【特別企画】

ゴシップニュースのコーナー

□やじうまWatch
(Internet Watch)

• セガ、Dreamcastのデモ画面をWebで公開
  　セガが、5月21日に行なわれたDreamcast発表会にて上映された「Dreamcast Live Demonstration featuring IRI-san」のスクリーンショットとムービーをWebで公開。社長の入交氏の顔をゴルフボールにしてみたり、火を吹かせてみたり、ロケットに見立てて打ち上げたりしちゃっている。

  □「Dreamcast Live Demonstration featuring IRI-san」
  http://www.sega.co.jp/dreamcast/demo_iri.html

• また新たなx86互換CPUメーカー誕生か!?
  　AMD、IBM、Cyrix、IDTらに続き、また新たなx86互換CPUのメーカーが誕生することになりそうだ。今海外で注目を集めているのがRise Technologyという新興企業で、なんとここは「1998年遅くにPentium IIクラスの性能を持つx86互換アーキテクチャのオリジナルCPUを市場に投入する」とアナウンスしているのだ。CPUの名は「mP6」で、Socket 7に対応している。現在のところ、細かい仕様など詳細を明らかにしていないため、具体的にどんな製品なのかはまったく不明。メンバーには、アムダール、HP、IBM、LSI Logic、MIPS、NEC、Sunなどで高性能CPUの開発に従事していた技術者が70人以上含まれているという。

  　ちなみに、VIRTUAL JOB FAIRという求人／転職情報サイトには、RISEの求人情報が18件掲載されており、そこの企業情報には「making high performance, 200 MHz+ CPU's」という記述がなされている。

• プレゼントの商品はスケルトンHDD
  　株式会社メルコは、同社のHDDの累計出荷台数が100万台を突破したことを記念してプレゼントキャンペーンを行なう。詳細はこちら。商品はFinePix 700(5名）やPlayStation（100名）などだが、なんといっても目玉は特製のスケルトンHDD。4.3GBの外付けSCSIドライブ（UltraS-DAT方式）だが、筐体だけではなく、ドライブの上蓋も透明の素材に交換されているため、ディスクやヘッドの動く様子がそのまま見える。また、ドライブのBIOSに当選者名を書き込んでくれるので、Windows 95のデバイスマネージャーなどで見ると、「MELCO Yuki Nakagawa」などと表示される。さすがに、保証はまったくなし、修理の際には透明でないドライブと交換される可能性もあると明記されているので、使うか、そのまま保存するか迷うところだ。

  
  

• 「PCうおっち」は海外でも有名？
  　PC Watchが毎年4月1日にエイプリルフール企画として掲載している「PCうおっち」は、海外でも有名らしい。というのも、x86アーキテクチャCPUの情報を掲載する「intel secrets」という有名サイトで、PCうおっちで掲載したアニメーションGIFが紹介されているのだ。「Intel Art of the Month」というIntelに関連したジョーク画像を集めたページでは、5月のコレクションとして、PCうおっちで掲載した「会社の怪談」のアニメーションGIFがコメント付きで掲載されている。これは、IntelのマスコットキャラクターBunny People人形がライバルのAMD K6を発見するやいなや、それを踏みつぶすという内容のもの。

  　しかし、紹介してくれるのはいいけど、オリジナルのURLへのリンクもなく、無断でファイルだけコピーして公開するというやりかたは感心しませんね＞Mr. Robert

• 本誌「先週のキーワード」でおなじみ鈴木直美氏の書籍をプレゼント
  　週１回掲載の「先週のキーワード」でおなじみ鈴木直美氏の書籍『インターネット時代の標準ファイルフォーマット事典』（発行：インプレス、税別1,980円）が23日に発売されました。PC Watch読者の方に、抽選で5冊プレゼントいたします。ご応募は、送付先の郵便番号と住所、氏名をお書きの上、pc-watch-presentあて、メールでお寄せください。応募締め切りは、27日午前0時です。

  
  

• あの心理分析ソフト「Truster」のシンポジウムが開催
  　3月9日のこの欄で紹介した、イスラエル製のウソ発見ソフト「Truster」。5月30日に「Truster」の開発者アミール・リーバーマン氏を迎えての学術シンポジウムが開催されることとなった。開発担当プログラマの話が聞ける機会はそうはないのでおもしろそう。ご興味のある方はぜひ！

