|
□やじうまWatch
(Internet Watch)
日本電気エンジニアリング株式会社(NECエンジニアリング)は20日、全身を3次元計測し、ボディラインをシミュレートする「3-D STYLE SIMULATOR Danae-S」の1号機を、女性向けシェイプスタジオ「muse川崎店」に2002年1月に納入する、と発表した。
「Danae-S」は、8台のパターン投影機と、8台のCCDカメラにより、5秒で全身の凹凸を1mm単位で立体計測、3Dグラフィック化する。3Dグラフィック処理はPC上の専用ソフトで行なわれるが、ウエスト、ヒップなど任意の部位のサイズを変化させて、ボディラインをシミュレートする機能がある。納入先では、シェイプアップ前にシェイプアップ後の“予想”ボディラインを見せたり、シェイプアップ前とシェイプアップ後の画像を見比べる、などのサービスに使われる予定。もっとも、人体の表面をスキャンしているだけで骨格等のデータを採れるわけではない。したがって、シミュレーションソフト上でありえないサイズを指定し、「この世のものとは思えない体格の人」を作ってしまうことも可能だとか。なお、同社では衣服のオーダーメイド、医療、研究、美術品の3次元データ保存などの用途も考えられる、としている。
本体サイズは2,780×1,500×2,274mm(幅×奥行き×高さ)だが、保守エリアを確保するために5,000×3,000mm(幅×奥行き)の設置エリアが必要になる。重量は500kg以下。価格はPCと採寸/シミュレーションソフト、工事費などを含まない状態で1,200万円。ソフトは150万円になる予定。ちなみにグラフィック処理用のPCに要求されるスペックは、Pentium 4 1.7GHz以上、メモリ512MB以上、HDD 60GB以上、OSはWindows 2000。発表会のデモで使われたPCは「121wareで一番スペックの高いもの」だそうだ。
12月5日
富士写真フイルム株式会社は、中国法人を通じて、中国においてデジタルカメラのTV/印刷媒体のCMを開始する。中国向けCMでは、日本国内で起用している藤原紀香と、香港のアーロン・コック(郭富城)を起用する。
今回放送されるTV CMは、FinePix6800 Zoom編と2600 Zoom編。同社では、「紀香とアーロンコック。この2人それぞれの魅力をデジタルカメラ両機種のイメージにダブらせて訴求して、どちらを見てもFinePixの魅力が同様に、かつ存分に伝わることでしょう」としている。
なお、アーロン・コックは、“「香港四天王」と呼ばれる実力派人気男性タレント。ダンサー出身で、現在は香港でもっとも有名な男性シンガーであり、また映画でも活躍している。香港をベースに中国、アジア諸国でのコンサート・ツアー活動、CDアルバム発表、テレビドラマ・CM・映画出演など精力的な活動を展開している”と紹介されている。
12月3日
昨年から話題の絶えない、自称世紀の大発明「ジンジャー」だが、ついにその正体が判明した。発案者のディーン・カメンがTIME誌に対して明らかにしたという。
正式名称は「Segway」。噂が流れた当初から、反重力で空を飛ぶとか、超小型のフライホイールを搭載しているとか、さまざまなアヤシイ噂が飛び交ったが、その正体は「小型電動スクーター」だという。外見的には動力付きのキックボード、という感じらしいが、TIME.comにその写真が掲載されている。ご覧になればわかるとおり、従来から「ジンジャーではないか?」として公開されていたイラストに近い印象をうける。もちろん、キックボードのように自分で蹴る必要はない。
ジャイロスコープとコンピュータで制御され、外見の頼りなさとは裏腹に、絶対に倒れることがないという。気になるスペックは、最高速度27km、航続距離は54km。一日5セント程度の費用で利用可能。操縦者は立ったまま乗車し、前進時は前のめりに、後進時は後ろに寄りかかるように姿勢をずらして操縦、曲がりたいときには左右にハンドルを切る。
絶対に倒れないと言われると、なんとか倒してみたくなるのが人情だが、今後1年以内には3,000ドル程度で一般向けに販売する予定というので、近い将来、身をもって体感することも可能かもしれない。
□TIMEのホームページ (英文)
http://www.time.com/time
□Reinventing the Wheel (英文)
http://www.time.com/time/business/article/0,8599,186660,00.html
