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Apple Intelligenceで超進化!macOS Tahoeの「リマインダー」の新機能をチェック
2025年12月22日 06:00
macOS Tahoeでは、システム全体に統合されたApple Intelligenceの進化によって標準アプリの使い勝手が大きく向上しています。中でも、日々のタスク管理に欠かせない「リマインダー」アプリには、これまで手作業で行なっていた入力や整理を自動化する強力な新機能が搭載されました。ここでは、macOS Tahoeの「リマインダー」の新機能を1つずつ詳しく紹介していきます。
文脈を理解してタスク化してくれる「リマインダーの提案」
macOS Tahoeの「リマインダー」に追加された目玉機能の1つが、Apple Intelligenceによる「リマインダーの提案」です。
これは、Webサイトの情報やメモの内容、メールの文面などをApple Intelligenceが解析し、ユーザにとって関連性の高いタスクやTo Doを自動で提案してくれる機能です。
通常、「リマインダー」のリストにタスクやTo Doを登録するには、1つずつ入力したり、ほかのアプリからコピー&ペーストしたりする必要があります。
しかし、この機能を使えば、そのような手間をかけることなく、簡単にリストに追加できます。
特に多くの人にとって便利だと感じられるのは、「Safari」での活用でしょう。
たとえばSafariで好みの料理レシピを見つけたとき、買い物で忘れないように必要な食材を1つずつリストに登録するのは、食材が多くなるほど面倒です。
そこで「リマインダーの提案」機能の出番です。Safariでレシピページを開いた状態で、ツールバーの[共有]ボタンから[リマインダー]を選択してみましょう。
するとApple Intelligenceによってページが解析され、必要な食材が自動でリストアップされます。
そしてあとは、必要な食材を個別に選択するか、[すべてを含む]ボタンをタップして全食材を選択したうえで[追加]ボタンを押せば、瞬時に買い物リストが出来上がります。
Apple Intelligenceが「これはリマインダーに登録すべき項目かも」と、あなたのしたいことを先回りして予測し、手助けしてくれる、実にAIらしいインテリジェントな機能と言えるでしょう。
散らかったリストでも一瞬で整理する「自動カテゴリ分け」
もう1つ、macOS Tahoeの「リマインダー」に追加された便利な機能が「自動カテゴリ分け」です。
「リマインダー」を使っていると、1つのリストの中にたくさんの項目が溜まってしまうことが多々あります。
そんなときに「セクション」を作成すれば、リスト内の項目をカテゴリごとに整理して見やすくできますが、これまでは項目を1つずつ手動でドラッグ&ドロップして分類する必要がありました。
しかし、新しい「自動カテゴリ分け」機能を使えば、そうした手間は一切かかりません。
リストを選択した状態でメニューバーの[ファイル]から[自動カテゴリ分け]を選択すると、Apple Intelligenceがリストの内容を解析し、適切なセクションを自動生成したうえで項目を振り分けてくれます。
個人的に、この機能のありがたさを特に実感しているのが、買い物をするときです。
たとえば、にんじんや牛乳、洗剤などと無造作に追加したリストがあるとしましょう。
そんなときにこの機能を使えば「日用品」や「食材」といったセクション(カテゴリ)が作成され、項目が自動的に整理されます。
その結果、売り場を行ったり来たりする必要がなくなり、実際の買い物が非常に効率的に行なえます。
ただし現時点では、食材が「日用品」に分類されてしまったりするなど「自動カテゴリ分け」はまだ完璧ではありません。
とはいえ、まずはApple Intelligenceに大まかな分類を自動で任せ、あとから誤っている項目だけを手動で移動すれば大きな時短につながります。
もし自動分類された結果が気に入らない場合は、再度メニューから[自動カテゴリ分け]を選択してから[削除]をクリックすれば、元のシンプルなリストに戻せます。
Spotlightからの作成やタイムゾーン対応などもサポート
macOS Tahoeの「リマインダー」にはここまで紹介した2つの目玉機能以外にも、日常の使い勝手を向上させる“ちょっと便利な”新機能も追加されています。
1つ目は、Spotlightからのリマインダー作成です。Spotlightの検索フィールドに「新規リマインダー」と入力し、そのあとリストに追加したい項目を入力すればそのまま登録できます。
作業の手を止めずにタスクを追加できるため、思いついたことを即座にリマインドするのに最適です。
2つ目は、リマインダーごとに「タイムゾーン」が設定できるようになったことです。
これまでリマインダーの通知は、現在地のタイムゾーンで行なわれていましたが、タスクごとに特定の時間帯(タイムゾーン)を指定できます。
海外の客先とのビデオ会議、旅行先での予定管理など、時差を考慮しなければならないシーンで威力を発揮します。
このように、macOS Tahoeの「リマインダー」にはさまざまな新機能が追加されています。
特にリストの作成が面倒で活用できていなかった人は負担なく使いこなせるようになるはずです。ぜひ、進化した「リマインダー」で日々のタスク管理を効率化してみてください。


























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