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最新macOSで遂に「ウインドウのタイル表示」が可能になった!
2024年10月29日 06:06
macOS Sequoiaでは、これまでサードパーティ製アプリを使って実現するしかなかったウインドウのタイル表示が簡単に行なえるようになりました。Macの作業効率を高めるには、この機能の使い方をマスターするのは必須。本記事ではタイル表示にするための方法やキーボードショートカットの活用、設定変更などを解説します。また、より詳細にタイル表示が行ないたい人のために、代表的なサードパーティ製アプリも紹介します。
ウインドウをドラッグしてタイル表示
macOS Sequoiaでデスクトップ上のウインドウをタイル表示するにはいくつか方法がありますが、もっともシンプルなのはドラッグによる操作です。
ウインドウを画面の端にドラッグすると2分割または4分割のガイドラインが表示されるので、それに合わせてウインドウを放すと、ガイドライン内にきれいに収まる形で配置してくれます。
わざわざ画面の端までドラッグするのが面倒なときは、ウインドウ移動中に[Option]キーを押してみましょう。移動中でもガイドラインが表示され、素早くタイル表示にできます。
ウインドウのボタンメニューでタイル表示
ウインドウをタイル表示で配置するには、ボタンメニューを使う方法もあります。
アクティブなウインドウのタイトルバー左端にある緑色のボタンにポインタを重ねるとプルダウンメニューが表示され、タイル表示のさまざまなレイアウトオプションを選択できます。
[移動とサイズ変更]という項目の下にはウインドウを上下左右に2分割するレイアウト([Option]キーを押しながらにすると4分割するレイアウトが表示)、[画面全体に配置]という項目には複数のウインドウをタイル表示するレイアウト([Option]キーを押しながらにするとアクティブなウインドウを中央や全体に配置したりなどが可能)が表示されますので、好みのものを選択しましょう。
また、[フルスクリーン]という項目を選ぶと、新しいデスクトップスペースを開いて、ウインドウをフルスクリーン、または画面左右のいずれかに配置できます。
このようにボタンメニューから操作すれば、ウインドウを1つずつドラックしなくても簡単に目的のタイル表示に配置できます。用途に応じてドラッグとボタンメニューを使い分けてみましょう。
ショートカットキーでタイル表示
キーボード操作派の人には、ショートカットキーを使った操作がおすすめです。
これまで紹介したタイル表示の操作は、各アプリケーションの[ウインドウ]メニューにある[移動とサイズ変更]からも選べます。
一部を除き、各メニュー項目にはショートカットキーが割り当てられているので、指定されたキーの組み合わせを押すだけでタイル表示ができます。
不要な操作はシステム設定でオフ
ウインドウのタイル表示は便利な機能ですが、不要に感じる人もいるでしょう。
その場合、「システム設定」を開いて[デスクトップとDock]を選ぶと、ドラッグによるタイル表示を無効化できます。
別のユーティリティソフトを使っている場合は、画面の端にウインドウをドラッグしたときに操作が被ってしまい、不具合が発生する可能性があります。
そのような場合は、必要に応じてタイル表示の機能を無効にすると良いでしょう。
もっと細かなタイル表示を使いたい場合は
macOS Sequoiaのタイル表示を使っていくと2分割や4分割するだけでなく、ウインドウをより詳細にタイル表示したくなるかもしれません。
そうした場合は、サードパーティ製ソフトを試してみましょう。
たとえば「Rectangle」では、1/3や2/3など細かな分割が可能。無料で使えますし、インターフェイスも日本語化されているので、タイル表示をより活用したい人にはおすすめのツールといえるでしょう。