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ゲームコントローラを後付けできる異色の7型UMPC「OneGx1」

OneGx1

 ONE-NETBOOKの「OneGx1」は、7型の液晶を備えたゲーミングUMPC「OneGx1」の国内における予約受付を開始した。価格は98,780円からとなっている。今回、製品の予約開始に先立って早期プロトタイプをお借りできたので、レビューをしていきたい。

ONE-NETBOOKのなかでもデザインは随一なOneGx1

 一時期日本メーカーの相次ぐPC事業撤退でしぼんでいったUMPC市場だが、GPDが2016年に投入した「GPD WIN」以降、深センを中心としたPCメーカーによって再び盛り上がりつつある。いまやONE-NETBOOK、CHUWI、FFF SMART CONNECTED、ドン・キホーテなど、日本でも選択肢がそれなりにある。

 そのなかでもONE-NETBOOKは、とくに品質に注力してきたイメージがある。ソニーなどの日本の電機メーカーが好きでこの業界に入ってきたというJack Wang社長だが、もともとは別のブランドで2in1などのPCの製品を展開してきた。2018年に設立されたONE-NETBOOKは、それまでのPC開発のノウハウや品質への追求を一歩すすめた、こだわり抜いたブランドとして設立したものである。

 さらにそのなかでのOneGx1は、Wang社長が長年温めてきたゲーミングUMPCの構想を具現化したもの。側面から見ると平行四辺形に見える前後の斜めのカット、前から見ると六角形に見えるシェイプ、背面のハニカム構造の排気口、インターフェイス部の微妙なカットなど、デザインへのこだわりが見られる。また、キーボードには4つのゾーンでRGB LEDバックライトを用意し、7つの発光プリセットを用意。背面にはリング状のLEDイルミネーションを備えるなど、ゲーミングマシンの要素も取り入れている。

 それまでのOneMixシリーズといえば、基板や液晶やキーボードやインターフェイスなど、あらゆる要素を最小に詰めたらこうなりましたという、いわばシンプル・イズ・ベスト的なデザインで、ミニマリストには最適であった。一方でOneGx1はデザインや遊び要素をできるだけ詰め込んでおり、OneMixシリーズとは真逆の発想。ガジェット好きの心をくすぐる製品に仕上がっている。

製品パッケージ。小型なのにぎっしり詰め込まれた感じはある
本体天板はシンプルな一枚板。左右がやや曲がっているデザインとなっている
前面は六角形に見える。細かいドットパターンもあり、デザインにこだわっている。なお、左には1ドット分だけ穴が開けられており、マイクとなっているようだ
本体背面。ハニカムパターンの排気口があるが、そのなかはさらに別のパンチ穴が無数に空いた板で覆われている。インターフェイスはUSB Type-C×2(うち1基は電源兼用)、USB 3.0、3.5mm音声入出力
本体右側面はMicro HDMI出力のみ。平行四辺形的なフォルムで、スポーティーな形だ
本体左側面はNano SIMカードスロット兼microSDカードスロットを備える
見た目はまさにミニエイリアン?
キーボードのRGBバックライトは4つのゾーンに分かれて別々の色に光るようになっている。発光パターンや速度なども設定可能

7型筐体に7WのComet Lake-YやLTEを詰め込む

 同社はこれまでもComet Lake-Yを搭載した「OneMix 3 Pro」を投入してきたが、そちらは8.4型筐体で、面積的に余裕があった。一方でOneGx1は7型であり、熱設計はより厳しくなっている。しかもOneGx1の筐体はOneMix 2よりも横幅が狭くなっているので、一層高い熱設計が求められる。

 これに対処するため、OneGx1ではデュアルファンデザインを採用した。左右に大小の異なるファンを搭載し、背面両側から排熱する仕組みとなっている。大小の異なるファンを採用したのはスペースの問題からだろうが、共振を抑える意味でもこのデザインは有効だ。

