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デル、2スピンドルノートを組み上げた親子パソコン組み立て教室を開催

宮崎県宮崎市のデル宮崎カスタマーセンターが入るビル

 デルは、2018年9月1日、宮崎県宮崎市のデル宮崎カスタマーセンターにおいて、「親子で体験!! デル パソコン組み立て教室2018」を開催した。

 15.6型ノートパソコン「Inspiron 15 3000」を組み立てながら、PCの内部の仕組みを知ったり、CPUやビデオカード、メモリなどの役割を学習することができるのが特徴だ。さらに、組み立てたPCを使ったイベントも行なった。

 11回目となる今年は、小学1年生から中学3年生までの親子12組を定員として募集したところ、全国から約50組が応募。抽選の結果、宮崎県内からは6組が参加したほか、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県、山口県からも参加した。学年別では、小学校3年生が2人、4年生が2人、5年生が2人、6年生が4人、中学校1年生が2人。男子が7人、女子が5人となった。

 組み立てたInspiron15 3000は、CPUにインテル Celeronプロセッサー N3060を搭載。4GBのメモリ、500GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを採用した、Windows 10 Home搭載PC。15.6型のディイスプレイの搭載や、1回の充電で最長7時間の駆動が可能だ。

 また、日本人のエンジニアが24時間365日サポートするプレミアムサポートオンサイト修理サービスが1年間付属しているのも特徴だ。一般的には、32,980円(税別)で販売されているが、組み立て教室では、24,980円(税別)の費用で参加でき、持ち帰ることができた。

 ここ2年間は2in1モバイルPCの組み立てを行ばってきたが、「Inspiron15 3000を選定したのは、DVD搭載で、画面が大きく、汎用性が高いため、家庭でも便利に使えること、子供たちが最初のPCとして、慣れるのに適しており、入門モデルとしても活用できる点を考慮したことが理由。また、今回はプレミアムサポート1年間を付属しており、宮崎のサポート拠点を通じた国内サポートも体験してもらいたいと思っている」とした。

 午後1時から始まった組み立て教室では、冒頭に、デル 宮崎カスタマーセンターの石口靖信センター長が挨拶。デルの企業概要の説明や、家庭や学校、会社で利用される様々なデルブランドの製品を紹介。「組み立て教室が始まる少し前から雨が降り出したため、宮崎のカンカン照りの日射しを体験してもらえなかったのは残念。しかし、みなさんの横には、組み立てを手伝いたくて仕方がない、やる気満々の社員がいる。しっかりとサポートしてくれるので、がんばって組み立てて欲しい」と語った。

 続いて、ゆるキャラダンス選手権で日本一を2回獲得した宮崎県のシンボルキャラクターである、みやざき犬「むぅちゃん」が登場。ダンシングヒーローのダンスを披露して、会場からは大きな拍手が起こった。

挨拶するデル 宮崎カスタマーセンターの石口靖信センター長
ダンシングヒーローのダンスを披露したみやざき犬「むぅちゃん」
「むぅちゃん」と記念撮影を行なった

 その後、組み立てを行なうInspiron15 3000の仕様説明や、PCの主要部品が果たす役割の説明を行ない、実際の組み立て作業は、午後1時30分頃から始まった。デルの社員とインターンシップの大学生が、1組に2人ずつ付いて、「テーブルトレーナー」として、参加者の組み立てをサポートした。この日は、デルの社員が20人参加。インターンシップの大学3年生が10人参加したという。

 Inspiron15 3000は、もともと30個の部品、約100本のネジが使われているというが、組み立て教室では、子供たちが組み立てやすいように、10個の部品と、6種類25本のネジを使うようにした。

