特集
ChromeとGmailで「マウスを捨てる」17の必須ショートカット
2026年2月20日 06:32
仕事や勉強でPCを利用するにあたって、Webブラウザの重要性はますます高まっています。情報収集し、溜まったメールを処理し、文書を仕上げる──近年のクラウドサービス台頭によって、これらをすべてブラウザ上で行なうケースも珍しくありません。よって、ブラウザをしっかり使いこなせば、作業の能率も上がります。
そのブラウザの代表格といえば、Googleの「Chrome」です。シンプルでとっつきやすい見た目ながら、開発にあたっては動作パフォーマンスを重視。機能性なども評価されてか、国内外で高い利用率を誇ります。
そこで今回は、Chromeと、そしてChromeで利用されるクラウドサービスの筆頭格であろう「Gmail」を、よりすばやく操作するためのショートカットについて紹介します。全部で十数個ありますが、すべて暗記する必要はありません。まずは1つか2つ覚えるだけで、マウス操作の時間は減るはずですよ。
なお「その1つか2つが思いつかない」という方に向けて、特におすすめのショートカットには★印を付けておきましたので、併せて参考にしてみてください。
Chromeのおすすめショートカットキー
Chromeブラウザ用のショートカットは数え切れないほどありますが、ここでは8個ピックアップしました。
| ショートカット (★はおすすめ) | 内容 |
|---|---|
| ★Ctrl+T | 新しいタブを開いてそのタブに移動する |
| Ctrl+W | タブを閉じる(Ctrl+F4でも可) |
| ★Ctrl+Tab | 次のタブに移動する |
| F3 | 検索バーを開く(Ctrl+Fでも可) |
| F6 | タブ、アドレスバー、Web表示領域を切り替える |
| Alt+← | 閲覧履歴の前のページに戻る |
| ★F11 | 全画面モードをオンにする・オフにする(オフ操作のみEscで代替可) |
| Ctrl+“+”or“-” | ページ表示内容を拡大もしくは縮小する |
まずおすすめしたいのは、 Ctrl+Tによる「新しいタブを開いてそのタブに移動する」 です。マウスで、ウィンドウ上部のタブ一覧右端にある+マークをクリックするのと同じ効果があります。
Web閲覧中は、多くの方がマウスカーソルを画面中央付近に置いておくはず。タブ作成のためだけに、マウスカーソルを画面端方向へ大きく動かさずに済むわけです。副次的な効果として、タブを開くとアドレスバー兼検索バーに入力カーソルが移動します。よってCtrl+Tを押したら、その後マウスに1回も触れることなく、Web検索ができます。「Web検索をはじめるためにCtrl+T」ぐらいの認識をしても、間違いではありません。
Ctrl+Tが手クセになり過ぎて、 はずみで誤ってタブを開いてしまったら、Ctrl+Wでタブが閉じます 。開いているタブを再利用するか新しいタブを開くか数秒考えるくらいなら、Ctrl+Tを押してしまった方が早いです。上記リストには書きませんでしたが、「間違ってタブを閉じてしまった」ときはCtrl+Shift+Tでリカバリできます。
たくさん開いたタブを、 マウスを使わずに切り替えたいときはCtrl+Tabが便利です 。繰り返しになりますが、タブ一覧はウィンドウ上にあるので、そこまでマウスを動かすくらいならショートカットの方が手っ取り早いケースはあるはず。逆順でタブを切り替えるCtrl+Shift+Tabも用意されていますが、タブ4~5個くらいの操作ならCtrl+Tabのみで十分実用に耐えるでしょう。
F11は、Chromeに限らずそのほかのWebブラウザ、Windowsのエクスプローラーやフォトアプリなどにも共通したショートカットで、 F11を押すことで全画面表示と通常表示の切替を行ないます 。画面サイズ13型程度のノートPCでは、ウィンドウ表示の領域にどうしても限界があるので、狭いと感じるようなら、F11でこまめに全画面表示を切り替えた方が快適です。
Gmailのおすすめショートカットキー
| ショートカット (★はおすすめ) | 内容 |
|---|---|
| ★] or [ | スレッドをアーカイブして前(または次)に移動 |
| e | アーカイブする |
| u | スレッドリストに移動 |
| Shift+u | メールを未読にする |
| #(Shift+3) | メールの削除 |
| !(Shift+1) | メールを迷惑メールとして報告 |
| ★/ | 検索フォームにカーソルを合わせる |