  □シンポジウム詳報
  http://www.alphaomega.co.jp/truster/simpo.htm

• 東芝EMI、マルチメディアタイトルを連発
  　東芝EMIは、マルチメディアCD-ROMタイトル3本を5月27日に発売する。

  　17年前に劇場公開され、特に大阪でヒットしたと言われるアニメ「じゃりン子チエ」。今回発売されるCD-ROMには、映画の絵コンテ、アフレコ台本、キャラクター設定、そして監督の高畑勲氏の最新インタビューなどが収録されている。
  　「ずっといっしょCD-ROMコレクション」は、今年3月に発売されたプレイステーション用恋愛シミュレーションゲーム「ずっといっしょ」のキャラクターが登場する壁紙や、サウンドデータ、スクリーンセーバー、デスクトップアクセサリなどを収録したデジタルデータ集。マウスパッド付き。
  　最後はぐっと渋くて、ジミヘンのCD-ROM「The JIMI HENDRIX EXPERIENCE Electric Ladyland」。CD-ROMには、ジミヘンが在籍したバンド“The JIMI HENDRIX EXPERIENCE”のラストアルバム「Electric Ladyland」に関するデータが納められている。

  □製品情報
  http://www.toshiba-emi.co.jp/hiscore/index/pc/index_j.htm

• Kodakサイトの新製品情報
  　米国で、米Kodak社の新機種DC260/220の製品情報のURL情報が流れていた。それによれば情報はこちらとこちら。

• 早くもAMD K6-2(K6-3D)の予約始まる!
  　米国時間の28日に発表されると言われているのがAMDの新CPU「AMD K6-2」。以前まで「AMD K6-3D」と呼ばれていたCPUで、浮動小数点演算に重きを置いたMMX「3D Now!」を搭載しているのが特徴。また、Socket 7で初めてベースクロック100MHzがサポートされるのではないかと期待されているCPUでもある。

  　もちろん今はまだ未発表の製品だが、なんと、早くも国内のインターネット通販ショップで予約販売を始めるところも出てきた。新潟の通販ショップ「POWER ASSIST」が「緊急予約受付」を始めたもので、価格も表示している。その価格というのがまた驚きで、K6-2/266 22,800円、K6-2/300 27,800円、K6-2/333 39,800円と、現在の同一クロックのK6と比べても、かなり安い価格設定になっている。同店によると、6月上旬に入荷するとのことだが、これが本当なら、今のK6の実売価格はこれから急激に下がる可能性もありそう。また、西早稲田の「高速電脳」でも、価格は表示していないものの、6月10日頃に入荷することを明らかにしている。ここでは、未確認としながらも「ベースクロックは66MHzのようだ」とする気になる情報もホームページ上に掲載している。

  　いずれにしても、K6-2ショックはもうすぐらしい。

  ショップ名	連絡先	URL
  POWER ASSIST	E-Mail:assist@power-assist.co.jp	http://www.pluto.dti.ne.jp/~asist/
  高速電脳	Tel 03-5272-5821	http://www.dtinet.or.jp/~hako/

• 「Final Fantasy VII」のデモ版配布開始
  　米Eidos Interactive社はWindows 95用ゲームソフト「Final Fantasy VII」のデモ版の配布を始めた。容量は50.7MBとちょっと覚悟のいる大きさだが、それだけのものに仕上がっているようだ。ちなみに以下のサイトからは壁紙や音声もダンロードすることができる。ちなみにデモ版の方は3Dfx専用です。

  □「Final Fantasy VII」のホームぺージ（壁紙や音声がアップロードされている）
  http://www.eidosinteractive.com/ff7/index.html
  □デモ版がアップロードされているページ
  http://gamesdomain.ru/demos/demo/ff7.html

• 松下寿、売上高過去最高を記録
  　松下寿電子工業は'98年3月期の決算を発表した。それによれば、売上高が前期比18.7%増の5,034億円、経常利益も16.7%増の376億円となり、2年連続で増収増益となった。ちなみに好調だったのは映像機器、音響機器、情報機器、ハードディスクなど。

• IDO、“WAP”を使って携帯電話でインターネット
  　日本移動通信は、“WAP（Wireless Application Protocol）”を使ったサービスを、来年4月から商用化される携帯・自動車電話システム「cdmaOne」や、デジタル方式を採用したその他の携帯・自動車電話に適用すると発表した。