 組立の様子を写真で追ってみる。

テーブルに用意された組み立てる部品
本体
HDD
メモリ
スピーカー
キーボード
バックカバー
光学ドライブ
バッテリ
6種類25本のネジを使う
最初にアースバンドを手に取り付ける
まずは本体を取り出す。すでにマザーボードは搭載されている
CPUに傷をつけないようにパッドを貼りつける
マザーボードにヒートシンクを取り付ける
スピーカーケーブルの接続作業
ケーブルはドライバーを使って隙間に固定する
無線LANカードをマザーボードに差し込み、固定する
続いてメモリを差し込む作業
HDDを搭載する
2本のねじでHDDを固定する
HDDケーブルをコネクタに差し込む
バックカバーについている光学ドライブのケーブルを本体側のケーブル通しの穴に入れる
バックカバーを本体に取り付ける。押してはめ込む
9個のネジを使ってバックカバーを固定する
石口センター長も作業の様子を見守る
光学ドライブの差し込み口をネジで固定する
バッテリの溝部分をネジで固定
表側からも本体とバックカバーを5つのネジで固定
光学ドライブケーブルをコネクタに差し込む
キーボードのフレキケーブルを取り付ける
キーボードをはめ込んで固定する
光学ドライブを取り付ける
光学ドライブをネジで固定する
最後にバッテリを取り付けて完成
完成したInspiron 15 3000
全員で電源を入れてみる
全員のPCに「DELL」のロゴが表示され、無事に起動した

 組み立てが終了したあとには、PCなどのサポートを行なっている現場を見学するオフィスツアーを実施。さらに、インテル 営業本部の田代淳一部長が、「コンピュータをもっと知ろう!」と題したセミナーの講師を務めた。

 CPUは頭脳の役割を担っており、1秒間に1兆回の計算ができること、1と0という2つの数字だけで動いていること、PCやタブレット、スマホのほか、カーナビ、ロボット、自動販売機にも搭載されていることなどを、参加者は学習した。

 続けて、Windows 10のセットアップを参加者全員で行い、PCを利用できるようにしたのに続き、参加者は、PCを使ったゲームイベント「みやざき犬スタンプラリー」に挑戦することになった。

 イベントは、テーブルトレーナーとして参加したインターンシップの大学生たちが考えたものであり、PCに搭載されている機能や使い方などを知る内容としていたのが特徴だ。

 最初の課題は、「パソコンのアイコンを自分好みに変えてみよう」。PCに内蔵しているカメラで好きな写真を撮影して、アカウント内にあるアイコンを変更するというものだ。また、「ペイントとカメラをタスクバーに追加してみよう」、「壁紙を家族の写真に変えてみよう」など、全部で5つの課題が用意され、課題をクリアするとスタンプがもらえる内容となった。

オフィスツアーでは、石口センター長が直接説明を行った
セミナーを行ったインテル 営業本部の田代淳一部長
セットアップの作業の様子
アカウント名には日本語よりも半角アルファベットの方がトラブルが少ないというサポートセンターならではのノウハウも披露
「みやざき犬スタンプラリー」に挑戦
問題はPCの使い方を知ることができるものばかりを用意した
スタンプラリーに挑戦する子供たち
スタンプラリーの賞品として、デルやインテルのロゴが入ったグッズがプレゼントされた
最後に石口センター長から「パソコン組み立て修了証」が授与された
手渡された「パソコン組み立て修了証」
最後にテーブルトレーナーがPCを梱包
梱包まで完了したPC
全員がその日に持ち帰った

 「親子で体験!! デル パソコン組み立て教室2018」は、午後4時45分に終了。デル 宮崎カスタマーセンターの石口靖信センター長は、「PCを組み立てた子供たちのやり遂げた顔や、親御さんの喜んでいる姿をみて、私自身もうれしくなった。また、全員のPCが無事に起動したこともうれしかった。インターンシップの学生たちもじっくりと企画を立てて、参加者に喜んでいたたけるものが用意できたと感化が得ている。今回の組み立て教室には、いつもデルのPCを利用していて、何年も応募したのに当選せず、ようやく当選したという参加者もいた。参加を待っていただいている人も多いはず。11回目の歴史があり、やり続ける大切さを感じた。デルのファンを増やし、お客様に喜んでいただくためにも、来年以降も継続的に開催したい」と述べた。