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あぢぃ~もう無理ぽ!千円の闘魂タオルから着るエアコンまで、夏の冷感グッズ一挙紹介

今年、筆者が購入した冷感グッズの数々。購入したのは近所のホームセンター、ハンディとAmazonも利用している

 2026年の夏がいよいよやってきた。そこでこの記事では、冷感グッズの傾向と対策をチェックしたい。前年と比較して冷感グッズはどのように変化したのかなど、違いや今年(2026年)のトレンドなども含めて、ジャンルに分けて紹介していこうと思う。

 なお、今年も筆者個人で購入した冷感グッズの数々を一緒に紹介し、類似の商品などについては、Amazonで購入できるものを紹介する。

唯一無二の着るエアコン「REON POCKET 6」と、類似製品の実力は?

 まずは首元に装着することで、体表面を直接冷却したり、温められる「着るエアコン」ことソニーサーモテクノロジーの「REON POCKET」シリーズについて紹介したい。

 本製品は、2020年からソニーが発売してきたモバイルタイプのエアコンデバイス。2020年にリリースした最初のREON POCKETについて、同社は「インナーウェア装着型ウェアラブルサーモデバイス」と称している。その後もアップデートを続け、2023年発売の4から現在のような専用ネックバンドを備え、コンパクトな温度検知用デバイス「REON POCKET TAG」がセットになった。販売会社もソニーからソニーグループ、2025年発売の「REON POCKET 5」から現在のソニーサーモテクノロジーの取り扱いとなっている。

 2025年5月にはこれまでのシリーズとは別枠となるハイエンドモデル「REON POCKET PRO」をリリース。さらに2026年4月にPROの進化モデル「REON POCKET PRO Plus」を発売したのち、5月にREON POCKET 6を発売している。

 今回はせっかくなので、思い切って最新の「REON POCKET 6」のセンサー付属モデルを購入してみたので、その使い勝手や効果についても簡単に紹介したい。

今回は5月発売の最新モデル「REON POCKET 6」を購入した
今回は周辺の環境温度などを測定できるセンサー「TAG 2(RNPT-2)」付きモデルを購入した

 「REON POCKET」シリーズは、そもそものアプローチからしてほかのデバイスとは異なる。同シリーズは首元に装着して体表面を冷やしたり温められる点がユニークであり、大きな特徴となっている。仕組みとしては、装着時に肌に接触するペルチェ素子のエリアが冷却され、本体天面部の排気口から熱を逃がす。また、専用アプリとも連携して、バッテリ情報や動作管理などをアプリ上から行なえる。特にバッテリ周りの状態がアプリから確認できるのはありがたい。

 実際に装着して暑い日の屋外を歩いてみたところ、肌に直接触れる冷却面は冷たいのだが、直接的なエアコンらしい涼しさはそこまで体感することはなかった。しかし、本来なら歩いた後でちょっと落ち着いたときに感じる体内から発する熱の不快感がそこまで感じられなかったのが印象的だった。上部の排気口については、引き出すギミックで延伸できるので、首を動かしたときでも熱風を感じることなく利用できる点もうれしいところ。

 騒音レベルについても最大パワーで冷却しているときはそれなりに大きめな音が出ているが、室内など周囲の温度が低くなればファン速度が自動で下がるため、涼しい室内では気にならないレベルの音になるので、ファンの音を気にすることなく自然に利用できる。

 バッテリ駆動時間についても、ファン制御は自動でコントロールされているため、あまり意識せずに利用できる。バッテリ残量が気になったときもアプリからチェックできるので、装着していることをあまり意識せず、日常で使えるデバイスとして仕上がっている印象を受けた。

 ただ、1点気になったのはデバイスの肩浮きだ。本製品のネックバンドは柔軟性があり、首のサイズなどに応じて柔軟に形状を変化できるので、通常時はかなり快適にフィットさせられるのだが、歩いている時など、体の動きによっては装着している冷却面と肌の接触がズレる場面が多く見られた。

 また、根本的な話になるのだが、肩掛けタイプのバッグを使用していると、ネックバンドのアームが微妙に接触してズレてしまう場合もあり、このような場合はリュックタイプのバッグを使うなど、気を使う必要がある点は留意すべきところだ。

