ニュース

大画面高性能モバイルの“LV”で飛躍を狙うレッツノート

~導入から廃棄まで一気通貫のサポートサービスも発表

最新のレッツノートLV(CF-LV7)を手に持つパナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 常務 モバイルソリューションズ事業部 事業部長の坂元寬明氏と、女優の比嘉愛未さん

 パナソニックは6月7日、重量約1.25kgで14型の大画面モバイルノート「レッツノートLV(CF-LV7)」シリーズを発表した。

 レッツノートLVの詳細については、以下の別記事を参照されたい。ここでは当日に開催された製品発表会の模様をお伝えする。

 発表会に登壇したパナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 常務 モバイルソリューションズ事業部 事業部長の坂元寬明氏は、まず2017年度におけるレッツノートの出荷台数が前年比130%の42万台だったことを伝えた。レッツノート誕生22年の歴史のなかでのレコードセールスとのことで喜びをにじませた。

 この要因として、働き方改革が推進されている日本の労働環境を挙げ、移動状態や会社/自宅問わず自由にどこでも仕事ができるモバイルPCが必要とされていること、企業において座席を指定しないフリーアドレス性といった新しいワークスタイルが取り入れられていること、そして企業でデスクトップPCからモバイルPCのほうに移行しつつある状況などを指摘した。

 同社は、今年(2018年)の1月にモバイルPCで高性能環境を実現する、クアッドコア搭載の12.1型モバイルノート「レッツノートSV(CF-SV7)」シリーズを発表し、好評を博したとするが、その一方で12.1型では画面が小さすぎるとの少なくない意見もあったという。そこで、14型レッツノートLX(CF-LX6)の大画面と、SVの高性能というコンセプトをもとに、レッツノートLVが開発された。

 坂元氏は、レッツノートが今現在日本が抱えている労働問題の改善につながり、日本経済を支える一翼になえればと述べ、新しいレッツノートへの自信と期待を見せた。

 このほか、発表会では法人向けにレッツノート導入から廃棄まで一気通貫でサポートする「レッツノートLCM」の提供についても説明があり、2018年度中にに順次サービスを開始していくという。

 レッツノートLCMでは、これまであったコールセンターやダイレクト修理、キッティングサービスなどに加え、バッテリ交換、スピード交換&復旧サービス、データ消去&引き取りサービス、そして働き方支援サービスなどを提供するというもの。

 このうち、働き方支援サービスについては、今年1月のレッツノートSVの発表のさいに説明があり、企業内で労務管理の可視化やソフトウェアVPNサービス、ストレス推定サービスなどが利用できるようになる(パナソニック、労働者のPC/アプリ使用時間を可視化するサービス参照)。

 導入の背景として、PCの導入/管理/廃棄に関して、コストの負担を軽減したい、PC運用管理者の作業が繁雑でたいへんといった声が顧客からよく聞かれるとのことで、このサービスを利用することで、レッツノートの導入から廃棄まで専門家に丸投げできてしまうという。本サービスは20年以上レッツノートを作ってきた神戸工場とも連携して実施され、国内ならではのきめ細やかなサービスが期待できるようだ。

 また、発表会にはレッツノートのイメージキャラクターを務めている女優の比嘉愛未さんが駆け付け、その魅力を語った。レッツノートは比嘉さんが出演しているドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」でタイアップしており、冴島はるかに扮して登場するレッツノートのCMが6月29日より放送されるそうだ。

比嘉愛未さん
6月29日放送のCM

 以下、会場に展示されていたレッツノートLVの写真を掲載している。

ブラックモデル
シルバーモデル
レッツノートLX(右)との比較
レッツノートLVのシャーシやパーツ