 ファンはデフォルトでは温度に応じて回転数が変化するのだが、Fn+ポインティングデバイス無効キーでフル回転モード、Fn+xで静音モードとなる。フル回転ではそれなりの騒音があり、その要素の大半が軸音であるのがやや残念だが、7型であることを考えれば許容範囲だろう。ファン動作モードの違いで、電源LED(電源ボタン中央の1の数字)の色が変化するなど、芸が細かい。

OneMix(右)との比較
横幅は狭くなっているが奥行きは増えた
GPD WIN 2(右)との比較。サイズではWIN 2に軍配があがる
GPD WIN Max(右)との比較。さすがにふた周りほどOneGx1のほうが小さい
ファン標準モード時はブルーに光る電源LED
静音モード時は水色になる
フル回転モード時は黄色だ

 いずれのモードでも、動作中はとくに左側面を中心にそれなりの熱を帯びてくるので、両手で持って使うスタイルには適していない。後述するコントローラを取りつければ、熱とは無縁になるので問題ないが、本体単体で使うのであれば机において使うのが無難だ。キーボードはアイソレーションタイプではなくなっているので、フレームに手があたって熱く感じるようなことはない。

 本機は後部のハニカム排気口内部に、無数のパンチ穴が開けられた板があり、ファンから排出された熱の一部を遮ってしまっている。なぜこの構造になっているのか副社長のJason Zeng氏に尋ねたところ、電子機器設計に関するガイダンスに従い、電子部品が見える部分については開口部の直径を1mm以下に抑えたため、とのことだった。おそらくEMI防止のためだろう。

 ではなぜほかのPCがもっと大きい開口部を設けられているのかというと、ヒートシンクは電子部品に当たらないため、その部分に関しては規定外となるとのことだ。OneGx1は後部にヒートシンク以外の電子部品があるため、パンチ穴が開いた板で遮らなければならないとのこと。ヒートシンク部については遮る必要がなかったが、デザイン統一のためとのことだ。

本体内部。ファンブレード枚数は大きい方が19枚、小さい方が13枚で、いずれも素数なので共振を抑えている
排気口は中にパンチ穴が開けられた板が入っているのだが、EMI対策だろう

 本機ではComet Lake-Yのみならず、M.2スロット(およびNano SIMスロット)を用意しており、4G/5Gモジュール、またはSSDを搭載可能になっている。これも従来のOneMixシリーズでは実現できなかったポイントであり(OneMix 3無印のみM.2スロットがあるが、SATA SSDのみの対応)、他社製品に対するアドバンテージだ。上で述べているシールドも、4G/5Gモジュールへの配慮かもしれない。

 なお、日本国内では5Gモジュール搭載やSSD増設モデルの予定はない。メモリおよび内蔵SSDは標準で8GB/256GBか(直販価格は98,780円)、16GB/512GBか(同119,680円)となっている。4Gモジュール搭載モデルは、前者が109,780円(+11,000円)、後者が128,480円(+8,800円)。この程度の差なら全部入りを買ったほうが幸せになれるだろう。

 OneGx1ではOneMix 2の2in1機構が省かれているが、もともとOneMix 2でもタブレットモードとクラムシェルモードを自動で切り替えるContinuumセンサーがなかったため、ペン入力を目的とする以外ではそれほど実用的ではなかった。これをバッサリ省いたのも致し方がない。その一方で、指紋センサーまで省いてしまったのは残念だ。重量は実測で642gと、OneMix 3に近い感じだ。

本体の重量は642g。OneMix 2よりだいぶ重いが、OneMix 3よりは軽い。12,000mAhバッテリやデュアルファン、Comet Lake-Yの搭載を考えるとかなり健闘していると言えよう

キーボードの使い勝手は向上

 キーボードは先述のとおり非アイソレーションタイプとなった。このため、OneMix 2よりは筐体の幅が1cmほど狭くなっているのにもかかわらず、配列に関してはより自然なものとなっている。