 ダイレクトに「体全体が冷える」感じではなく、感覚的な涼感デバイスとして仕上がっているため、長期的に使用してみないと真価が見えにくい点は本製品のネックの1つといえるだろう。2026年の夏はなるべく多くの環境で使用して、引き続き使用感をチェックしていきたい。

ペルチェ素子の冷却面はかなり大きめに確保されている
本体上部には排気口を備える
装着してみたところ。排気口部分は少し伸ばせる仕組みのため、かなりゆとりがある
アプリの画面。センサー周辺の温度をチェックして自動でモードを変更して動作する

 「REON POCKET」シリーズは、ほかであまり見ることのない、唯一無二の涼感デバイスだと思っていたが、実はサンコーからも「SENA COOL Plus(セナクールプラス)」と呼ばれる首元に装着して利用する冷却デバイスが発売されていた。比較してみたくなったので、こちらも購入して試してみた。

 基本的な構造については「REON POCKET」シリーズと近く、本体に備えるネックバンドを使って首元に装着して、背中の冷却面の設置場所を冷やすデバイスとなっている。本体天面部から排熱する仕組みも同様だ。また、冷却面の下部にもファンがあり、上部に向けて送風する作りになっている。

 ネックバンドは柔軟性があり、装着時は左右に展開して首元に装着できる。ただし、特定の形状で固定できないので、首が太めの人だと装着し続けていると痛くなる可能性はありそうだ。また、体を動かすと簡単に上下にズレてしまうため、移動中などは、何度か位置の調整が必要だった。

 冷却性能については、肌に接する冷却面がひんやりできる点はかなり魅力的だ。加えて内部の送風ファンが上部に向かって送風するので、冷却面周辺が全体的にひんやりするのはまさに「セナクール」の名に相応しい挙動といえる。

 ただし、ちょっと残念なのは上部の排気口が手前にあるため、首を少し動かすだけで熱風が後頭部に当たることが多かったので、このあたりは新たな構造を模索してほしいところだ。また、ファンは常に全開のため、音もかなり気になるところだ。そのため、バッテリ駆動時間もあまり長くなく、気が付くとバッテリが切れて背中のアクセサリになってしまう場面も多々見られた。

 「REON POCKET」シリーズと見た目は似ているが、その使い勝手は別物として考えるのがいいだろう。屋外に出る時間が比較的短めな環境などにおいて、ほかの涼感デバイスと組み合わせて使うなら、その冷却性能には一見の価値があるといえる。

サンコーの背中装着冷却デバイス「SENA COOL Plus(セナクールプラス)」
冷却面はやや狭め。下部には吸気ファンと送風フィンがあり、体内の熱を上に出す仕組み
ネックバンドは柔軟性はあり、左右に開いて挟み込んで使用するスタイル。上下は回転するのみなので、装着時にズレやすい作り

冷房服はさらに間口が広がる。Shiftallのヒートパイプ

 去年(2025年)と比べると、今年はさらに「冷房服」が流行りそうな印象だ。というのも、先日テレビを眺めていたところ、ついにテレビショッピングでも「冷房服」を売る時代に突入していたからだ。

 「冷房服」とは、ファンを内蔵した服で、服の中の熱をファンで排熱することで内部を冷却する仕組みが一般的だ。今のようにモバイルバッテリが普及する以前から、警備員など屋外で仕事する人たち向けなど限られた層に向けて製品を展開していたが、ここ数年はモバイルバッテリを利用することで、比較的長時間の運用が可能となったことで、一般の人が屋外での暑さ対策の一環として利用するようになっており、多くの製品が海外メーカーなどを中心に販売されており、少しずつ認知が広まっていた。

 近年はペルチェ素子を内蔵することで冷却性能を高めた製品や、冷却部をリュックのようにすることで、ファッショナブルに見せる仕掛けなど、多種多様な製品が登場しているのが特徴だ。加えて、海外のメーカーだけでなく、国内の大手アウトドアメーカーなどからも同様の仕組みの製品が発売されるなど、広がりを見せている状況となっている。

