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ユーザーの声に応えて“アスペクト比16:10”の4辺狭額縁仕様になった新「XPS 13」

~90W PD給電対応の高画質27型4K液晶も国内投入

CES 2020発表の新XPS 13(左)と現行モデル

 デル株式会社は、米ラスベガスにて1月頭に開催された「CES 2020」におけるDellの発表製品について、メディアラウンドテーブルを開催した。

 同会では、まず13.4型モバイルノートPC「XPS 13」について説明が行なわれた。

 新モデルでは4辺フレームレスディスプレイを採用しているのが特徴で、国内では「コンパクトさに息づく機能美、まさに最高傑作」をキーワードに展開していくという。近日中の発売が予定されている。

 従来モデルでは13.3型のフルHD(1,920×1,080ドット)液晶パネルを採用していたが、今回の新モデルでは下辺のベゼルが狭くなったと同時に、縦1,200ドットのWUXGAパネルを採用。

 同じXPSシリーズの2in1モデル「XPS 13 2-in-1」でも同様にアスペクト比16:9から16:10のパネルを採用しており、縦方向の表示領域が増えている。これはユーザーからのフィードバックなど参考にして採用に至ったとのことだ。

 液晶パネルは輝度が500cd/平方mに向上しており、WUXGAのほかに3,840×2,400ドットの4K+モデルも用意され、4K+パネルはVESAのDisplayHDR 400認証も取得している。

 アルミ削り出しの筐体やパームレストへのカーボンファイバー(ブラックモデル)またはグラスファイバー(ホワイトモデル)の採用は前モデルから継承。側面はダイヤモンドカットが施され、厚みは1mmほど薄型化されている。

 画面サイズが6.8%大型化しているほか、キーボード面積も9%、タッチパッドも17%拡大され使い勝手を向上。Windows Hello対応のWebカメラも新たに備えながら、本体サイズは2%小型化されている。

 なお現行モデルのホワイトは英語配列キーボードしか選択できなかったが、今回の新モデルでは日本語配列も用意されるとのことだ。

 国内向けには第10世代Core i5以上、8~32GBメモリ、512GB/1TB SSDの構成が用意される予定。

CES 2020で開催された#DellExperienceの模様
特徴
CNC削り出しのアルミ筐体とカーボンファイバーまたはグラスファイバー採用のパームレスト
ダイヤモンドカット仕様の側面デザイン、約1mm薄型化され14.8mm厚に
Windows Hello対応Webカメラ、キーボード面積が9%、タッチパッドが17%大型化
画面サイズは6.8%大型化しつつ本体サイズは2%削減
最高クラスのディスプレイ

 スマートフォンとPCを接続してファイル転送や通知/メッセージ確認、通話、画面操作(ミラーリング)などが可能となる「Dell Mobile Connect」も搭載。春ごろにはAndroidに加えてiOSも対応する見込みであるとした。

iOSでも使えるDell Mobile Connect
仕様の比較

 CES 2020では、液晶ディスプレイの新製品も発表されており、ALIENWAREブランドから発売される24.5型ゲーミング液晶「AW2518HF」は、IPSパネルながら240Hz駆動のフルHD液晶パネルを採用。sRGB 99%の表示品質を確保しつつ、応答速度1msでFreeSyncおよびG-SYNC Compatible認証を取得している。

 ALIENWARE製品のLegend IDデザインを踏襲し、RGBライティングにも対応。3月ごろにブラック、4月にホワイトモデルが国内でも発売される予定。

 27型4K液晶ディスプレイの「UP2720Q」は、内蔵キャリブレータを備えたAdobe RGB 100%/BT.2020 80%/DCI-P3 98%の広色域ディスプレイ。キャリブレータ内蔵の27型4K液晶としては業界初を謳う。国内発売は1月31日の見込み。

 輝度ムラ補正や0.26cd/平方mのダークライティングによる高コントラスト(1,300:1)表示機能を備えるほか、遮光フードが標準で付属。Thunderbolt 3接続によりケーブル1本でUSB PDでの最大90Wの給電と映像/データ通信も可能となっている。

世界シェア6年連続トップ
あらゆるニーズに応えたラインナップ
240Hz駆動の高速ゲーミング液晶
キャリブレータ内蔵の27型4K液晶
UP2720Q
コンセプトモデル