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モンハンにも最適。ボタンを入れ替えできるポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」
2025年3月5日 19:27
天空は5日、初のモジュール着脱式コントローラを採用した7型ポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」を発表した。予約受け付けを開始し、6月中旬に発売する。価格はRyzen 7 8840U搭載モデルが15万9,600円、Ryzen AI 9 HX 370搭載モデルが21万1,850円から。
6月10日まではキャンペーン予約特価として、本体が5%オフ、コントローラモジュールが50%オフ、専用ハードケースが10%オフとなるほか、液晶保護フィルムとジョイスティックキャップがプレゼントされる。
本稿では、同日に行なわれた報道者向け発表会の様子をお届けする。製品の仕様については既報を参照されたい。
AYANEO 3は最大の特徴として、ポータブルゲーミングPCとしては初となる、着脱式のモジュール設計「Magic Module」をコントローラ部分に採用する。本機能により、十字キーやアナログジョイスティック、タッチパッドなどを自由に選択できる。
モジュールは上下逆に装着できるほか、各ボタンの位置や向きの変更も可能で、全56種類のレイアウトを実現する。デフォルトのXboxライクな配置から、PlayStation Portable(PSP)ライクや格闘ゲーム向けの配置など、ユーザーの好みに合わせたコントローラに変更できる。
性能面では、AC電源接続時に最大35WのTDPを発揮し、同社のポータブルゲーミングPCの中でも最高水準だという。バッテリマネジメント機能も改善され、バイパス充電やいたわり充電をサポートする。
これにより、eGPUドックと組み合わせた長時間プレイでも発熱を抑え、通常のゲーミングPC並みのパフォーマンスを発揮するとしている。
ディスプレイは、7型フルHD(1,920×1,080ドット)の144Hz対応有機ELまたは120Hz対応液晶の2種類を用意する。
トリガー部分も改良されており、AYANEO初のリミットトリガー設計「アジャイルホールトリガー」を採用する。本設計により、トリガーのストロークをレーシングゲーム向けの7.5mmまたはFPS向けの3mmに切り替えられる。
また、GuliKit Technologyと共同開発した磁気サスペンション振動モーターも備え、リニアおよびローターモーターの両方の振動モードをサポートし、リアルで繊細な触覚フィードバックを楽しめるという。
サウンド面では、本体前面にデュアルスマートアンプスピーカーを搭載し、ポータブルスピーカーレベルの音量/音質を実現すると謳っている。
このほか、独自ソフト「AYASpace」では、新機能としてワンクリックでゲームを一時停止できる独自の「SnowFiled」を搭載する。
カラーは、スターリーブラック、スカイホワイト、レトロパワーの3色を展開する。各モデルの主な仕様および価格は以下の通り。
- Ryzen 7 8840U/32GBメモリ/1TB SSD/有機ELモデル:16万8,000円
- Ryzen AI 9 HX 370/32GBメモリ/1TB SSD/有機ELモデル:22万3,000円
- Ryzen AI 9 HX 370/64GBメモリ/2TB SSD/有機ELモデル:27万8,000円
- Ryzen AI 9 HX 370/64GBメモリ/4TB SSD/有機ELモデル:31万8,000円
- Ryzen AI 9 HX 370/64GBメモリ/2TB SSD/液晶モデル:28万8,000円
発表会では、実機展示のほか、AYANEO 3でハンティングアクションゲーム「モンスターハンターワイルズ」をプレイするデモも行なわれた。