ウィジェット機能を強化した「iPadOS 17」発表。ロック画面のカスタマイズも対応

　Appleは6日、iPadOS 17を発表した。開発者向けベータ版は本日から提供開始。7月中にパブリックベータ、今秋に一般向け提供が始まる見込み。

　iPadOS 17ではウィジェット機能の強化によってウィジェット上でアプリの操作をできるようにしたほか、PDF表示の挙動についても改善。PDF内の入力欄を認識して連絡先などから自動入力できるようになった。またApple Pencilなどで書き込んだメモをほかのユーザーと共有してリアルタイムに反映する機能などを追加している。

　ロック画面のカスタマイズにも対応した。指定画像のシャッフル表示のほか天気予報、Live Photo、スケジュールなどを表示できる。

　メッセージアプリではiOS 17にも追加している「検索フィルター」や「Liveステッカー」が同様に利用できる。またFaceTimeでは、通話先が応答できない際にビデオメッセージを残す機能の追加や、Apple TVへの対応も行なった。

　そのほかの更新点としては、Safariにおいてプライバシー機能の強化、ステージマネージャにおいてウィンドウの位置とサイズの柔軟性を強化し、ワークスペースのレイアウト自由度向上を図った。また描画アプリのフリーボードにおいては描画ツールの追加やポイント、傾き、図形の変換、共同作業者に対してガイドを表示するフォロー機能を追加している。

　さらにSpotlightでは次のアクションへのショートカットや画像/動画検索の強化を実施。キーボード/音声入力時の自動修正精も向上した。