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東プレ、“キー入力を判定する深さ”を変更できるゲーミングキーボード

~RGBバックライト搭載、2色成形キートップ採用

REALFORCE RGB

 東プレ株式会社は、PCゲーミング市場向けキーボード「REALFORCE RGB (AEAX01)」を12月9日より発売する。税別価格は28,800円。

 本製品は、静電容量無接点スイッチ搭載のキーボード。同スイッチは、柔らかい打鍵感で、底打ちせずに入力できるキースイッチ。チャタリングが起きないほか、5,000万回の打鍵に耐えるという高い耐久性が特徴。

静電容量無接点方式
スムーズな打鍵感
設計から開発、製造まで全て国内

 キーが入力されたと反応する位置(アクチュエーションポイント)を変更できる、「Actuation Point Changer (APC)」機能を搭載するのが大きな特徴で、キーの入力反応位置を1.5mm/2.2mm/3mmの3段階の位置に設定でき、ゲームに応じて反応速度を最適化できる。

 ACPは全キー統一のほか、個別のキー毎に設定も可能。1.5mm設定時では、通常の2.2mmに比べ最大25%高速に入力できるとしており、逆に、ゲーム中のゲージ消費スキルなど重要なキーは3mmに設定することで、誤入力を防止するといったことができる。なお、文章入力など通常のキー入力を行なう場合には、ワンタッチで全キーを2.2mmにできる。

 各キーにはRGB LEDバックライトを搭載。1,680万色から色を設定できるほか、入力時のみ発光や、ゲーム内で使うキーだけを発光させるなどの設定ができる。

 各設定は専用アプリケーションから設定可能で、設定内容はキーボード内のメモリに保存出来るため、持ち運び時でも設定を維持したまま使用できる。

 別売オプションで、キーストロークの長さを調整する「キースペーサー」も販売し、APC機能との併用による効果の向上や、静音化、底打ち字の負担軽減などを謳う。厚みは2mm/3mmタイプの2種で、税別価格は2,500円。

ACP設定画面。ドラッグで範囲指定しての設定もできる。
キーの無効化も設定可能
キースペーサー
スペーサーはウレタンらしき柔らかい素材
RGBバックライト搭載

 キートップは経年劣化で文字が消えない2色成形仕様で、指への負担を軽減するステップスカルプチャー構造を採用。スイッチのステムはメカニカルスイッチなどと同じ十字型となっているため、市販のキーキャップ部品と交換することもできる。

 筐体のデザインも従来のREALFORCEシリーズとは異なり、奥行き方向のサイズが16%小型化されている。

2色成形
ステップスカルプチャー構造
サイズを小型化
キーキャップ下のキースイッチ上部は十字型デザイン

 キー配列は英語配列でキー数が108(4個の特殊キー含む)、インターフェイスはUSB。キー荷重は全キー45g(±15g)で、フルNキーロールオーバーに対応する。

 本体サイズは455×142×30mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.4kg。


 都内で開かれた製品発表会では、Blizzardの「Overwatch」にて国内大会で優秀な成績を収め、プロゲーミングチームとして活動予定の「Green Leaves」とのスポンサー契約も発表。eSports向けゲーミングキーボード製品を展開し、北米や東南アジア地域への販売拡大を行なっていくとした。

 なお、今回の製品は英語配列となっているが、日本語配列モデルも2017年春~夏頃を目標に投入する予定だという。テンキーレスモデルについては未定とのことだった。

スポンサー契約
eSports向けゲーミングキーボード製品を展開
フォトセッションの様子