 自然と言っても、とくに右手で使われる記号キーは最上段やカーソルキーの左側に置かれていたりするので、UMPCならではの窮屈な配置であることには変わりないのだが、Qの列とAの列の関係が、従来の半キーずらしから、4分の1キーずらしとなり、Qキーの隣に新たにTabが加わった。これにより、W/A/S/D操作における窮屈さはかなり解消され、Alt+Tabによるタスク切り替えもデスクトップPCと遜色なく行なえるようになった。

 ただ、筆者が入手したのが英語版キーボードであるのだが、実際の日本語配列は下のようになる。ご覧のとおり英語版とはまったく違う使い勝手となるのだ。まず、英語版では最上段が音量調節などのホットキーや記号キーだったのだが、F2~F10のファンクションキーに差し替えられた。これにより、ファンクションキーを多用する日本語入力が行ないやすくなっている。F1キーだけFn+ESCとなるが、上級者ならF1キー(ほぼヘルプ)はほぼ使わないので、これはなかなかの英断とも言える。

 英語版のTabが半角/全角、Caps LockがTabになっているところは、賛否両論かもしれない。ただCaps LockはAキーに近く、ゲーム内の左移動でCaps Lockを間違えて押下し、日本語入力がオンになって「あああ……」と慌てるよりはTabキーのほうがまだいい、という判断からだろう。英語と日本語のどちらがいいか甲乙つけがたいが、日本語入力とゲームプレイを考慮すれば後者に一票入れたいところである。

キーボード。アイソレーションタイプではなくなり、配列も自然へと一歩近づいた
これが決定された日本語配列。ファンクションキーが独立するなど、日本語入力への配慮がなされている

 キーピッチは14mmと、ギリギリタッチタイプできるサイズ。さすがこのあたりはOneMix 2に劣るが、配列では有利なので、総合的に評価するならOneGx1のほうがストレスが少ないと思う。ストロークなどについては公表していないが、実際に入力していてストレスに感じることはなかった。ちなみにキーボードはApple製品と同じ製造元とのこと。なお、バックライトの発光の変更はキーボードのショートカットで行なうようになっている。

 ポインティングデバイスは従来どおり、タッチパネルに加えて光学式ポインティングデバイスが用意されている。このあたりはサイズの関係からこれ以上求めるのは難しいかもしれない。

 液晶もOneMix 2などと同様、1,920×1,200ドット表示対応の7型ポートレートタイプ。ドライバによる回転のため、フルスクリーン表示を行なうDirectX 8.1以前の古いタイプのゲームでは対応できず、ウィンドウ化するといった工夫が必要。一方、輝度や視野角、色味などは文句のつけようがなく、さすが液晶という部品レベルまで品質にこだわったONE-NETBOOKといった感じである。

 なおACアダプタは45WのUSB PD充電に対応したタイプとなった。OneMix 3では30Wまでしか対応できなかったが、本機では45Wまで引き上げている。12,000mAhの大容量バッテリを内蔵しているのだから、対応は必至だったのだろう。

液晶は1,920×1,200ドットのWUXGA 7型。発色や視野角については文句のつけようがない
キーピッチは14mmとなっている
ポインティングデバイスは光学式。使い勝手についてはOneMix 3のそれに準じる
付属のACアダプタとケーブル。45Wの出力に対応したのがトピックだ

2人でプレイできる左右分離コントローラ

 OneGx1の面白いところは、別売りの無線コントローラ(5,280円)取り付けられる点だ。本体左右にはコントローラをスライドして固定するためのレールが用意されており、そこにコントローラを装着する。接続は独自の無線規格となっているため、接点などはなく、本体とは独立して操作できる点もユニーク。

