レビュー

細くても高性能なゲーミングPC「BRIX GAMING UHD」をフォトレビュー

~ギッシリと整然な内部構造に見どころアリ

BRIX GAMING UHD

 GIGABYTEのBRIXシリーズと言えば、お弁当箱タイプの小型PCというイメージが強いが、国内で11月に発売された「BRIX GAMING UHD」に関しては、スタンダードなBRIXとは一線を画す縦長デザインが特徴となっている。

 高さは220mmで縦に長いのは確かだが、幅と奥行きは110mmしかない。しかもディスクリートGPUとして「GeForce GTX 950」を搭載している。CPUはモバイル向けでは高性能クラスの「Core i7-6700HQ」だ。コンパクトなゲーミングPCながら高い性能を秘めていることが分かる。

 メモリやストレージ、OSを搭載しないベアボーンPCであるため、これらは別途用意する必要がある。メモリはDDR4-2133のSO-DIMMを2基(最大32GB)設置可能。ストレージはSATA 6Gbps以外に、PCI Express接続のM.2 2280スロットがあり、お金に余裕があれば高速アクセスを実現できる。

 11cm四方の筐体にどうやってこれだけの構成を詰め込めるのか。BRIX GAMING UHDを借りる機会を得たので、フォトレビューでお届けしたい。スペックについてはこちらの記事を参照して欲しい。

正面
背面
左側面
右側面
幅は約11cm
電源を入れるとLEDライトが天板の側面から漏れ出てくる
底面には4つのネジがあり、ここを外して内部にアクセスする
カバーを開けるとファンがある
底面のカバーを外したら、側面のカバーを外せるようになる
ヒートパイプを備えたGPUクーラー
2.5インチシャドウベイ
メモリスロットなどにアクセスするには2.5インチシャドウベイのフレームにある2つのネジを外す
基板同士を接続しているケーブルを外す
基板を持ち上げると電源ケーブルが2つ繋がっているのでこれも外す
電源ケーブルは短いので注意したい
基板を取り外すことができた
こちらはCPU用のヒートシンク。GPUともども底面のファンとヒートシンクのみで冷却している
ヒートシンクの面積はかなり大きい
CPUが載っている基板はライザカードのように別の基板に接続されている
CPUなどが搭載された基板を外すと、SO-DIMMスロットとM.2スロットにアクセスできるようになる
左側にWi-Fiモジュール。その奥にSATA/PCIeインターフェイスのM.2スロット
基板の右側にもM.2スロット。こちらはPCIe接続のみ
GeForce GTX 950を冷やすためのGPUクーラー
底面のファン
ACアダプタはかなり大型
出力は200W近い
無線LANのアンテナ。IEEE 802.11acとBluetooth 4.2に対応