ロボット関係のイベントなどで、二足歩行ロボットを目にする機会も増えたが、こんどは二足歩行ロボット同士の格闘技大会「ROBO-ONE」が行なわれる。臨海副都心にある日本科学未来館が主催するもので、2002年2月2日と3日に同館で開催される。
2台の二足歩行ロボットが、約2m四方のリングでボクシングやレスリングに則った格闘技を行ない、相手のノックダウンを競う。5ラウンド中の3ラウンド先取すると勝者となる。1日に行なわれたプレイベントでは、実際の格闘は行なわれなかったものの、数台のロボットとリングが展示された。
すでにエントリーは締め切られているが、10指に余る参加者がおり、本番の盛り上がりを期待したい。
会場で上映されたムービー。実際に動くところが早く見たい | ||
リングとその周辺。参加したプレイベントでは展示のみで、予告されていた歩行などは行なわれなかった。残念! |
□ROBO-ONEのホームページ
http://www.robo-one.com/
□日本科学未来館のホームページ
http://www.miraikan.jst.go.jp/index2.html
星野金属の小型PC組立キット「Polo」が先週末に発表になり、秋葉原の店頭でも展示が開始されている。価格は43,800円~44,800円とPandoraよりも高く、割高な印象はあるが、Web通販部門ソルダムの先行予約もそこそこの数を集めている。
しかし、27日になってマザーボードがShuttle FV24に変更された「Polo C」シリーズが追加発表された。このシリーズは、Tualatin対応でもIntelチップセットでもないが、Poloよりも9,000円安い34,800円~35,800円に設定されている。WebなどでPoloを予約をされている方は、自分の用途を考えて、再度検討することをおすすめしたい。
□ソルダムのホームページ
http://www.soldam.co.jp/
□関連記事
【AKIBA】【11月23日】Pandoraを小型化したキューブ型自作キット「Polo」のサンプル展示開始
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20011123/etc.html#polo
11月26日
11月25日、新宿の一角は異様な雰囲気となっていた。連休の最終日と言うことで、そうでなくとも人混みでごった返しているなか、新宿高島屋の近くの道路は信じられないほどの大混雑となった。実はこの日、米国のロックスター、レニー・クラヴィッツがシークレットライブを行なうということを聞きつけたファン達がどこからともなく集まってきたのだ。
レニー・クラヴィッツといっても、洋楽に詳しくない人達にはいまいちピンとこないのではないかと思う。'89年にメジャーデビューし、'91年に発表した「ママ・セッド」が大ヒット。以降、「自由への疾走」、「サーカス」といったアルバムを発表してきたが、いずれも大ヒットを記録。'70年代のロックをベースとしたアナログ感覚溢れる音づくりながら独自の解釈によるヘビー級ロックによって、米国では一線級のロックスターとして確固たる地位を築いている。実は、現在放映中の「Windows XP」のCMでBGMとして彼の最新曲が採用されている。
とか、音楽誌ではないのでこの辺で解説を終えて、なぜPC Watchでレニー・クラヴィッツかともうしますと、この模様がMSNにおいてストリーミング配信中なのだ。マイクロソフトとインテルの協力によるものなのでWindows XPとPentium 4という環境下で最も効果的に再生されるようで、Windows 98、Pentium IIIといった環境下では紙芝居どころか時々音までぶちきれる状況。「ほらほら、最新の音楽やビデオを楽しみたかったらWindows XPとPentium 4入れなきゃ」というマイクロソフトとインテルの囁きが音楽の合間に聞こえてきそうでちょっぴり辟易。「Windows XP」といえば“ブロードバンド時代のOS”とか言うことらしので、Windows XPにしたらキチンと見えるんですかね。ちなみに音は時々途切れたりはしましたが、わりと綺麗に再生されました。映像は最後まで紙芝居でしたが。
で、ライブの様子は実際に映像を見て確かめて欲しいわけだが、CMで採用され最新アルバム「LENNY」に収録されている「Dig In」に始まり、「Rock And Roll Is Dead」、「Are You Gonna Go My Way」といったノリのいいヒット曲を三連発で演奏し、レニーはアッという間に新宿を後にしました。いやぁ、カッコエエ!!