 このあたりもGPD WINシリーズと差別化が図られている印象だ。GPD WINはコントローラが取り外せないためゲーム機の要素が強いが、OneGx1は普段威張れるビジネスマシンとして使い、オフタイムにゲームもプレイできるマシンとして使える、別の意味での2in1なのである。

 コントローラだが、丸みを帯びたエルゴノミクス形状のため、PCと合体したときのホールド感はWIN Maxより上だ。ただその分厚みは増すし、フットプリントもWIN Maxより大きくなるのが難点。とは言え、軽さとホールド性ではアドバンテージがあるし、先述のとおり熱とは無縁になるので、ゲームプレイなら十分快適だろう。

コントローラを取り付けた状態

 何も考えずにコントローラの電源だけ投入すると、自動的に本体とペアリングされ「Xbox 360 Controller for Windows」として利用できる。ニンテンドースイッチのように左右を独立させ、2人で協力/対戦プレイするモードもある。このモードを利用するためには、まずL3/R3(アナログパッド押下)を押しながら電源ボタンを3秒長押しする。するとBluetoothコントローラとして「L-HID」、「R-HID」として認識されるので、手動でWindowsの設定を使ってペアリングするといった手順を踏む。

 Bluetoothコントローラとして使った場合、アナログパッドはPOVハットスイッチという扱いになる。ゲームによっては再割り当てが必要になるだろう。PCゲーム自体、格闘ゲーム以外で2人協力プレイや2人対戦プレイに対応するタイトルは少なく、本機のスペック+主要4ボタン(L/Rボタンも使えるが、位置的に常用には難しい)でプレイできるタイトルとなるとさらに限られるのだが、面白い試みである。ちなみにこのコントローラは、Back+Startボタンを3秒間長押しするとDinputモードに切り替えられる。ゲームによってはこちらのほうが適している場合もあるだろう。

 肝心な使い勝手だが、ややチープな印象だった。アナログパッドはWIN Maxほどスムーズではないし、ボタンを押下したときの剛性もやや物足りなく感じる。とは言え、ゲームを楽しむには支障のないレベルだ。このあたりはプロトタイプ版なので、あくまでも参考とされたい。

 バッテリは内蔵されているタイプで、底面のカバーに隠されたUSB Type-C経由で充電する仕組み。Type-Cで充電できるという点では評価できるが、問題はPC本体への充電も含めて3本もケーブルを用意しなければならなくなる点だろう。充電だけは接点でいいので、PC本体から直接給電できる仕組みがほしかったところだ。

別売りになる見込みのコントローラ(ただ、6月29日先行予約者に対しては限定で付属)
レールに従って本体にスライドして取り付ける
コントローラを取り付けたときの重量は756gとなっている
ただし筐体自体はWIN Maxより大きくなる

7型としては最高の性能。3Dゲームはストリーミングで

 最後にベンチマークを一通り行なって評価を終えよう。テストに使用したのは「PCMark10」、「3DMark」、「ドラゴンクエストXベンチマーク」、「ファイナルファンタジーXIV」、「CINEBENCH R20」だ。比較用としてWIN MaxとWIN 2の結果も並べてある。

OneGx1GPD WIN Max
(PL1=25W)
GPD WIN 2
PCMark10
PCMark10 Score3,0734,1352,594
Essentials7,2848,9155,834
App Start-up Score8,80311,8566,413
Video Conferencing Score6,3707,4985,090
Web Browsing Score6,8927,9726,086
Productivity4,4815,5794,461
Spreadsheets Score6,6654,7885,410
Writing Score3,0136,5013,679
Digital Content Creation2,4133,8591,822
Photo Editing Score3,0634,9062,463
Rendering and Visualization Score1,5072,719951
Video Editing Score3,0454,3112,586
3DMark
Fire Strike9142,665920
Graphics score1,0012,8511,016
Physics score6,62010,9064,389
Combined score3111,017319
Night Raid4,1689,8753,784
Graphics score4,23111,0474,306
CPU score3,8496,1682,244
Sky Diver3,6539,2983,419
Graphics score3,4349,4173,356
Physics score5,8568,7733,809
Combined score3,3719,2563,376
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 1,920×1,200ドット3,290未計測未計測
最高品質 1,280×720ドット6,320未計測5,942
最高品質1,280×800ドット未計測12,030計測不可
標準品質1,920×1,200ドット4,081未計測未計測
標準品質1,280×720ドット7,371未計測6,456
標準品質1,280×800ドット未計測12,129未計測
ファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
ノートPC標準品質1,280×720ドット)3,2486,4832,907
デスクトップPC標準品質1,280×720ドット)3,0074,4472,956
CINEBENCH R20
CPU9821,304611