| ; | スレッド全体を展開する |
| ?(Shift+/) | ショートカット一覧を表示 |
ChromeブラウザはWindows上で実行されるアプリであるのに対し、Gmailは言わばブラウザ“内”で実行されるアプリのため、ショートカットの実行形態はかなり異なります。まずGmailの設定画面で、ショートカット機能をオンにしておかないと、大半が実行できません。
傾向としては、Ctrlキーやファンクションキー(F1~F12)の出番が少なく、文字キー単押しが中心です。Windows風ショートカットに慣れている方ほど、面食らうかもしれません。「gを押し、離してから○○」のような、さらに複雑な操作もありますが、今回は紹介を見送りました。なおGmailのショートカットはChromeの専売特許ではなく、EdgeやFirefoxでも基本的に動作します。
では、GmailのWebサイトを開くと、この段階でまずカーソルキー上下でスレッド一覧を上下に移動できますので、どれか1つを選んでEnter。すると対象のメールが開きます。
未読メールが複数あり、そのすべてを順に開いていき、返信せず単にアーカイブする(メインのスレッド一覧に表示させなくする)としましょう。この場合、“[”と“]”が威力を発揮します。 “[”か“]”いずれかのキーを押すとアーカイブが実行され、即座に次のメールが開かれます 。
これが実に快適。マウスでアーカイブボタンをクリックすると基本的にはスレッド一覧に戻りますが、これがスキップされるのですから、その分だけ時短になります。日本語配列なら“[”と“]”キーはEnterキーの真横にあり、実は押しやすいキーだというのもポイント。疑り深い方も、騙されたと思って一度お試しを。
次のメールを開かずスレッド一覧に戻るのがお好みであればe、アーカイブもしたくなければu、未読のまま戻りたければShift+uが使えます。 そこでスレッド一覧に戻って、再びカーソルキーとEnterキーを操作するのも当然アリでしょう。
開いたメールに対するショートカットは大変豊富で、削除は“#”(実質的にはShift+3)でOK。“!”(同Shift+1)で迷惑メールとして報告する ことすらできます。カーソルキーを組み合わせれば、ほぼすべてのメール処理をマウスレスで完遂できるはずです。
返信だったり、アーカイブせずに次/前のメールへ遷移したりすることもできます。紹介数が多くなり過ぎるため、今回はスルーしましたが、習得モチベーションが高い方は、“?”(Shift+/)を押せばその場でショートカット一覧が表示されるので、ご活用ください。
Gmailの強みである検索を実行したい場合は、スレッド一覧なりメール本文なりを表示している状態で“/”を押しましょう 。画面上部の検索フォームに文字入力カーソルが移動します。カーソルキー操作だけではどうやら検索フォームを選択できないようなので、ぜひ覚えておきたいところです。
メールのやりとりが増え、1スレッドに10通近くのメールが連なってくると、Gmailでは自動的に一部メールが折りたたまれます。これはこれで親切なのですが、全体の流れを追いたいときもあるはず。 そのときは“;”です。折りたたまれている全メールが1発で展開されます。 メールのヘッダー部分をダブルクリックするより遥かにスピーディです。
ショートカットは一度覚えてしまえば、かなりの範囲で応用が利きます。本稿で紹介したChromeのショートカットは競合ブラウザでもほぼ有効ですし、F11の全画面表示はWindows 11のエクスプローラーとも共通です。
反対に、長年にわたって使われてきたショートカットも、その多くがChromeで使えます。印刷のCtrl+P(おそらくPrintのPでしょう)、検索のCtrl+F(FindのF?)、ファイル保存のCtrl+S(SaveのS?)は、Chromeでもほぼ期待通りに動作します。
Gmailのショートカットは少々特殊で、応用が利かない分、覚えるのに若干苦労するかもしれません。ただ、それだけに会得したときの効果はバツグンです。
まずは1つか2つでいいので、自分に関係のありそうなものを覚えるとよいでしょう。本文でも猛プッシュしましたが、ChromeならCtrl+T、Gmailなら“[”と“]”(あるいはeあたり)がおすすめです。最初は大変ですが、がんばりましょう! 中~上級者の方も、Gmailショートカットは意外と盲点なので、学び直すと発見が多くて楽しいですよ。























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