ニュース

Intel、Optane/QLC NAND混載の高速大容量SSD「Optane Memory H20」を投入

Optane Memory H20 with Solid State Storage

 Intelは17日(現地時間)、Optane MemoryとQLC 3D NANDフラッシュを組み合わせたM.2 2280フォームファクタの高速ストレージ「Optane Memory H20 with Solid State Storage」を発表した。32GB+512GBまたは32GB+1TBの容量のモデルを用意し、6月20日より各社への提供が開始される予定。

 同製品は昨年(2020年)末に開催された「Intel Memory and Storage Moment 2020」にてお披露目されており、Optane Memory H10の後継品となる。32GBと小容量だがキャッシュとして非常に高速でレイテンシの小さいOptane Memoryと、大容量のQLC NANDフラッシュを混載することで、高速・大容量を実現する。

 M.2の接続インターフェイスはPCI Express 3.0 x4と前世代と変わらないが、Optane MediaとQLC NANDフラッシュが新しくなったことで、シーケンシャルリードは3,300MB/s、同ライトは2,100MB/sとなり、H10の32GB+1TBモデルで実現していたリード2,400MB/s、ライト1,800MB/sよりも大きく性能が向上した。

 QD64 4KBでのランダムリードは38万IOPS、同ライトは28万IOPS、QD1 4KBではリード6万5,000IOPS、ライト4万IOPSとなっている。総書き込み容量は32GB+512GBモデルが185TBW、32GB+1TBモデルが370TBW。