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Microsoft、GPU性能5割増のSnapdragon X2搭載「Surface Pro/Laptop」
2026年6月16日 22:00
Microsoftは6月16日(現地時間)、一般消費者向けの「Surface Pro, 13-inch」(和名: Surface Pro 13インチ)、「Surface Laptop, 13.8-inch」(和名: Surface Laptop 13.8インチ)、「Surface Laptop, 15-inch」(和名: Surface Laptop 15インチ)を発表した。
それぞれ世代名をつけて、「Surface Pro, 13-inch(12th Edition)」、「Surface Laptop, 13.8-inch(8th Edition)」、「Surface Laptop, 15-inch(8th Edition)」が正式な製品名になる。
2024年に発表された前モデル(Surface Pro 11th Edition、Surface Laptop 7th Edition)の、SoCを新しい世代(Snapdragon X2シリーズ)へと強化した製品で、従来世代に比べてGPU性能がSurface Proで最大53%、Surface Laptopで最大58%向上し、バッテリ駆動時間はSurface Proで最大15.5時間、Surface Laptop 13.8-inchで最大20時間を実現している。
Microsoftによればこれらの新製品は本日(米国時間6月16日)に販売が開始される計画で、以前に発表されたCore Ultraシリーズ3を搭載した一般法人向け製品も7月14日より販売開始の計画であることも明らかにされている。
約2年ぶりとなるハイエンド向けのSurface Pro/Laptopの新製品投入
Microsoftは、「Surface Pro, 13-inch、Surface Laptop, 13.8-inch」、「Surface Laptop, 15-inch」を、2024年5月20日に米国ワシントン州レッドモンドの同社本社で行なったCopilot+ PCに関する記者会見で発表。これらの製品には、Qualcomm Snapdragon Xシリーズを搭載し、45TOPSの性能を持つNPUが搭載されていることがアピールされた。
そして去年(2025年)の5月、普及価格帯の製品としてSurface Pro, 12-inch(和名: Surface Pro 12インチ)、Surface Laptop, 13-inch(和名: Surface Laptop 13インチ)を発表した。
去年はハイエンド向けのSurface Pro/Laptopの新製品が登場しなかったため、今回発表された新製品は2年ぶりのハイエンド向けSurface Pro/Laptopの更新ということになる。
| 製品名 | Surface Pro, 13-inch(12th Edition) | Surface Pro, 13-inch(11th Edition) |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon X2シリーズ(Elite 12コア/Plus 10コア) | Snapdragon Xシリーズ |
| NPU | 80TOPS | 45TOPS |
| GPU | Adreno X2(第8世代) | Adreno X1(第7世代) |
| メモリ | 64GB/32GB/24GB/16GB | 64GB/32GB/16GB |
| ストレージ | 1TB/512GB/256GB | 1TB/512GB/256GB |
| ディスプレイ | 13型OLED/LCD | 13型OLED/LCD |
| 解像度、リフレッシュレート、輝度 | 2,880×1,920ドット/120Hz/600cd/平方m、900cd/平方m(OLEDピーク) | 2,880×1,920ドット/120Hz/600cd/平方m、900cd/平方m(OLEDピーク) |
| 前面カメラ | QHD | QHD |
| ポート | USB4 2基、Surface Connect | USB4 2基、Surface Connect |
| Wi-Fi/Bluetooth | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4 | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4 |
| バッテリ | 非公表 | 53Wh(OLED)/48Wh(LCD) |
| バッテリ駆動時間(公称) | 15.5時間(ビデオ)/11.5時間(Web) | 14時間(ビデオ)/10時間(Web) |
| キーボード/タッチパッド | オプション | オプション |
| サイズ | 287×209×9.3mm | 287×209×9.3mm |
| 重量 | 895g | 895g |
| 製品名 | Surface Laptop, 13.8-inch(8th Edition) | Surface Laptop, 13.8-inch(7th Edition) | Surface Laptop, 15-inch(8th Edition) | Surface Laptop, 15-inch(7th Edition) |
|---|---|---|---|---|
| SoC | Snapdragon X2シリーズ(Elite 12コア/Plus 10コア) | Snapdragon Xシリーズ | Snapdragon X2シリーズ(Elite 12コア/Plus 10コア) | Snapdragon Xシリーズ |
| NPU | 80TOPS | 45TOPS | 80TOPS | 45TOPS |
| GPU | Adreno X2(第8世代) | Adreno X1(第7世代) | Adreno X2(第8世代) | Adreno X1(第7世代) |
| メモリ | 64GB/32GB/24GB/16GB | 64GB/32GB/16GB | 64GB/32GB/24GB/16GB | 64GB/32GB/16GB |
| ストレージ | 2TB/1TB/512GB/256GB | 1TB/512GB/256GB | 2TB/1TB/512GB/256GB | 1TB/512GB/256GB |