11月25日15時に颯爽と現われ3曲を演奏し終えると風のように去っていったロックスター、レニー・クラヴィッツ。ビルの2階でライブを行なったが、身を乗り出してギターを演奏するなど1階のファンへのサービスも忘れない | ライブ会場となったビルの真向かいの2階通路。通路の半分はファンで埋め尽くされた。ちなみに1階の道路はさらにスゴイことに…… |
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/ms.htm
□レニー・クラヴィッツのLiveストリーミングページ
http://lenny.msn.co.jp/
11月15日
USB接続の携帯電話充電器「充電一直線」や、USB卓上扇風機「涼風一直線」、車のシガーライタソケットからUSB給電を可能にする「Carに入れてGood!」など数々の変り種USB機器で知られる? イーレッツ株式会社から、新製品が登場した。
その名も「線上のメリークリスマス」。'83年に公開された大島渚監督作品とはあまり関係なく、USB給電のクリスマスツリーとなっている。PCに接続し、USB電源でクリスマスツリーを駆動するというもので、PCに接続すると、ツリーのLEDが点滅するほか、モーターブロワーの送風により、発泡スチロールの雪を透明ドーム内に降らせることができる。また、クリスマスソングのON/OFFモードが選択可能となっている。
なお、モーターには模型用のものを採用しているため、「耐久性を考え、電源はこまめにお切り下さい」とのこと。
同社では、「イルミネーションだけのツリーとは異なり、昼間のオフィスで使用しても降雪により雰囲気を盛り上げます」としている。オフィスでクリスマスを迎えるような、さみしい夜の唯一の同士というもの一興かと……(ちなみに今年のクリスマスイブは振替休日)。
価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3,980円。出荷は11月28日からで、限定500台(ホームページの直販50台。PCショップで450台)の販売となっている。
□イーレッツのホームページ
http://www.e-lets.co.jp/
□製品情報
http://www.e-lets.co.jp/product/senmerry.htm
□関連記事
【やじうま】世界的環境改善に貢献する卓上扇風機!?
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/yajiuma/2001_01.htm#USBFAN
10月29日
写真のマザーボードトランプは、AOpen、ASUS、GIGABYTE、MSIの4社のマザーボードが、それぞれダイヤ、スペード、ハート、クラブに配されている。ジョーカーはPentium 4とAthlon XPだ。
普通のトランプとしてだけでなく「マザーボードカルタ」、「マザーボード神経衰弱」、「マザーボードスピード」など、独自の遊び方も用意されている。これで、Windows XPパッケージ版の深夜発売待ちも安心だ。
これは僚誌「DOS/V POWER REPORT」の創刊10周年記念号の特別付録。もうひとつの特別付録「POWER DVD-ROM」もマルチアングル機能を使った組み立て講座や、実写版の改造バカ一台などのマニアックネタ。会社の帰りに書店でチェックしよう。
□DOS/V POWER REPORT 創刊10周年記念号
http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/MAG/0112/
□10周年記念スペシャルプレゼント
https://cgi1.watch.impress.co.jp/cgibin/dosv/011026/enquete.plx?start=1
今月9日にお伝えしたビル・ゲイツの顔とドラえもんの胴体をあわせ持ったスバラしいキャラクタ“chibigates(チビゲイツ)”が改修されて“chibige”になってしまった。しかし、全体の輪郭はそのままで、顔を日本人風に、胴体をウェイター風に塗り直しただけという、お手軽さだ。せめてヒゲを剃ることをお勧めしたい。
□ドラネットパルのパソコンゼミナール見本ページ
http://pal.doranet.ne.jp/sample/adventure/pasocom/
幸せいっぱいのお二人 |
日曜日に行なわれた披露宴は、ご夫妻の業務/交友関係からPC業界関係者率が異常に高く。最初のスピーチから「クロック」、「ブロードバンド」、「TDP」などの用語が飛び交う異例のものとなった。トリは、こちらも弊誌でおなじみの後藤弘茂氏によるプレゼンテーションで、CPUのロードマップに絡めたギャグが詰め込まれており、列席したインテル/AMDからの来賓にも大ウケしていた。
