見たい夢を見られるか!?
~タカラ夢先案内装置「夢見工房」
株式会社タカラは、好きな夢を見られるという、夢先案内装置「夢見工房」を5月より発売する。価格は14,800円。
睡眠時に、自分の思い通りの夢を見る“手助け”をする装置で、江戸川大学 社会学部人間社会学科の松田英子助教授協力によるもの。枕元へ置いておき、自分が見たい夢を誘発するための音声、音楽、香りなどを、睡眠開始時や、レム睡眠の周期、起床時などのタイミングに合わせて再生し、希望する夢に近づけるという。
たとえば、好きな人とデートしている場面を夢見たい場合、まず、好きな人の写真を本体前面に貼り付ける。これにより、視覚的に情報が入力され、見たい夢に近づくという。次に自分が見たい夢の具体的な内容を「自分の声」で録音する。「後藤先輩とデートする夢が見たい!」とかストレートに。この音声が睡眠中に何度も何度も“ささやき”声程度の音量で繰り返され、見たい夢により近づく。
さらに、あらかじめ「恋愛」や「勇気」など、見たい夢のテーマに合わせたBGMを選んでおけば、就寝中に演奏され、さらに夢が近づくという。だが、せっかく見た夢も、目覚まし時計でたたき起こされてしまうと、瞬時に忘れてしまうことが多い。そこで本機では、BGMと本体に搭載されたライトによって、光と音による穏やかな目覚めを促し、夢を忘れてしまうことがないようにする。
応用例としては、本体前面にM1A2やLeopard 2 A5などの写真をはり、「現用戦車戦の夢が見たい」とボイスレコーダに入力、「勇気」のBGMと硝煙の香りをセットしておくと、ハードな戦争アクションの夢が見られたりするかもしれない。そんな夢でも寝覚めはさわやからしい。
なお、効果には個人差があるので、念のため。
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「後藤先輩とデートする夢がみた~い」と、非常に具体的なセリフを録音中 |
ターゲットは20代以上の女性という |
□ニュースリリース(PDF)
http://www.takaratoys.co.jp/company/pdf/040114_1.pdf
・暗記エンジン「エムサピエンス」
株式会社タカラと、犬翻訳機「バウリンガル」を共同開発した株式会社インデックスが、共同出資会社として「タカラインデックス ラボ株式会社」を2004年1月に設立する。
その第1弾として発表されたのが、暗記エンジン「エムサピエンス」だ。SDメモリーカードに対応する携帯型端末で、今秋の発売を予定している。価格は本体が15,000円、SDメモリーカードで提供されるソフトカートリッジが4,980円~6,980円。
効率的な暗記をテーマに開発されたもので、従来の紙を使用した暗記方法にくらべて約5.4倍の効率で暗記ができるというシステム。端末の液晶パネルに表示される、クイズゲームライクな質問に答えていくことで、暗記を行なうもの。繰り返し使用することで、質問への正否や回答までにかかった時間などをAIが分析し、ユーザーの弱点を克服するようなアルゴリズムが自動生成されていく。
1つの単語に対して、数種類の問題形式が用意され、視覚や聴覚を交えて記憶しやすいように質問されるという。
学習用のカートリッジは、「受験英単語 vol.1」、「受験英熟語 vol.1」、「TOEIC vol.1」、「日本史」、「世界史」などをはじめ、「ワイン銘柄」や「日本酒銘柄」など、趣味や雑学分野のものも用意される。なお、受験英単語版では、大学受験用の英単語を約2,000語収録する予定。
発売当初は、2型液晶を搭載した7cm四方の小型端末での提供が予定されているが、将来的にはWeb上でのサービスや携帯型ゲーム機、携帯電話などへの展開も考えているという。
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会場に展示されていたサンプル。液晶に画面は映るがボタン類はまだ動作しない |
発表会場ではThinkPadを使って体験ができるようになっていた |
□ニュースリリース(PDF)
http://www.takaratoys.co.jp/ir2/jp/press/pdf/040114_2.pdf