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第12世代Coreベースでセキュリティ性が向上した「vPro」、Chromebookにも展開

新しいvProはChromebookにも対応する

 米Intelは3日(現地時間)、第12世代Coreをベースとした最新のvProプラットフォームを発表した。既にAcer、ASUS、Dell、富士通、HP、Lenovo、Samsung、パナソニックなどから、150種類を超えるPCの登場が予定されているという。

 新しいvProプラットフォームでは、OS仮想化向けのシリコンベースのセキュリティ機能を実装したほか、コードインジェクションによる攻撃を防御するためチップセットの強化などを図り、Hardware Shieldの強化によりOS以下の攻撃対象領域を減らした。また、新たにChrome OSでもシリコンベースの保護機能を提供するとしている。

 一方で、第12世代Coreの採用やWi-Fi 6E、Thunderbolt 4の搭載などにより性能や機能を強化。従来の第11世代との比較では当然のことながら、競合のRyzenに対しても高い性能を実現できるとしている。

 また、今回からは「vPro Enterprise」と「vPro Essentials」という2つのサブブランドで展開。前者は完全な管理性を提供するものとなっているが、後者は中小企業向けに最適な管理機能に絞ったものとなる。Wi-Fi経由での管理や、クラウドを介したIntel EMAによる管理に対応する。

vProはセキュリティ、性能、管理性などを提供する
新vProではTreat Detection技術の強化やHardware Shieldの強化などを図っている
セキュリティでは、チップセットやシリコンから強化を図っている
第11世代CoreやRyzenと比較して高速
Zoomをしながらの用途だとRyzenと比較して高い性能を発揮
Chromebookでも高い性能を実現
新たにvPro Essentialsという中小企業のエンドポイント管理向けSKUも用意
vPro対応ソリューション
既に150を超える製品が登場予定