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ビジュアルテクノロジー、Opteron搭載ワークステーション/サーバー
4月23日受注開始 連絡先:営業本部 ビジュアルテクノロジー株式会社は、AMDの64bit CPU Opteronを搭載したワークステーションとサーバーを、4月23日より受注開始する。出荷は5月14日。大学、研究所などのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)分野での需要を見込む。 同社本社で行なわれた発表会には西和彦 マーケティング本部長(元アスキー社長)らが出席。同社の64bit戦略を語った。 ●2CPU搭載可能な「VT64 Opteron Workstation」 VT64 Opteron WorkstationはOpteronを搭載したワークステーション。シングルCPUでメモリ512MBを搭載した「VT64 Opteron Workstation 1000」と、デュアルCPUでメモリ1GBを搭載した「VT64 Opteron Workstation 2000」が用意される。 1000、2000それぞれに、Opteron 244/242/240を搭載したモデルが用意される。価格は次のとおり。
CPUクロックとメモリ以外の仕様は共通。チップセットはAMD 8131+8111、メモリはPC2700を最大12GB搭載可能。HDDは標準でUltra ATA/133の40GBが搭載されるが、オプションでUltra 320 SCSIやSerial ATAも選択できる。光学ドライブは32/12/48倍速のCD-RWドライブ。 ビデオチップはATI Rage XL(8MB)をオンボードで搭載。PCIスロットは64bit 100MHz PCI-X×2、64bit 66MHz PCI-X×2、32bit 33MHz PCI×1。そのほかUSB 2.0×2、USB 1.1×2、Gigabit Ethernet、FDDを搭載する。 本体サイズは204×563×539mm(幅×奥行き×高さ)。動作確認済みの64bit OSはWindows Server 2003 AMD64 Beta、Turbo Linux for AMD64、SuSE Linux for Hammer。 同社ではハイエンドグラフィックス用途向けに、AGPスロットを備えたモデルも開発中で、秋頃に発売する予定としている。 □製品情報 ●4CPU搭載可能な「VT64 Opteron Server」
最大4CPU構成が可能な2U19インチラックマウントサーバー。デュアルCPUでメモリ1GB(最大16GB)を搭載した「VT64 Opteron Server 2000」と、4 CPUでメモリ2GB(最大32GB)を搭載した「VT64 Opteron Server 4000」が用意される。 2000、4000それぞれに、Opteron 244/242/240を搭載したモデルが用意される。価格は次のとおり。
CPUクロックとメモリ以外の仕様は共通。また、Workstationとの違いは、Serverでは光学ドライブがなくなり、64bit 66MHz PCI-Xが33MHz PCI-Xに、32bit PCIが2本となり、最大メモリ搭載量が異なるのみで、そのほかの仕様はほぼ共通。 現在、Opteronは2Way対応モデルのみ販売されているが、VT64 Opteron Workstation 4000では、2組のデュアルCPUマザーボードと電源を1つのケースに搭載し、いわばPCクラスターとすることで、4CPUを実現している。 同社では、VT64 Opteron Workstation 4000を40Uラックキャビネットに20台収容し、80CPUとしたクラスター「VT64 Opteron Cluster System80」を大規模HPC向けに受注生産する。 □製品情報 ●安価に64bit環境を実現
同社はOpteron以外にも、DEC Alpha、IBM POWER4、Intel Itaniumといった64bitプロセッサ搭載機をラインナップしている。主要な顧客は大学、研究所などで、64bit環境の大容量メモリを必要とするHPC用途をターゲットとしている。 西和彦本部長は、POWER 4は高価だが、Power PC互換のスケーラビリティがあり、信頼性も高いため、引き続きサポートしていくとした。OpteronではXeonよりも安価に64bit環境を実現できるとした。また、ItaniumとXeonとの比較では、大容量メモリと32bit互換のスケーラビリティを実現するにはItaniumとXeonの両方を搭載した構成が必要になるのに対し、OpteronではOpteronのみで大容量メモリと32bit互換性を実現できるメリットがあると述べた。 VT64 Opteron ServerのCPU数拡張については「Opteronは2Way~8Wayまでは同じダイを使っている。ダイのイールド(歩留まり)が上がれば、8way構成のマシンを安価に提供できるようになる」との観測を述べたほか、複数の2WayマザーボードをHyper Transportでデイジーチェーンして、4Way以上のマルチプロセッサを実現する可能性なども語った。 さらに、2004年に米Sandia国立研究所に導入される予定の、1万個以上のOpteronを搭載したスーパーコンピュータ「Red Storm」にふれ、「現在、2GHz以上のOpteronはすべてSandiaに出荷されている。Sandiaのスーパーコンピュータが完成すれば、高クロックのOpteronも搭載しやすくなる」と述べた。 □ビジュアルテクノロジーのホームページ (2003年4月23日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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