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macOS Tahoeで強化!「メッセージ」アプリで“受け取りたくないメッセージ”を減らそう
2025年12月25日 06:00
Macの「メッセージ」アプリで、受け取りたくないメッセージが届いて困っていませんか?最新のmacOS Tahoeの「メッセージ」アプリには、不明な差出人からのメッセージや迷惑メッセージを自動で振り分けてくれる便利な機能が用意されています。従来からある「ブロック」機能と併せて活用すれば、不要なメッセージに悩まされることなく、より快適に「メッセージ」を使えるようになります。
「不明な差出人をスクリーニング」を有効にする
macOS Tahoeの「メッセージ」アプリで新たに搭載された「不明な差出人をスクリーニング」は、既知としてマークした差出人や「連絡先」アプリに登録済みの人、過去にメッセージをやりとりした相手以外から届くメッセージを自動で仕分けてくれる便利な機能です。
機能を有効にするには、サイドバー上部の[フィルタ]ボタンから[フィルタリングを管理]をクリックし、[不明な差出人をスクリーニング]にチェックを入れるだけです。
設定後は、不明な差出人からのメッセージが[不明な差出人]フォルダに振り分けられ、通常のチャットリストには表示されず、通知も届かなくなります。
差出人が誰か分からないメッセージが頻繁に届いて困っている人には、とても便利な機能でしょう。
また、[不明な差出人をスクリーニング]の設定横にある[通知]を確認すると、初期設定では二段階認証などで送られる[確認コード]が有効になっているため、届いた通知を見逃す心配はありません。
不明な差出人からのメッセージは、サイドバー上部の[フィルタ]ボタンから[不明な差出人]をクリックすれば確認できます。
不明な差出人を「既知の差出人」に変更する
「不明な差出人をスクリーニング」では、チャットリストに表示されるべきメッセージが誤ってスクリーニングされることがあります。
そのような場合は、メッセージを開いて[既知としてマーク]をクリックするか、差出人を「連絡先」アプリに追加しましょう。
これにより既知の差出人に変更され、それ以降はその差出人からのメッセージがチャットリストに表示されます。
ただし近年は、実在する企業や知人からの連絡に見せかける「SMSスプーフィング」と呼ばれる手口が増えるなど、「メッセージ」を悪用したフィッシング詐欺が巧妙化しています。
「宅配の不在通知」や「銀行・クレジットカードの決済異常」など一見もっともらしい文面が届いたり、生成AIの普及によって文章だけでは真偽を判断しづらいケースも少なくありません。
そのため不明な差出人を「既知の差出人」として扱う際は、できるだけ慎重に判断するようにしましょう。
特に、メッセージに外部サイトへのリンクが含まれている場合は、むやみにクリックしないよう注意してください(不明な差出人からiMessageで送信されたリンクを開くには、まずその差出人を既知の差出人にする必要があります)。
「迷惑メッセージをフィルタ」機能を利用する
macOS Tahoeの「メッセージ」アプリには、新たに「迷惑メッセージをフィルタ」という機能も追加されています。
この機能は初期設定で有効になっており、検出された迷惑メッセージを自動的に[迷惑メッセージ]フォルダに移動し、チャットリストに表示されないようにしてくれます。
ただし、[不明な差出人をスクリーニング]と同じように、本来チャットリストに表示されるべきメッセージが誤って迷惑メッセージとして振り分けられることがあります。
誤ってスクリーニングされていないかを確認するには[フィルタ]ボタンから[迷惑メッセージ]を選択しましょう。
すると迷惑メッセージが一覧表示されるのでチェックし、もし迷惑メッセージではないものがあったら、メッセージを選択して[迷惑メッセージではない]をクリックします。
なお、迷惑メッセージと断定できなかったものは、通常のチャットリスト内に[迷惑メッセージの可能性]と表示されます。
その場合は差出人情報などを慎重に確認し、問題がなければ[既知としてマーク]を選びます。
あるいは差出人を「連絡先」アプリに登録するか、[削除]をクリックして削除しましょう。
不明な差出人や迷惑メッセージをAppleに報告する
[不明な差出人]フォルダや[迷惑メッセージ]フォルダに振り分けられたメッセージ、または迷惑メッセージと誤認識されたメッセージを削除するために[削除]ボタンをクリックすると、[削除]と[削除して迷惑メッセージを報告]という2つの選択肢が表示されます。
iMessageを使用している場合、ここで[削除して迷惑メッセージを報告]を選ぶと、その情報は通信事業者およびその関連会社と共有されるほか、差出人の情報とともにAppleに送信され、メッセージは削除されます。
報告後の処理状況をユーザが確認することはできませんが、この情報は今後のスクリーニング精度向上に役立つと考えられます。差出人の内容に応じて、適切に報告するとよいでしょう。
特定の連絡先を相手に知られないようブロックする
macOS Tahoeで追加された「不明な差出人をスクリーニング」や「迷惑メッセージをフィルタ」の機能を使えば、受け取りたくないメッセージに悩まされる機会を大幅に減らすことができます。
さらに「メッセージ」アプリで不要なメッセージを受け取らないようにするには、従来からあるブロック(着信拒否)機能も活用すると便利です。
特定の連絡先または電話番号を着信拒否に設定すれば、その人または番号からのメッセージが届かなくなります。
設定方法は簡単です。チャットを選択して[チャット]メニューから[メンバーをブロック]を選び、[ブロック]をクリックすれば、そのチャットを着信拒否できます。
Appleに迷惑メッセージを報告しても、差出人がメッセージを送信するのを防ぐことはできませんが、この方法で迷惑メッセージを着信拒否(ブロック)すれば受信しないで済みます。
また、明らかに迷惑メッセージではない場合でも、特定の連絡先や電話番号からのメッセージや着信を拒否したいときに有効です(相手が「グループチャット」に参加している場合を除く)。
ブロックしても、送信者側には自分のメッセージが拒否されていることは通知されないため、安心して利用できるのもメリットです。
































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