 そんな中、去年に引き続き、今年も要注目なのがShiftallだ。同社は2025年、内部に冷却した水を循環させる水冷方式のペルチェ水冷ウェア「ChillerX」を発売して注目を集めたが、今年はさらに進化させ、ヒートパイプ型ヒートシンクを搭載した新モデル「ChillerX Pro」を発表。6月下旬から順次出荷を開始するなど、今年も進化の勢いが止まらない。なお、去年発売したChillerXについては、弊誌でも紹介記事を掲載しているので、参考にしてみてほしい。

 なお、筆者は今年の「冷房服」は購入していないので、本稿では、現在Amazonで購入できる「冷房服」の中から比較的メジャーなメーカーが発売した製品を紹介しておきたい。

用途が広がるハンディファン、手軽に涼感が得られるパワフルさが魅力

 最近は以前よりは見かけることが少なくなった小型の手持ち扇風機だが、最新の製品においては、さらに強化されており、単機能モデルだけではなく、多機能モデルが多く見られた。今回試したものはユアサプライムスの「折りたたみ5WAYハンディファン」だ。

 5種類に変化するとのことで、機能をチェックしてみると、まずは手で持って従来のように使える「ハンディファン」。そして両端に備えるストラップホールに付属ストラップを通すことで使える「首掛けファン」、3つ目は本体を2つ折りにし、自立するスタンド形状となって卓上などに置いて使える「卓上ファン」、本体を折り曲げるヒンジ部はさらにアームになっており、このアームを展開することで、4つ目の「スマートフォン用スタンド」に変化する。そして最後の1つは底面のUSB Type-Aでほかの機器などの充電が行なえる「モバイルバッテリ」にもなるというわけだ。

 結論から言えば「モバイルバッテリ」は容量1,480mAhで、最大1Aまでしか給電できないとのことで、ちょっと無理のある残量となっている。一方で本体に内蔵するバッテリは準固体のリチウムポリマー電池が採用されており、近年流行のバッテリ発火問題などにも配慮されている点は好感触だ。

 ファンのパワーはかなり強めなので、バッテリ駆動時間を気にしなければ手軽に涼感が得られるので、この点も評価したいポイントだ。ただし、ファンのパワーを上げるほど、発される音もかなり大きくなってしまう。街中を歩くときならあまり気にならないが、電車内やエレベーター内など、静かな場所ではかなり目立つので、周辺の様子を見ながらファンのパワーをコントロールする必要がある点には注意が必要だ。

ストラップを装着し、5種類の使い方が楽しめる「折りたたみ5WAYハンディファン」
卓上ファンとしても利用できる
アームを展開することで、スマートフォン用スタンドとしても使える
電源スイッチ上部にはバッテリ残量やモードの状態を示すディスプレイを搭載。下部にはUSB Type-AとUSB Type-C端子があり、本体の充電にはUSB Type-Cを、モバイルバッテリとして使うにはUSB Type-Aを使う

 今回はAmazonで購入が可能な製品のうち、ビジュアルのインパクトが強力だったいくつかの多機能ハンディファンを紹介しておきたい。

涼感クールタオルや日傘もおすすめ

 日常で使えるグッズとして手軽に涼感が得られるアイテムとして最後に紹介したいのが「クールタオル」だ。個人的にもっとも簡単かつ効率よく涼感が楽しめた。

 今回筆者はアントニオ猪木さんの名言がプリントされた、ミタニコーポレーションの「闘魂ファイティングクールタオル」を試した。タオルにプリントされた文言はプロレスファンには感慨深いが、本製品の最大のポイントはとにかく使い方が簡単なことだ。水で濡らして絞ったら、あとは強めに振るだけとかなりシンプル。なお、強めに振る際には、水滴が周囲に飛散する場合もあるので、周囲に迷惑がかからないように心掛けたい。

 あとは暑さを感じたところで、ポケットに入れておいたクールタオルを引っ張り出して首元や顔などに触れるだけで簡単にヒンヤリとした涼感が手軽に楽しめてしまう。ただ、絞った後のクールタオルは多少湿っており、ポケットなどに入れていると、ポケットごと濡れる場合もあるので、ちょっと濡れてもいいような状況で利用するのがいいだろう。

ミタニコーポレーションのクールタオル闘魂ファイティングクールタオル

 ここでも何点かAmazonで見掛けたクールタオルの中から、気になる製品をいくつか紹介しておきたい。