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Intel、OptaneメモリとNANDを組み合わせた高速SSD「Optane Memory H10」
2019年4月11日 15:52
米Intelは10日(米国時間)、「Optane Memory H10」を発表した。
Optane Memory H10は、NANDフラッシュよりも高速/低遅延な3DXpointテクノロジーを使った「Optaneメモリ」と、Intel製QLC 3D NANDフラッシュを組み合わせた、M.2接続のNVMe SSD。
従来SSDのDRAMキャッシュにあたる部分にOptaneメモリを配置し、同社の「Rapid Storage Technology (Intel RST)」と組み合わせ、利用頻度の高いデータをOptaneメモリ側に展開することで、より高速なアクセスの実現を謳う。
具体的には、マルチタスク中のドキュメント起動速度を最大2倍、マルチタスク中のゲーム起動速度を60%、マルチタスク中のメディアファイル展開速度を最大90%高速化できるとする。
頻繁に使用されるアプリ/ファイルへの高速アクセスのほか、従来のTLC 3D NAND SSDと比較して、バックグラウンドアクティビティによる応答性も優れているとしている。
第8世代Core UプロセッサとOptane Memory H10を組み合わせた製品が、2019年第2四半期より、DellやHP、ASUS、AcerなどのOEM各社から発売予定で、国内発売については不明ながら、Best Buyおよびコストコでの単体販売も行なわれる見込み。
容量は256GB/512GB/1TBの3つを用意。製品のおもな仕様は以下のとおり。
| 容量(QLC NAND) | 256GB | 512GB | 1TB |
|---|---|---|---|
| Optaneメモリ容量 | 16GB | 32GB | |
| フォームファクタ | M.2 2280 | ||
| インターフェイス | PCIe NVMe 3.0 x4 | ||
| シーケンシャルリード | 1,450MB/s | 2,300MB/s | 2,400MB/s |
| シーケンシャルライト | 650MB/s | 1,300MB/s | 1,800MB/s |
| ランダムリード(8GBスパン) | 23万IOPS | 32万IOPS | 33万IOPS |
| ランダムライト(同) | 15万IOPS | 25万IOPS | 25万IOPS |
| リードレイテンシ | 8µs | 7µs | |
| ライトレイテンシ | 30µs | 18µs | |
| アクティブ消費電力 | 5.3W | 5.8W | |
| 待機消費電力 | L1.2 : <12mW | L1.2 : <13mW | |
| 動作環境温度 | 0~70℃ | ||
| 総書き込み容量 | 75TBW | 150TBW | 300TBW |
| 平均故障間隔(MTBF) | 160万時間 | ||
| 製品保証期間 | 5年 | ||
| 重量 | 10g以下 | ||










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