  　で、このプロトコルが採用されると具体的に何が可能となるかというと、携帯電話だけでインターネットにアクセスし、ホームページを見たりE-mailを受信することが可能になると言う。サービス開始当初は、文字ベースのサービス配信を中心とし、徐々に画像データも配信できるようにする予定とか。

  □ニュースリリース
  http://www1.mediagalaxy.co.jp/ido/new/news/19980518141.html

• ソフトバンク、インターネットオークション事業に参入
  　ソフトバンクと米オンセール社は、インターネットを利用したオークション事業で合弁会社を設立すると発表した。'99年初めにも日本国内でリアルタイムに“入札”を行なうインターネットオークション事業を始める予定という。

• 任天堂、増収増益
  　任天堂株式会社は14日、'98年3月期の決算を発表した。売上高は前期比25.0%増の4,318億円、経常利益が24.2%増の1,254億円。5年ぶりの増収増益となる。

  　理由はもちろんポケモン効果と、海外でのNintendo 64効果。Nintendo 64は国内では相変わらず苦戦を強いられており、111万台にとどまったが、海外では絶好調で891万台を販売したという。

• “今、マウスはインテリア”……メタルマウス堂々登場
  　鋳造を基調としたデザイン企画、設計、制作などを行なうキャデットが、アルミニウム合金ハウジングによるメタルマウスを作り上げた。DOS/V、PC98NX用とPC98用、Macintosh用の3種類が用意されており、価格はそれぞれ8,800円。

  　美しくなめらかなフォルムは、ひとつずつ職人によって作り上げられる。また、オプションで本体にイニシャルや名前を彫刻することが可能。

  □製品情報
  http://www.cadetdesign.com/mouse.html

• M II 300 Processor販売中
  　Cyrixの新しいSocket 7 CPUである「M II 300 Processor」が秋葉原で販売開始になっている。実売価格は2万円後半。実動作クロックは発表どおり66MHz×3.5の233MHz。秋葉原のPCショップFlip-Flapのホームページでは、すでにベンチマークまで掲載しているので、購入を考えている人は参考にしよう。現在秋葉原で販売しているショップは、確認できている範囲では次の通り。

  ショップ名	価格	連絡先	URL
  Flip-Flap	26,800円	Tel 03-5256-7657	http://www.flipflap.com/
  DOS/Vパラダイス本店	27,200円	Tel 03-5295-3445	http://www.dospara.co.jp/hon/
  A-Master	28,700円	Tel 03-3256-1040	http://www.a-master.co.jp/
  BLESS	29,800円	Tel 03-3526-9351	http://www.bless.co.jp/

• 2000年問題企業の7割が未対応
  　2000年になるとコンピューターの情報処理などでトラブルが生じるという“2000年問題”に関して、国内の7割の企業が対応策を終えていないことが日本情報システム・ユーザー協会の調べでわかった。
  　調査対象は、資本金1億円以上の中堅、大企業の情報システム部門責任者608人。2000年問題への対応を完了しているのは、全体のわずか23%。ただし、金融業界は基幹業務に関し対策をほぼ完了しているという。

  　調査した同協会は「システム全体のダウンにつながらなければよい、と取り組みを後回しにしているのでは。しかしすでに対策を間に合わすにはギリギリのタイミング。直ちに対応策を講じて欲しい」と警告している。

• エリツィン大統領インターネットを使った記者会見？
  　共同通信によれば、ロシアのエリツィン大統領は、インターネット上でのマスコミなどからの質問への回答で、橋本首相に2000年に行なわれる予定の主要国首脳会議の開催地をロシアに譲って欲しいとの意向を表明した……とのことですが、インターネットでそのようなことを行なっていたのですね。

• ビデオ電子メールシステム
  　米ソニー・エレクトロニクスは、ビデオを電子メールで送るシステム「FunMail」を近くアメリカ国内で発売すると発表した。ビデオキャプチャーボード、小型カメラ、ソフト込みで199ドル。
  　画像は250分の1に圧縮され、Windows 3.1/95/NT 3.51以上であれば簡単に再生できるという。

  □ニュースリリース
  http://www.sel.sony.com/SEL/corpcomm/news/ccpg/21.html

• インターネットで株の売買が可能に
  　今川證券は、インターネットを利用し株の売買が可能なホームトレードシステムと住友銀行のインターネットバンキングシステムを接続することで、顧客が自宅のパソコンで株式の売買を行ない、代金の振り込みも可能になると言うサービスを12日開始する。

