 13へのアップデートもあった。

ポートレートモード+SNOW(モデル:小彩 楓)
x2(デジタルズーム)

 利点はなんと言っても畳むとコンパクト。ダウンジャケットのポケットにはみ出すこともなく収まる。加えてポートレートモードも含めカメラの絵がいい。物理的な望遠はないものの、x2のデジタルズームも使いやすい。同社のカメラはこれまでノーマークだったが、iPhoneの何かAIで触りまくった妙な写りより、個人的にはこちらの方が好みだ。

 さらにサブパネルが便利。折りたたんだ状態で、天気やスケジュールなどをウィジェットで確認、メールやSNSなどの通知が分かり、必要ならパネルを開く……といった感じとなる。

 PC系で小物? は以下の通り。

・Raspberry Pi 4 Model B

ThinkPad 13(i5-7300U/8GB/SSD 256GB/Ubuntu) ※PDFではHD/TNとなっているが手元のはフルHD/IPS

・14型モバイルモニター VisionOwl XL-14

Apple TV 4K(2022) Wi-Fiモデル
・DAS(2TB/RAID1) TerraMaster「D2-310」

 Raspberry Pi 4 Model Bは、今年の1月、「10年以上前に契約したVPSから全サイトをNUCに引っ越し!Ubuntu 20.04 LTS + Hestia@Hyper-Vに新サーバー構築」という記事を書いたが、その後、さらにRaspberry Pi 4 Model Bへ引越し、つい最近まで作動中だった(今はまた別のマシンへ引越した)。

Raspberry Pi 4 Model B+USB 3.0接続のSSD。Webサーバーのお役御免で何に使うか!?

 管理しているのは6サイト。既に更新は止まっているため、過去の遺産なのだが、1つは2004年からブログが残っているので、ある意味筆者の歴史。捨てるには惜しいので、そのままネットに公開している。第10世代Core i5のマシンからRaspberry Pi 4への引越しのため、パフォーマンスはかなり落ちたものの、そこはキャッシュなどを駆使(笑)して、レスポンスを上げる工夫をした。

 ThinkPad 13は、ヤフオクでかなり安く落札。プロセッサが第7世代なのでWindows 10までしか動かず、ではいっそUbuntu 20.04 LTS(Desktop版)にと、インストール。Core i9-12900を買う前に、これを使いUbuntuメインで行けるか? を検証していた(その前に記事にしたThinkPad 440sでも確認はしている)。現在ThinkPad T440sはChromeOS Flex、ThinkPad 13はUbuntuで使用中だ。

Ubuntuで使用中のThinkPad 13。macOS風のテーマ適応

 14型モバイルモニターは記事中の写真に何度か載っているが、メインモニターの下に斜めに傾け置いている。使い方としては、メインモニターは仕事ごとに仮想デスクトップを分け都度切替、このサブモニターはChromeを全画面で、メール、Slack、Backlog、スケジュール、OneDriveやiCloud、そして主なSNSなどを配置。先の仮想デスクトップが何処の位置にあっても即対応できるようになっている。

メインモニターの下に斜めに置いているサブモニター

 こうなったのは、以前、今サブモニターに配置している内容を仮想デスクトップの一番左端にしていたのだが、そうすると、作業中の仮想デスクトップから行ったり来たりしなければならず面倒だったからだ。上下のマルチモニター、非常に便利なので興味のある人は是非試して頂きたい。

 予想外の購入だったのがApple TV 4K(2022) Wi-Fiモデル。この秋出たばかりなので記事にしても良かったのだが、AirPlayが主な用途で、ほかにあまり書くことがなく取り上げなかった。もともとApple TVを持っており、あるテストでMacやiPhoneの画面をキャストしたかったのだが、できるにはできるものの、何か様子がおかしい。手持ちのApple TVは、フルHDモデル(2012年)だと思っていたが、調べると初代のHDモデル(2010年)だったのだ。いずれにしても古過ぎ。中古でいいので、比較的最近(4K第2世代)のを……と買いに出た。