 結果を見ればわかるとおり、OneGx1の性能はWIN 2よりは上だがWIN Maxにはおよばないという、当たり前のスコアとなった。Core i5-10210YはCore m3-8100Yよりコアが2つ多いので、とくにCPUについては負荷がかかる項目では有利だが、GPUに関しては性能向上が見られない。

 一方WIN MaxではGPUが非常に強力なCore i5-1065G7を搭載しているほか、そもそもTDPを25Wに設定できて性能に余裕があるので、PCMark10で1,000ほどスコアに差をつけていて、3D性能も圧倒している。ローカルで3Dゲームのプレイが前提なら、WIN Maxを選ぶべきだ。

 しかしOneGx1で評価したいのは、7型というサイズでこのスコアを実現している点で、フットプリントには代えがたい価値があると考えている。OneGx1は間違いなく世界最小で最速のUMPCなのだ。

 もちろん、3Dゲームのプレイには限界があるのだが、ビジネスのシーンではほぼストレスなく使え、その上で2Dのゲームをメインに楽しみつつ、重い3DゲームはSteamのストリーミングなり、LTE対応版でGeForce NOWなりを使って楽しむといった使い方のほうが、本製品の使い方にマッチしているのではないかと思う。

 なお、SSDに関してはPCI Express接続のマイクロSSDを採用していると謳われているが、実際に計測したところほぼSATA SSDクラスの性能であった。おそらく発熱を抑えるためだろう。ただし実用十分だし、このおかげで省電力性を80%改善しているとのことだ。

 バッテリは、輝度50%、テールランプオン、キーボードバックライトオン(ただし無入力のときは自動的にオフになるので実質オフ)の設定下で、PCMark10のModern Officeを計測したところ、5時間36分稼働した。一般的なモバイルノートよりは短いが、OneMix 2と比較すると約1時間長い計算で、7型の割にはかなり健闘していると言っていい。

ガジェット好きのためのUMPC

 UMPCも選択肢がかなり増えてきているなか、OneGx1はガジェット好きの心をもっともくすぐるデバイスだと思う。細部までこだわったデザイン、精密なCNC仕上げの筐体、頑張ってゲーミングPCっぽくあっちこっちLEDで光らせようとしている点に加え、7型史上最高の性能を実現するなど、中身でも外観でもギークを唸らせる完成度となっている。

 願わくば、インタビューのときに公言していたTiger Lakeをいきなり搭載して「ウホッ、いいパソコン」と思わせてくれるとさらに良かったが、OneMix(初代)→OneMix 2、OneMix 3→OneMix 3 Proと、同じ筐体で半年ごとにCPUをリフレッシュしている同社のこれまでのチック・タックロードマップを見ると、きっとOneGx1もそういう戦略を踏襲しているのであろう。

 ただ、OneGx1の筐体を一度でも見てしまうと、Tiger Lakeを待たずとも購入したくなる衝動に駆られてしまうに違いない。ゲーミングは、宅内ならSteamのストリーミングプレイ、外出先なら4Gを使ってこれから浸透するクラウドに任せてみるのもありかな……などと思えてしまう。それぐらいに心を動かされた、完成度が高いUMPCなのだ。