  　このような、証券会社と銀行の提携は初めてという。

• 横浜にヴァーチャルリアリティー教育センターを設立
  　株式会社スリーディーはスウェーデンのProsolviaABと合弁で、日本初のヴァーチャルリアリティー教育センターを横浜のみなとみらいに設立する。ここでは、ヴァーチャルリアリティーに関する教育、セミナー、コンサルティング、システム開発、ソフトウェア販売を行なっていくという。

• 「ポケピカ」販売機
  　本日、都内某所で「ポケットピカチュウ」を販売する自動販売機が発見された。この自動販売機は“キャラクターベンディング”と言うもので「ポケットピカチュウ」以外にも、携帯パワーアンテナ（どこがキャラクターなのか？）とか、ヨーヨーなど、最近のヒット商品が並んでいた。
  　でもいくら手軽だからって、5,000円のプレミア付き「ポケットピカチュウ」はちゅっと躊躇しますね……と思うのだが、現実はご覧の通り“売り切れ”状態っす。

  
  

• 米司法省が「Windows 98」単体版を要求か？
  　米Business Week誌最新号によれば、米司法省が米Microsoftの独占禁止法違反問題に関して、6月25日に発売を予定している「Windows 98」からブラウザ部分を取り除いた、いわゆる“単体版”の発売を命じる方針を固めたと報じられている。同誌によれば、司法省はWindows 98出荷前に法的処置をとりたい意向だという。

  □Business Weekホームページ
  http://www.businessweek.com/

• 不正アクセスに法的規制を適用か？
  　郵政相の私的懇談会として設置されている「通信・放送の融合と展開を考える懇談会」の席上で、ネットワーク社会の安全性確保のため不正アクセスを法的規制の対象とする必要があるとの報告書を提出した。

  　ちなみに現行法では不正アクセス自体は処罰の対象となっていない。

• SONY、連結最高益を更新
  　ソニーは'98年3月期のグループ連結決算を発表した。これによれば円安が追い風となり、売上高で19.3%増の6兆7,554億円、営業利益も40.5%増の5,202億円となり2年連続で過去最高益を更新した。

  　現在の不況に逆行する内容なので羨望の的ですな。原因はもちろんヒット商品の連発で、VAIO NOTE「PCG-505」が好評だったほか、PlayStationが前期比2倍以上の1,937万台を販売するなど、デジタル系商品の好調が挙げられるとか。

• 「東京ゲームショウ '98秋」開催日決定
  　ついこの間“春”が開催されたばかりだというのに、早くも「東京ゲームショウ '98秋」の日程が発表された。昨年は9月に開催されたが、今年は休日の関係で10月9日～11日の3日間幕張メッセで開催される。ちなみに9日は特別招待日で、一般開催日は10月10日から。

• インターネットでテロ行為働く
  　昨年8月、“インターネット・ブラック・タイガース”を名乗るグループから、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各地域にあるスリランカ大使館に1日最高800件にも及ぶ電子メールが送られ、情報機能がストップする事件が起きたという。米情報当局者によれば「主要テロリスト組織によるインターネットを利用した妨害行動としては初めてのケース」としている。
  　ちなみにこの“インターネット・ブラック・タイガース”の正体は、タミル人過激組織「タミル・イーラム解放のトラ」の分派ということで、メールには「大使館の通信を妨害するのが目的」と書かれていた。

• 今度は見逃さないで
  　米Appleのサイトが6日午後9時現在一面予告広告になっている。ウッドストックも月面着陸も見逃したあなた、今度は見逃さないでね！　といった内容のコピーがしゃれています。米西海岸時間の12:00（こちらの朝5:00）になにが公開されるか、Macファンの方は要注目。

• 江沢民国家主席もパソコンで情報収集
  　米Time誌によれば、中国の江沢民国家主席は、北京の中南海の公邸にパソコンを持ち込み外国のデータベースなども活用していると語ったという。

  　江主席は、中国の将来が最新技術の確立にあることをよく理解しており、コンピュータのネットワーク化の必要性も認めているという。現在、中国でパソコンを持っている人は30万人とのことだが、2,000年には400万人にまで拡大するという。ただし、インターネットを通じて情報を自由に引き出せるようになるかどうかはまた別の話。

[Reported by PC Watch編集部]