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約800gなのにバッテリ着脱式の13.3型モバイルノート「dynabook X83」

dynabook X83(CHANGER)

 Dynabook株式会社は、薄型軽量ながらバッテリの着脱が可能な13.3型モバイルノート「dynabook X83(CHANGER)」を発表した。すでに受注を開始しており、価格はオープンプライス。

 dynabook X83(CHANGER)は、最小モデルで重量約800gと最薄部約17.7mm、大型バッテリモデルでも約950gと約17.9mmを実現しつつ、ユーザーがバッテリを着脱できる「セルフ交換バッテリー」を採用した13.3型モバイルノートPC。バッテリが劣化や消耗した場合でも簡単にバッテリを交換できる設計となっており、生産性の向上とダウンタイムの削減を可能にするという。

 セルフ交換バッテリー機構は、一般的なドライバーがあれば取り外せるようになっており、簡単に交換が可能。基板に触れることなく作業でき、バッテリ自体も強度や絶縁性に優れた素材で保護した。バッテリ自体もねじ止めしており、衝撃などによるトラブルも低減している。

 バッテリ着脱機構を搭載しながらも、同社の持つ高密度実装技術を集結し、薄さ約17.7mm、軽さ約800gの薄型軽量筐体を実現。一方で、米国国防総省の定めるMIL-STD-810Hに準拠した10項目のテストも実施予定で、高い堅牢性も確保できるとする。さらに、放熱フィン部分のカバーを取り外して掃除できる「ダスト・クリーニング機構」も新たに採用した。

セルフ交換バッテリー機構

 性能面では、第13世代Coreに加え、ダブルヒートパイプやダブルファンなどによる同社独自のdynabookエンパワーテクノロジーを搭載。CPUの処理性能を最大限発揮できるという。

 そのほか、キーストロークが1.5mmまたは2mmの2種類のキーボードが選択可能。Thunderbolt 4やGigabit Ethernet、HDMIなど豊富なインターフェイスも備える。

本体

 主な仕様は、例として重量約800g(目標値)のモデルの場合、Core i5-1334U/i3-1345U、16GB/32GB LPDDR5-4800メモリ、256GB/512GB PCIe SSD、13.3型1,920×1,200ドット非光沢液晶、Windows 11 Pro/10 Proなどを搭載。

 インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.0×2、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1、HDMI、約92万画素または約200万画素(Windows Hello対応)Webカメラ、日本語配列キーボード(キーストローク1.5mm)、microSDカードスロット、音声入出力などを装備する。

 本体サイズは約298.8×212×17.7~18.7mm。バッテリーSを備え、駆動時間は約12時間(目標値)。

 重量約950g(目標値)のモデルの場合、Core i5-1340P/i5-1350P/i7-1360P/i7-1370P、16GB/32GB LPDDR5-4800メモリ、256GB/512GB PCIe SSD、13.3型1,920×1,200ドット非光沢液晶(タッチ対応も選択可)、Windows 11 Pro/10 Proなどを搭載。

 インターフェイスは、Thunderbolt 4×3、USB 3.0×2、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1、HDMI、約92万画素または約200万画素(Windows Hello対応)Webカメラ、日本語配列キーボード(キーストローク1.5mmまたは2mm)、microSDカードスロット、音声入出力などを装備。LTEモデムも選択できる(12月発売予定)。

 本体サイズは約298.8×212×17.9~18.9mm。バッテリーLを備え、駆動時間は約20~24時間(目標値)。