| ディスプレイ | 13.8型LCD | 13.8型LCD | 15型LCD | 15型LCD |
| 解像度 | 2,304×1,536ドット/120Hz/600cd/平方m | 2,304×1,536ドット/120Hz/600cd/平方m | 2,304×1,536ドット/120Hz/600cd/平方m | 2,304×1,536ドット/120Hz/600cd/平方m |
| 前面カメラ | フルHD | フルHD | フルHD | フルHD |
| ポート | USB4 2基、USB 3.2、ヘッドフォン、Surface Connect | USB4 2基、USB 3.2、ヘッドフォン、Surface Connect | USB4 2基、USB 3.2、ヘッドフォン、microSDカードスロット、Surface Connect | USB4 2基、USB 3.2、ヘッドフォン、microSDカードスロット、Surface Connect |
| Wi-Fi/Bluetooth | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4 | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4 | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4 | Wi-Fi 7/Bluetooth 5.4 |
| バッテリ | 非公表 | 53Wh | 非公表 | 66Wh |
| バッテリ駆動時間(公称) | 20時間(ビデオ)/16時間(Web) | 20時間(ビデオ)/13時間(Web) | 19時間(ビデオ)/14時間(Web) | 22時間(ビデオ)/15時間(Web) |
| キーボード/タッチパッド | 搭載/Precision Haptic Touchpad | 搭載/Precision Haptic Touchpad | 搭載/Precision Haptic Touchpad | 搭載/Precision Haptic Touchpad |
| サイズ | 301×220×17.5mm | 301×220×17.5mm | 329×239×18.29mm | 329×239×18.29mm |
| 重量 | 1.36kg | 1.34kg | 1.66kg | 1.66kg |
ただ、製品の大枠はいずれも同じで、Surface Proが13型ディスプレイ(OLEDないしはLCDパネル、2,880×1,920ドット/120Hz)を採用し、Surface Laptopは13.8型と15型のいずれもディスプレイ(LCD、2,304×1,536ドット/120Hz)の仕様は同じで、ポートの位置や数、筐体サイズなども含めた外形は従来製品とまったく同じになっている。このため、Surface Pro, 13-inchでは従来モデルで使えたキーボードなどが新製品でもそのまま利用できる。
従来製品との大きな違いとしては、メモリ構成とストレージ構成の違いが挙げられる。従来モデルでは、16GB、32GB、64GBのメモリを搭載したモデルが用意されていたが、今回のモデルではSurface Proでも、Surface Laptopでも24GBのモデルが追加されている。また、Surface Laptopでは2TBのSSDを搭載したモデルが追加されている。
従来モデルから最大の強化点はSnapdragon X2シリーズを採用していること、販売は本日より開始
最大の強化点は、SoCがSnapdragon XシリーズからSnapdragon X2シリーズに強化されたことにある。Qualcommが去年の9月に開催したSnapdragon Summitで発表した第2世代のSnapdragon Xシリーズが、Snapdragon X2シリーズになる。なお、Snapdragon X2シリーズの詳細に関しては以前の記事が詳しいので、そちらも合わせてご参照いただきたい。
Snapdragon X2シリーズではCPUは、Snapdragon X1シリーズで採用されていたOryon CPUが強化されて、最大18コア(12プライムコア+6パフォーマンスコア)に進化し、GPUは内部アーキテクチャが変わって性能が最大2.3倍になったAdreno X2に強化され、NPUも世代が新しくなることで従来製品の45TOPSから80TOPS(一部のSKUでは85TOPS)へと強化されるなど、SoC全体で性能が強化されていることが大きな特徴だ。
今回のSurface Pro/Laptopに採用されているSnapdragon X2シリーズは、12コアのSnapdragon X2 Eliteと10コアのSnapdragon X2 Plusと明らかにされており、同時にNPUの性能は80TOPSとされている。
80TOPSで12コアのSnapdragon X2 EliteはX2E-80-100ないしはX2E-78-100の2つがあり、現時点ではMicrosoftはSnapdragon X2シリーズのどのSKUを採用しているのかを明らかにしていない。なお、80TOPSで10コアのSnapdragon X2 PlusはX2P-64-100しかないので、こちらはX2P-64-100で決まりだろう。
Microsoftによれば、Snapdragon X2シリーズに強化されたメリットは、GPU性能の強化でSurface Proにおける比較で、従来モデルに比べて53%性能が強化されているという。つまり、ゲームやGPUを使うAIアプリケーションなどで性能強化されている点がメリットとなる。
また、バッテリ駆動時間も延びており、従来モデルが14時間だったビデオ再生時のバッテリ駆動時間が15.5時間に延びている。今回Microsoftはバッテリ容量を明らかにしていないが、筐体の外形や重量などが変わっていないことを考え合わせると、従来モデルと変わっていないと考えるのが妥当なので、Snapdragon X2に強化されたメリットはGPU/NPU性能の強化とバッテリ駆動時間の延長といえるだろう。
Microsoftによれば、Surface Pro, 13-inch(12th Edition)の日本での価格は29万1,280円から、Surface Laptop(8th Edition)の日本での価格は29万1,890円からとなる。なお、米国では本日より発売され、価格はそれぞれ1,499ドル、1,599ドルからだ。






