後藤氏の提供を受けて、プレゼンテーションファイルを公開するとともに、お二人のお幸せをお祈りする。
この手のペットロボットでは、ソニーのAIBOのように金属テカテカ(ラッテ/マカロン除く)のデザインが主流だが、ネコロはあえて全身を着ぐるみのようなふさふさの毛で覆っているのが特徴。通常のぬいぐるみなどと違い、関節の可動にあわせて伸び縮みする特殊な素材を開発することで毛皮をかぶせることが可能になったという。アメリカンショートヘアをモデルにしており、色はグレーとブラウンの2色が用意される。
残念ながら歩行する機能はない。そのかわり、本物のネコの表情に可能な限り近づけた、「コミュニケーションロボット」という位置づけになっている。
毛皮の下にセンサーを内蔵しており、優しくなでると甘えた声で鳴いたり、強くたたくと「シャー!」という声で怒ることもある。目や耳、しっぽなども感情に連動して細かく動く。ちなみに鳴き声については、実際のネコの声ではなく、人間の女性の声をサンプリングして使用している。録音風景を思い浮かべると、ちょっとほほえましい。
また、立ったり、座ったり、伸びをしたりなど、さまざまな動作が可能。ネコじゃらしなどのおもちゃを目の前で振ると、腕をつきだして反応したり、放っておくとうたた寝したりもする。
視覚、聴覚、触覚、などのセンサーを内蔵。加速度センサーによって、自分の位置の変化を検出可能で、抱き上げられると抱かれやすい体型をとったりする。感情生成機構としてMaC(Mind and Consciousness)システムが組み込まれており、飼い主の対応次第で、性格が変化するという。
ちなみに価格は185,000円で、限定5,000台の生産となる。10月17日から高島屋(東京、新宿、大阪など全7店舗)で先行予約が開始され、11月3日からは同社のホームページで予約が始まる予定。
この値段は正直高い印象を受けるが、毛皮の装着など、ハンドメイドな要素が強く、どうしてもコストが跳ね上がってしまうという。
しかし、外見がリアリスティックなのが災いしてか、「剥製みたい」という声も……。そのうち、「死んだうちのミケの毛皮を被せてロボットに」とかいう飼い主も現れないか? などと余計な心配をしてしまうのだが。
個人的にはこの手のロボットはやはり歩いて欲しい。是非とも次回は俊敏…でなくてもいいから動き回るネコ型ロボットの開発にも挑戦してもらいたい。勝手にテーブルの上にジャンプして花瓶を落とすくらいの元気があれば、なお楽しい……か?
連絡先:ネコロカスタマセンター
Tel.03-5677-0125(10月17日より開始)
□ネコロのホームページ
http://www.necoro.com/
□ニュースリリース
http://www.omron.co.jp/press/p1016.html
□関連記事
【10月16日】オムロン、リアルさに徹したネコ型ロボット「ネコロ」発表 (GAME Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20011016/omron.htm
10月1日から小学館がインターネット上で開始した有料学習サービス「ドラネットパル」で、素晴らしいキャラクタを発見した。その名も“chibigates(チビゲイツ)”。
チビゲイツは、ドラネットパルの“デジタルアドベンチャー”の中の“パソコンゼミナール”に登場するキャラクタで、カリカチュアライズされた米Microsoftのビル・ゲイツ会長の顔が、ドラえもんの胴体に乗っている珍妙としか言いようのないキャラクタだ。(c)の関係でここではお見せできないが、Microsoftについてどのようなご意見をお持ちの方でも一見の価値はある。ついでにチビゲイツくんは「ウェブテクニック講座」も開いているので、勉強するのもいいだろう。
自社の宝物である「ドラえもん」に別の顔をつけてしまう小学館もどうかと思うし、自社の会長の顔が使われているのに放ってあるMicrosoftもどうかと思う。こんなにスバラしいものが、Microsoftの許諾下であれば、それも怖いけど。
□ドラネットパルのパソコンゼミナール見本ページ
http://pal.doranet.ne.jp/sample/adventure/pasocom/
初日は法林岳之氏が出演 |
□イベント概要
http://www.impress.co.jp/wpc2001/
これはインテルが企業市場向けのキーワードとしている「マクロ・プロセッシング」の広告だ。同様の地下鉄ジャック型広告はVAIOでも例があるのだが、サーバーなどの企業向け製品でやるのは珍しい。日曜日の地下鉄に会社員の姿はほとんどないからだ。
休日出勤の欠かせないコアな社員への訴求を図ったものか、たまたま本国から幹部が来日していて地下鉄に乗る予定があったのか。謎は尽きないのであった。
[Reported by PC Watch編集部]