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Twitch、DJが著作権を気にせず音楽配信できる新プログラム

 Twitchは6日、数百万の楽曲を著作権を心配せずにライブ配信できるDJ向けの専用プログラム「Twitch DJプログラム」を発表した。2024年7月または8月に開始を予定している。

 Twitch DJプログラムは、これまで著作権問題で使用が困難だった楽曲もライブ配信できるようにするプログラム。Twitchではこれまで楽曲利用における著作権の問題により、ストリーミングのコンテンツが制限されていたが、DJは本プログラムにより、Twitch上で収益をミュージシャンや著作権保有者と容易に共有できるため、合法的に他社の楽曲を使用できるようになる。

 DJのライブ配信で使用される楽曲のコストの一部はチャンネル収益から支払われる。収益化の状況により負担の割合は異なり、基本的にストリーマーとTwitchが半分ずつ負担するが、プログラム開始当初はTwitchがより多くを負担する。DJが収益化をしていない場合は、Twitchがコストの全額を負担するため、金銭的な影響はない。

 Twitch DJプログラムは、Universal Music Group、Warner Music Group、Sony Musicといったメジャーレーベルや、インディーズ楽曲を扱うMerlinなど、数百の企業や業界と提携することで実現した。本プログラムは、DJとしてライブ配信を行なっているストリーマーにのみ適用され、その他の音楽の利用方法には適用されない。

 Twitch DJプログラムではこのほか、Twitch内に「DJ」カテゴリが正式に追加され、ライブ配信で使用できる楽曲一覧が確認できるようになり、DJに特化したスポンサーシップなどが行なわれるという。