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Pixelにリアルタイムでの詐欺検出機能。花粉トラッカーは日本でも利用可能に

AIを使った詐欺検出機能

 Googleは4日、スマートフォン「Pixel」シリーズ向けの新機能追加アップデートとなる「Pixel Feature Drop」を提供開始した。AI関連の新機能が複数実装されるほか、Pixel Screenshots、Pixel AIによる天気予報/花粉トラッカー、レコーダーアプリでの録音内容の要約といった既存の機能が日本語環境でも利用可能になる。

 AI関連機能では、AIを使った詐欺検出機能を実装。音声通話中やメッセージアプリで利用でき、会話パターンをリアルタイムで分析して、詐欺が疑われる場合にはユーザーに通知する。処理はGemini Nanoを使ってオンデバイスで行なわれ、プライバシーを保護しつつ、ユーザーを脅威から守れるとする。

天気アプリで利用可能になる花粉トラッカー(画面の一番下)

 また、スクリーンショットに含まれる情報の検索を可能にするPixel Screenshotsは、仕事用プロフィールでも使えるようになるほか、コレクションの自動提案機能を追加。AI画像生成のPixel Studioも搭載される。

 さらに、AIチャットボットのGemini LiveがGemini 2.0 Flashベースにアップグレードされ、理解力と多言語での会話を改善。言語設定を変更することなく、45以上の言語を組み合わせて会話が可能となる。Gemini Advancedを利用し、カメラや画面の内容をリアルタイムでAIに尋ねることができるLive video、Screen sharingも使えるようになる。

 そのほか、ほかのPixelやGoProなどと接続し、複数カメラを使ったライブ配信を可能にするConnected Cameras、Pixel Foldのデュアルスクリーンプレビューにおけるビデオ録画のサポートなども実装される。

Pixel Screenshotsにはコレクションの自動提案機能が加わる
Pixel Studio
Connected Cameras

 あわせてPixel Watch向けには、脈拍停止検出機能(米国のみ)、月経の管理機能、歩数計測の精度向上、おやすみ時間モードの追加(Watch 2向け)といったアップデートが提供される。

脈拍停止検出機能。検出から応答がなければ自動で緊急通報も行なう
What If New Never Got Old? | March '25 Pixel Drop