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OPPO初の5.49型コンパクト折りたたみスマホ「Find N」

Find N

 OPPOは、14日(現地時間)より開催している「OPPO INNODAY」にて、同社初となる折りたたみ式スマートフォン「Find N」を発表した。メモリ/ストレージ構成は8GB/256GB、12GB/512GBを用意。中国国内では12月23日より発売し、価格はそれぞれ7,699元、8,999元(日本円で約13万7,500円、約16万700円)。

 Find Nは、同社初となる左右折りたたみ式のスマートフォン。外側には5.49型で縦横比18:9、内側には7.1型で縦横比8.4:9のディスプレイを搭載。筐体の側面に3Dカーブエッジデザインを採用しており、片手でも操作しやすいコンパクトさを特徴とする。4年間かけて開発を行なったという。

 内側ディスプレイには1~120Hzの可変リフレッシュレートに対応し、輝度1,000cd/平方mを発揮するLTPOを採用。外側/内側ともにキャリブレーションも施す。厚さ0.03mmの超薄型ガラス(Flexion UTG)を含む12層構造で高い耐久性を確保し、20万回以上折り曲げても折り目がほとんど付かないとしている。

開いた状態でも片手で持てるサイズ感
外側ディスプレイは5.49型
内側は7.1型。一般的な6.5型スマートフォンと比べると表示領域は60%ほど広いという
1~120Hzの可変リフレッシュレート表示もサポート
1日100回開閉したとしても、5年以上耐えられる

 ヒンジ部は136個もの部品を0.01mmの精度で組み合わせており、ディスプレイの中央を水滴のように曲げることで、折り目が付きにくい設計とした。これにより隙間なく折りたためる構造となったことで、細かな異物がディスプレイ間に入り込んで傷付くことも防げるという。

 加えて、50~120度の間であればヒンジを自由に止められるフレックスフォームモードをサポート。ノートPCのように開いて置けるため、ビデオ通話や写真/動画撮影、コンテンツ視聴などにも使いやすい設計となっている。

ディスプレイを水滴のように曲げることで折り目が付きにくい設計に
ヒンジには136の部品を使用
たたんださいに隙間ができないため、Find Nで挟んだ紙を持っても本体は落ちない
他社製品と比べても折り目が付きにくい
ヒンジは50~120度の間で自由に止められる

 SoCはSnapdragon 888を搭載。メモリはLPDDR5 8GBまたは12GB、ストレージはUFS 3.1 256GBまたは512GBを内蔵する。バッテリ容量は4,500mAhで、急速充電は最大33Wまで、無接点充電は最大15Wまで、無接点のリバース充電は最大10Wまでそれぞれ対応する。

 カメラは、背面が5,000万画素広角(IMX766センサー採用)、1,600万画素超広角、1,300万画素望遠の3眼構成。前面は外側/内側ディスプレイのそれぞれに3,200万画素を搭載する。三脚のようにヒンジを活用すれば、タイムラプスや星空撮影なども行なえるほか、背面カメラと外側ディスプレイを使ったセルフィー撮影にも対応。角度に応じてプレビューを表示するディスプレイを切り替えるといった工夫も施している。

 そのほかソフトウェア面のチューニングも実施。2本指で中央をなぞると2画面分割機能が呼び出せるといった各種ジェスチャー操作や、ドラッグ操作で写真などを簡単に2アプリ間で共有できる機能、外側と内側でのアプリのシームレスな引き継ぎ、左右分離キーボードの用意など最適化を図っている。

SocはSnapdragon 888を搭載
ファイルの共有操作も左右アプリ間でドラッグするだけ
中央を2本指でスワイプすると、2画面分割モードに
ソフトウェア面の最適化も。左右のアプリの幅を自由に調整
3色での展開
中国国内では12月23日に発売。価格は7,699元から