デルは、10月3日、宮崎県宮崎市のデル宮崎カスタマーセンターにおいて、「親子で体験!!デルパソコン組立教室 2009 in 宮崎」を開催した。
昨年に続き2回目となる今回は、宮崎県内から3組、福岡県から1組の合計4組の小学生の親子が参加。デルのノートPC「Studio 15」の組み立てに挑戦した。
参加費用は79,980円。標準価格では9万円前後で販売されているものを、社会貢献の観点から、それを下回る参加費用で実施した。
挨拶する小林センター長。「失敗を恐れずに、ゆっくり時間をかけて作ってほしい」とした |
「子供たちにITテクノロジーやものづくりへの興味や関心をもっていただくともに、社会学習の場を提供し、地元である宮崎の方々にデルに対する理解を深めていただく取り組みの1つ。デルでは、地域貢献のため、ビーチクリーンやシティクリーンなどのボランティア活動に積極的に参加しており、それぞれの活動に社員200人以上が参加している。今回の組立教室にも50人以上の社員が参加を希望しており、社員自身が楽しみにしているイベント」(デル宮崎カスタマーセンター長兼スモール&ミディアムビジネスセールス本部長 小林治郎)とした。
組立教室の開催にあたり挨拶に立った小林治郎センター長は、「創業者のマイケル・デルは、15歳の時に買ってもらったPCを分解して、中身を理解したという。今日はPCの中身を見てほしい。工場では約10分で組み立てるが、失敗を恐れずに、ゆっくり時間をかけて作ってほしい」とした。
午後1時30分からスタートした教室は、最初にPCの構造に関して、デル宮崎カスタマーセンターのスタッフが説明。マザーボードをはじめとする構成部品の役割や、組み立て時には触ってはいけない金属部分の説明などを行なったのちに、いよいよ組み立てを開始した。
Studio 15は、参加者が組み立てやすいように、14個のパーツに分解され、2種類43個のねじを使用。「昨年の教室ではデスクトップPCの組み立てを行なったが、今回はノートPCとしたために難易度があがっている。市場構成比の7割以上がノートPCになっていること、また組み立て完成後にそのまま持ち帰っていただくことができるという観点から、今年の教室ではノートPCの組み立てに挑戦していただくことにした」(小林センター長)という。
組み立ての様子を、写真で追ってみよう。
午後1時50分からスタートした組み立ては、途中15分間の休憩を挟んで、午後4時25分には終了。その後、社会科見学と銘打って、デルが提供するテクニカルサポートの仕事の内容を説明するとともに、カスタマーセンターを見学した。見学会終了後には、教室に戻り、組み立てたPCの初期セットアップを全員で行ない、持ち帰ってすぐに利用できる状態とした。
さらに、マイクロソフトから提供されたマウスやマウスパッドをプレゼント。小林センター長から「パソコン組立修了証」が参加者に手渡され、午後5時10分にはすべてのスケジュールが終了した。
最後に挨拶したデル ジャパンサービス統括本部宮崎カスタマーセンターテクニカルサポート本部長 金子知生氏は、「今日はPCを作ってもらったが、今度は、PCを使って、詩や童話、絵などを作ってほしい。PCはやりたいことができる道具。いろいろと工夫して使ってほしい」と参加者に呼びかけた。
小林センター長から参加者に修了証が手渡された | 参加者に手渡された修了証 | 参加者にはマウスなどのプレゼントが手渡された |
金子本部長からは、カスタマーセンターの仕事の内容について説明 | 続いて宮崎カスタマーセンターのなかを見学。一般への公開はあまり例がないという | 完成したPCを持って、組み立て教室の参加者全員で記念撮影 |
(2009年 10月 5日)
[Reported by 大河原 克行]