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AI対応で13.3型追加。多様な働き方に最適な新型レッツノート
2026年3月17日 13:52
パナソニックコネクトは3月16日、都内にて「レッツノート」新製品発表会を開催。モバイルワーカー向けの12.4型「SC7」、デスクワーカー向けの14型「FC7」に加え、新たにハイブリッドワーカー向けの13.3型「NC7」を発表した。
法人向けには、SC7およびFC7が4月より、NC7が秋頃より販売開始される。個人向けには、SC7とFC7が4月17日から店頭で、4月18日から公式通販サイト「Panasonic Store Plus」で販売される予定だ。個人向けのNC7販売については、市場の動向やユーザーからの反応を見て検討するという。
構成の例として、OSにWindows 11 Pro、CPUにCore Ultra 5 325、メモリに16GB、ストレージに512GB SSDを搭載したSC7の価格が29万8,100円など。
4月14日13時まで限定で、「新商品発売記念セール」としてSSD 4TBカスタマイズ1万円オフや2TBカスタマイズ5,000円オフが受けられるほか、公式サイトでのクイズに答えることで一部機種が1万円オフになるクーポン券が受け取れる。
また、SC7、FC7それぞれ先着200台限定で、オリジナル本革ケースを、合わせて先着50台限定でオリジナル名刺ケースをプレゼント中だ。
ほかにも限定プレゼントや1万円キャッシュバックキャンペーン、短納期カスタマイズなど複数のキャンペーンが用意されている。
発表会では、同社代表取締役社長の樋口泰行氏、同社執行役員の山本清高氏、プロジェクトマネージャーの堀直樹氏、ダイレクターの重野敬人氏らが登壇し、レッツノート新ラインナップの製品特長や販売方針について説明した。
今回発表された3モデルは、脱コロナ禍後のハイブリッドワークが一般化した法人をターゲットに、「IT管理者の工数を削減する」ことができる製品であるとうたう。さらに、AIにより加速するビジネスシーンでの機会損失を防げる「ビジネスを止めない」PCだという。
「ビジネスを止めない」AI時代のPC
ビジネスにおけるAI活用が一般化した今、わずかな機会損失が大きな差につながる可能性があるという。それを防ぐべく、今年(2026年)で30周年を迎えるレッツノートブランドが長年培ってきた頑丈さ、軽量さ、長時間駆動などについてしっかりと継承、あるいは進化している。
ハードウェア面では、プロセッサにCore Ultraシリーズ3を搭載した。NPUを内蔵し、レッツノートとして初めてのCopilot+ PC対応となる。プロセッサの変更により、SC7ではバッテリ駆動時間が約17.7時間、前世代比でおよそ1.4倍に大きく延びている。FC7は約14.8時間、NC7については現在測定中だという。
高性能の長時間維持と省電力化に寄与する独自の冷却機構「Maxperformer」は前世代から特段の変更なく続投している。プロセッサの消費電力/発熱自体が前世代比で穏やかになっているため、高負荷動作の連続稼働時間についても前世代より向上しているといえる。
給電はUSB PDのほか、これまで通りのDCジャックからの16V給電に引き続き対応している。これにより、USB Type-Cがすべて埋まった状態でも充電が可能。USB PDでは最低65W、最大100Wで給電できる。
耐久面では、MIL-STD-810Hを元にした独自の耐久試験を実施している。筐体にはマグネシウム合金を採用したほか、動解析シミュレーションを活用して必要な箇所に絞って補強を加え、最低限の重量で最大限の強度を発揮するよう設計されている。
破損原因の中でも大部分を占めるという落下については、76cmの高さから、26通りの向きでの落下試験を実施、これに耐える強度を確認している。これにより、持ち運びや通常使用において想定される高さからの落下に対応できるという。
振動耐性にも注意が払われている。ビス1本1本に緩み止めの接着剤が塗布され、コネクタとケーブルの接続部はテープで補強されている。これにより、自動車や電車での移動を想定した、上下/左右/前後各1時間ずつの振動に耐える強度を確保したという。
導入/運用コストを激減させる「互換性」
働き方が多様化し、会社で使われるPCの種類や環境も同時に多様になった。これにより、異なるハードウェアやさまざまなトラブルへの対応が必要になり、IT管理者の負担となっている。レッツノートの導入により、必要な工数を削減し、この負担を軽減できるという。
工数削減は、モデル間の「互換性」を高めることで実現した。2025年5月に発表した「SC6」および「FC6」では、ほぼすべてのハード/ソフトが共通しているという互換性の高さを強みとしていた。
今回のモデルでも非常に高い互換性を引き継いでおり、ディスプレイのサイズに関わる部品以外は、3モデル間ですべてのハードウェア部品とソフトウェア、ドライバが統一された。これにより、導入時の検証が1機種分で済み、IT管理者の管理工数を大幅に削減可能だという。パナソニックコネクトの試算では、初期設定の工数を約53%、運用時の工数を約33%削減できるとしている。
さらに、パナソニックではBIOSなどのファームウェア、管理用の基盤アプリケーションとなる「Panasonic PC Hub」、そしてIT管理者向け業務支援ツール「Panasonic PC Control Suite」などすべてを自社開発した。これにより、ITツールでPCを効率的に管理可能になり、運用にかかる手間をさらに削減可能だという。また、SC6/FC6と今回の3モデルで共通のIT管理/設定が可能となっており、過去モデルを導入している会社が追加購入する場合にも利点がある。
SC6/FC6の発売以降、パナソニックコネクトには多くのIT管理者から工数削減に関する喜びの声が寄せられているという。今回のラインナップ追加で13型クラスのノートPCもレッツノートで統一可能になり、各サイズをまとめてレッツノートに買い替えることで強いシナジーを得られるとしている。
ブランド初のCopilot+ PC対応
上記の通り、今回の3モデルはレッツノートシリーズ初のCopilot+ PC対応製品である。NPU性能は前世代比で約3.8倍に向上、メモリ性能は約14%向上し、快適にAIが使用可能な性能を備えているという。
日本マイクロソフト平井健裕氏によるCopilot+ PCのAI機能実演では、リリース当初から大きく仕様が変わったという「リコール(プレビュー)」や、表形式の読み取り/入力に対応した「クリックして実行」などがSC7上で動作する様子が披露された。
社長トークセッション
発表会と併せて、インテル代表取締役社長の大野誠氏および日本マイクロソフト代表取締役社長の津坂美樹氏を招いての、AIに関するトークセッションが開かれた。
セッションでは、ビジネスへAIを導入する際の考え方や向き合い方について議論がなされた。AIの受容においては、ただテクノロジーとして既存のシステムに追加するのではなく、それでどう利益が上げられるのか、どう事業が変容し得るのかまで考え、AIを念頭に置いた構造改革が求められるという。そして、AIがまだ持たない要素として、人間の「五感」や、指示を与える側としての「リーダーシップ」を磨き活用することが今後さらに重要になると締められた。

























































