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7型ゲーミングUMPC「OneGx1 Pro」の予約が本日開始。初回は税別14万2,800円から

~先着500名には専用ゲームコントローラをプレゼント

OneGx1 Pro

 株式会社テックワンは15日、来年(2021年)1月31日発売のONE-NETBOOK Technology製7型UMPC「OneGx1 Pro」の予約受付を本日より開始した。通常価格は512GB版が税別16万8,000円からで、来年1月11日まで先行予約価格として15%引きの税別14万2,800円で販売。また、先着500名には専用ゲームコントローラと、フェイクレザー製のオリジナルキャリーケースを提供する。

 512GB版のほかに、1TB版もありそちらは税別17万8,000円(先行予約価格15万2,800円)で、4G対応512GB版も1TB版と同じ価格で販売。さらに、2月下旬発売予定の5G対応512GBは20万8,000円(同17万6,800円)となる。

 予約受付の開始にともない、テックワンは都内でオフライン発表会を開催し、OneGx1 Proの実機展示や、来年春発売予定とする10.1型モバイルノート「OneMix 4」の情報を少しだけ公開した。

 OneGx1 Proについてはすでに別記事(Tiger Lake搭載7型UMPC「OneGx1 Pro」、スペックを公開)にあるとおり、ONE-NETBOOK Technologyが情報を公開しているが、Core i5-10210Yを搭載する「OneGx1」の上位モデルとなり、第11世代CoreプロセッサのCore i7-1160G7を搭載するのが大きな違い。

 Core i7-1160G7はIntelの新世代GPU「Iris Graphics Xe」を実装しており、これまでの内蔵GPUよりもグラフィックス性能が飛躍的に向上している。発表会では実際にOneGx1 Proで、ストリーファイターVやモンスターハンターワールド: アイスボーンを快適にプレイするデモンストレーションも行なわれ、その性能をアピールしていた。

 第11世代Coreになったことで、メモリもLPDDR4X -4266に代わり、グラフィックス性能の向上などに寄与。インターフェイス周りでは汎用ポートがUSB 3.0からUSB 4.0へ変わったといった変化も見られる。

 筐体はそのままで、アルミニウム合金CNC削り出しの高級感のある筐体や、冷却能力の高いデュアルファンヒートパイプシステムも備える。

OneGx1 Pro
キーボードのレイアウト(写真は英語版)
背面にはUSB 4.0×2とUSB 3.0のほか、イヤフォンジャック
Micro HDMI
SIMスロット
コントローラ接続時の側面
コントローラのボタンとスティック
ストリーファイターVとモンスターハンターワールド: アイスボーンを動作させている様子

【追記】初出時に上の写真でSIMスロットをmicroSDカードスロットとしておりましたが、メーカーの仕様変更により、Wi-Fi版であってもmicroSDは使用できなくなりました。

OneGx1 Proの特徴
【表】OneGx1 Proのスペック
CPUCore i7-1160G7(4コア/8スレッド、最大4.4GHz、Iris Graphics Xe)
メモリLPDDR4X-4266 16GB
ストレージNVMe SSD 512GB/1TB ※1基のM.2 2242スロットあり
ディスプレイ7型(1,920×1,200ドット) 10点タッチ対応
OSWindows 10 Home
無線機能Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.0
汎用ポートUSB 4.0×2(Type-C、USB PD対応)、USB 3.0
映像出力Micro HDMI
カードスロット-
バッテリ12,000mAh
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)173×136×21mm
重量623g

 説明会に登壇したテックワン代表取締役の中林秀仁氏は日本で発売されるOneGx1 Proについて、キーボードが日本語配列に対応しているだけでなく、打ちやすさを重視したレイアウトとなっており、要求水準の高い日本においても問題のなく使用できることなどをアピールした。

 なお、同じく第11世代Coreを搭載する10.1型の「OneMix 4」については、オンラインでONE-NETBOOK Technologyで社長を務めるJack Wang氏が登壇し、非常に限定的な情報のほか、試作機の写真を紹介した。

テックワン代表取締役の中林秀仁氏
ONE-NETBOOK Technology社長のJack Wang氏

 同氏はこれまで8型以下のUMPCを意欲的に展開していたのに対し、10.1型というモバイルノートクラスの製品を投入する決断をした理由の1つとして、7型を使っているユーザーからもっと高性能なものを求められたことなどが、10.1型のOneMix 4を開発するきっかけの1つになったと語った。

公開されたOneMix 4の写真
同じ10型クラスとして、レッツノートRZやSurface Go2とフットプリントを比較

 10.1型のモバイルノートとしては最小のフットプリントとし、同じ10.1型のレッツノートRZよりも22%小さいことなどもアピールした。重量は760gほどを目指しているとのこと。OneMix 4は360度回転するヒンジを備えており、2in1としての性格も備えている。CPUはOneGx1 Proと同じく、第11世代Coreプロセッサを搭載し、発売は来年の春になるとのことだ。


 このほか、会場ではエンジニア向け7型UMPCの「ONE-NETBOOK A1」や国内では展開されてない、OneGx1 Proのガンダムコラボモデルが展示されていた。

ONE-NETBOOK A1
OneGx1 Proのガンダムモデル