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東プレ、静電容量式キーボード“REALFORCE”を16年ぶりに刷新

~キー反応位置を3段階で変更可能な「APC」モデルを投入

REALFORCEの第2世代モデル「R2」シリーズ

 東プレ株式会社は19日、静電容量式キーボード“REALFORCE”ブランドの第2世代製品「R2」シリーズを色違いを含めて4モデル合計8機種発表した。10月6日より順次発売する。

 当日は製品発表会も開催され、新製品についての説明が行なわれた。初代REALFORCEからの刷新は16年ぶりという。

 ラインナップと価格は下表のとおり。

【表1】標準モデル
R2-JPV-IVR2-JP4-BK
アイボリーブラック
配列日本語配列108キー
キー昇華印刷・かなありレーザー印刷・かななし
加重30g/45g/55g
ソフトタクタイルフィーリング
45g
ソフトタクタイルフィーリング
発売日2017年10月6日
税別価格19,800円
標準モデル
R2-JPV-IV
R2-JP4-BK
【表2】静音モデル
R2S-JPV-IVR2S-JP4-BK
アイボリーブラック
配列日本語配列108キー
キー昇華印刷・かなありレーザー印刷・かななし
加重30g/45g/55g
ソフトタクタイルフィーリング
45g
ソフトタクタイルフィーリング
発売日2017年11月上旬
税別価格21,300円
静音モデル
R2S-JPV-IV
R2S-JP4-BK
【表3】APCモデル
R2A-JPV-IVR2A-JP4-BK
アイボリーブラック
配列日本語配列108+4キー
キー昇華印刷・かなあり昇華印刷・かななし
加重30g/45g/55g
ソフトタクタイルフィーリング
45g
ソフトタクタイルフィーリング
付属品Ctrl/CapsLock入れ替えキー、一体型キースペーサー(2mm/3mm)
発売日2017年12月上旬
税別価格22,800円
APCモデル
R2A-JPV-IV
R2A-JP4-BK
【表4】APC静音モデル
R2SA-JP3-IVR2SA-JP3-BK
アイボリーブラック
配列日本語配列108+4キー
キー昇華印刷・かなあり昇華印刷・かななし
加重30g
ソフトタクタイルフィーリング
30g
ソフトタクタイルフィーリング
付属品Ctrl/CapsLock入れ替えキー、一体型キースペーサー(2mm/3mm)
発売日2017年12月上旬
税別価格24,800円
APC静音モデル
R2SA-JP3-IV
R2SA-JP3-BK

 標準モデルと静音モデルについてはこれまでどおりの使い心地を提供。静音モデルは標準モデルに対して30%ほどの静音化が見込め、静かなタイピングを必要とする環境に好適とする。

 今回の目玉となるのは新たに投入される「APC(Acutuation Point Changer)」モデルで、こちらも標準版と静音版を用意する。

 APCモデルでは、キースイッチの反応位置を1.5mm、2.2mm、3mmの3段階で設定できるのが特徴。反応位置を短くすることで一般的なメカニカルキーやメンブレンキーよりも最大で25%高速入力できるとする。また、キーの反応位置はキーごとに個別に設定でき、たとえば誤入力しやすいキーをもっとも深い3mmにしておくことで、タイプミスを防ぐことができる。

 反応位置はキーボードの右上にあるAPCキーを押すことで即座に切り替え可能。切り替えキーを押すたびに全キー1.5/2.2/3mmに統一される。個別に反応位置を変える場合は、独自ユーティリティを利用し、設定はプロファイルとして保存できる。

右上にあるキーがAPC切り替え用の専用キー
1.5/2.2/3mmでキー入力の反応位置を変えられる

 また、APCモデルはこれに加え、2mmおよび3mm厚の一体型スペーサーを付属。スペーサーを設置することで、キーストロークの戻りを早くすることができる。キーキャップを外すためのキートップブラーも同梱している。

APCモデルはCtrlキーとCapsLockキーを入れ替え可能。DIPスイッチはなくなり、ソフトウェアで切り替えるように変更された
キーキャップを取り外すためのキートッププラー
キーキャップを取り外した状態
裏面
APCモデルには一体型のキースペーサーが付属
各キーごとに反応位置を変えられるユーティリティ

第2世代でデザインを刷新。耐久性向上などさらに高品質を確保

 R2シリーズでは筐体のデザインを一新し、これまでの丸みを帯びたデザインからソリッドな作りに変更した。

 キーピッチは今までと同じく19mmながら従来モデルよりも奥行きを短くし、16%小型化することで、デスク上のスペースをより広く使えるようになった。また、スペースキーの横幅は従来の47mmから80mmへと大きく拡張されており、スペースキーをより打ちやすく改良している。

 底面のすべり止めラバーフィートの面積が4倍に増やされ、チルトスタンドにもソフト樹脂素材を採用。ガラス面などの摩擦の小さい面上であっても、キーボードの位置がずれにくく安定性が向上しているという。

 従来の製品ではキーボード裏面にUSBケーブルを止める取り出し口が左右に用意されていたが、上方向にもこれを実装することで、3方向に対応。CapsLockやNumLockといったLEDインジケータの色を7色から選択でき、明るさも調整できるようになっている。これらの調整を行なうために、専用のユーティリティを12月上旬ごろに全モデルに提供する。

従来モデルよりも奥行きが減っている
スペースキーが大型化した
底面のラバーフィートを強化
インジケータのLEDの色を変更可能に

 キーボード内部の鉄板部分に防さび塗装を施すことで、これまでよりもさびにくくなっており、回路への影響も抑制された。

 キーの入力耐久性は3,000万回から5,000万回に向上。パーツ自体は従来から変更されていないが、動作試験を継続していくことでこれまでの耐久性の上限を超えたことを確認できたとしている。

 キーボードはすべてNキーロールオーバーをサポートし、すべてのキーの同時入力を正確に行なえる。

 また、アイボリー色の全4機種とAPC対応のブラックモデルでは、キーキャップにPBT(ポリブチレンテレフタレート)素材を採用。ABS樹脂よりも加工が難しく高価格な素材だが、耐熱性に優れており、結晶性樹脂であることから、昇華印刷によってよほどのことがないかぎりキートップの字が消えることがないという。また、変形や変色、摩耗耐性も優れている。

静音キーモデルは標準モデルよりも30%静音化されている。業務向けでは電話応対を行なうサポートセンターなどで好評という
一部モデルでABSよりも耐久性の高いPBT素材のキーキャップを採用
耐久性は5,000万回へと向上した
部品の調達から製造まですべて日本国内で行なっている
各モデルはキーボード右上のデザインで見分けられる。こちらは標準モデル
こちらは静音モデル
アイボリーのUSBケーブル
ブラックのUSBケーブル
パッケージも従来の茶箱から変更され、イメージカラーの赤をアクセントにしたものになっている
裏面

 現時点では日本語フルキーボードしか発表されていないが、来年(2017年)以降に、テンキーレス、英語配列、Macレイアウトのキーボード、無線キーボードも展開予定という。

今回の発表会には、REALFORCE愛好家で全日本タイピスト連合のタイピスト渡辺歩さん(中央)も招待されており、REALFORCEの魅力について語った。なんと1分間で700文字も打鍵可能という超スキルを持っているそうだが、残念ながら実演はなかった