Apple TV 4K 第3世代

 ところがApple TV 4K 第2世代は、もともとの定価が高かったこともあり、中古でも軽く1万円を超えている。あれ!? と思い新型、第3世代の価格を調べるとWi-Fiモデルで1万9,800円。どちらを買ったかは言うまでもないだろう。A15 Bionic/4GB/64GB(LAN対応版は128GB)、iPadOSが動きそうなスペックだ。何に使うわけでもないのだが(笑)、やはり速いのは気持ちいい。

 そして最後は記事にもした主に写真保存用のDAS(2TB/RAID1)。先に書いたMacBook Pro 14に接続して使っている。といってもここに入れるのは処理/納品済みで、後から見ることはほとんどない。通常は電源オフで、ファイルコピー時のみ電源オンにしている。

MacBook Pro 14に接続して使用中

 このDASの導入、作業環境的にはとても意味があり、共有どころかアクセスもせず、NASの大部分を占有(足らずにUSB接続の外部ストレージにも)していた写真をDASに追いやったので、NASの容量が一気に空いた。これによりNASで共有するのは開発のコードや資料(主にテキスト/PDFやOffice系)、原稿(写真込)程度。1人では使い切れないほどの容量となる。

 写真関連では小物になるが、便利だったのが、「Godox FC-16」、「FalconEyes F7II RGBライト」の2つ。前者は無線を使いケーブルレスで外部ストロボに接続できるデバイス。数千円だったのでダメ元で購入したが、これがなかなかいい。

 映像メインで合間にグラビア撮影がある現場は、「え”ここで撮るの?」と、写真的には劣悪な環境が多く、その場合、クリップオンのストロボを使うのだが(大型ストロボなど設置する時間すらない)、事前に三脚+本受信機+ストロボ、カメラ+本送信機をセット、位置と光量さえ調整すれば(多くは天バン)、サクッと撮影をはじめ、終われば、サクッと撤収できる。

ワイヤレスリモートフラッシュトリガー。手前:受信機(フラッシュ側)/奥:送信機(カメラ側)

 後者も使い方的には同じだ。去年は小型の「JOBY BEAMO(JB01579) 」を購入したが、光量的には問題ないものの、連続使用できる時間が短く(10~15分で発熱により自動的にオフ)、使えるシーンが限定されていた。何かいいのは……と思っていたところ、たまたま撮影した子が自前で持っていたので、それを使ったところ、(光量にもよるが)2時間つけっぱなしでOK。モバイルバッテリにもなり、iPhoneをフル充電2回できるとか、光量はもちろん色温度も2,500~9,000Kで設定可能と、非常に良かったので真似して購入した。アプリがあり、スマホからもコントロール可能だが、そこまでは必要としないので、物理的なダイアルを回して調整している。

RGB LED照明と付属のディフューザー(裏にステータス表示用のパネルがある)。実測でサイズ約160×85×15mm、重量375g、バッテリ7.6V/3,800mAh、Type-C

 どちらも新製品でも高価なものでもないが、室内や屋外(夜など)の撮影であれば便利なアイテムだ。

 ソフトウェア的にはDASの記事に書いたように、「PortraitPro Studio」がM1/M2対応になったのでUpdateした程度。手順は去年のまとめ記事と変わっていない。後はFUJIFILM X-S10の頻度が高くなり、Photoshop/Camera RAWよりCapture One(FUJIFILM対応版)を使うことの方が多くなった。


 以上、今年2022年を思いつくまま書いてみた。書き出すと結局、記憶の新しい最近のものになってしまうのは仕方ないところか。来年はなんといっても円安が収まって欲しいところ。執筆時132.77円。後はメインマシの第12世代Core i9を第13世代に載せ替える予定。さてさてどうなることやら……。