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一部GeForce RTX 5090はROPが公式スペックより8基少ない。一度は確認したほうが良い?
2025年2月25日 13:22
海外メディアのTechPowerUpによると、一部のGeForce RTX 5090カードにおいて、レンダリング処理を担うROPの数が公式スペックより少ない問題が発覚したという。TechPowerUpフォーラムへのユーザーの投稿で発覚した。
フォーラムに投稿したWuxi-gamer氏によれば、公式でROPが176基あるべきところ、手にしたカードをツール「GPU-Z」を用いて確認したところ168基と8基少なかったという。また、TechPowerUp誌が所持しているサンプルでも同様にROPが8基少ないことが発覚し、実際のゲーム性能も176基あるものより低かったことが確認された(ゲームによって異なる)。
当初、この現象は特定のメーカーのカードで確認されたもので、ビデオBIOSの問題だとも思われたが、ほかのメーカーでも確認でき、ビデオBIOSの問題ではなくNVIDIAのチップ製造時の問題であることが発覚した。
この問題に対して、GeForceのグローバルPRディレクターのBen Berraondo氏はThe Verge誌の取材に回答。GeForce RTX 5070 Ti GPUでも同様問題があり、製造されたユニットの0.5%未満が影響を受けるという。影響を受けたユーザーは、ボードの製造元に連絡すれば交換できる。また、この製造上の異常は修正されたという。
AIワークロードなどでは(レンダリングを行なわないため)影響を受けないとしているが、所持しているユーザーは念のためGPU-Zなどのツールで確認しておいたほうが良いかもしれない。