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WD、CMR記録方式で22TBを実現したHDDを出荷

 Western Digital(WD)は12日、CMR記録方式で22TBの容量を実現したHDDを、エンタープライズ/データセンター向けの「WD Gold」、NAS向けの「WD Red Pro」、および監視システム/スマートビデオ向けの「WD Purple Pro」の3ラインナップで出荷開始したことを発表した。

 プラッタあたり2.2TBという業界最高の面記録密度を備えており、TCO(総所有コスト)削減に寄与するとしている。独自のOptiNAND技術、エネルギーアシストPMR(ePMR)、トリプルステージアクチュエータ(TSA)、HelioSealといったさまざまな技術を盛り込み、この容量を実現した。

 WD GoldはMTBF最大250万時間を実現しているほか、OptiNAND対応のArmorCache技術を搭載し、ライトキャッシュ有効で性能を重視するモードと、ライトキャッシュ無効でデータ保護を重視したモードを備える。

 WD Red Proは最大24ベイの主要NASシステムをサポートし、24時間365日稼働で高負荷のワークロードを処理できるよう設計されている。

 WD Purple Proはビデオ分析やディープラーニング、AI処理をサポートし、独自の「AllFrame AIテクノロジー」により、AIストリームを最大32サポート。64台のシングルストリームHDカメラや、複数のストリーム送信を行なうスマートカメラの処理に最適化。こちらもMTBF最大250万時間が謳われている。

 いずれもフォームファクタは3.5インチ、インターフェイスはSATA、回転数は7,200rpm、キャッシュ容量は512MB。